光りの「カナタニ」行くぞ!

日本の政治・経済・国防につてい情報発信します!
アジア情勢について情報発信します!
よろしく

在韓米軍の司令部が移転 移転しても大丈夫か?

2018年06月30日 06時19分37秒 | 日記

これだけ知っトクNews(6月30日版) 在韓米軍の司令部が移転 移転しても大丈夫か?

 「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 在韓米軍の司令部が移転 移転しても大丈夫か?
  • (2) 働き方改革関連法が成立し、残業時間を規制 働き方改革は憲法違反?
  • (3) 日本の民間ロケットが打ち上げに失敗 宇宙産業の活発化は日本を発展させる

 


本田圭佑が外国人記者に語った「犠牲心」と符合する、4年前の守護霊霊言

2018年06月30日 06時16分05秒 | 日記

本田圭佑が外国人記者に語った「犠牲心」と符合する、4年前の守護霊霊言

本田圭佑が外国人記者に語った「犠牲心」と符合する、4年前の守護霊霊言

 

 

ロシア・ワールドカップ(W杯)の1次リーグH組の最終節。日本代表はポーランドに負けはしたものの、セネガルにフェアプレーポイントで上回り、決勝トーナメント進出を決めた。

 

次の対戦相手は強豪ベルギーだが、いやが上にも期待が高まる。

 

中でも、途中出場ながら、セネガル戦で貴重な同点ゴールを決めたMF本田圭佑選手(パチューカ)は、3大会連続得点を達成。初戦のコロンビア戦でもアシストを記録した。3大会連続ゴール&アシストは1966年大会以降で6人目。イングランド代表のベッカムや、オランダ代表のロッベンなどが名を連ねる偉業だ。

 

3大会で4ゴール、3アシストは目を見張るものがあるが、常にその発言にも注目が集まる。セネガル戦の後、本田圭佑選手はこうツイートした。

 

「外国人の記者に日本の強みは? って聞かれて 犠牲心です。って答えた。 日本にはあかんとこも沢山あるけど、一方で他には逆立ちしても真似できひん美徳もありすぎて難しいのよね。あと美徳を英語で言うのがむずい。。」

 

日本の強みは犠牲心――。その真意はどこにあるのか。

 

 

2014年ブラジル大会直前に行われていた守護霊霊言

実は、前回ブラジル大会の開幕を直前に控えた2014年6月、大川隆法・幸福の科学総裁は、本田選手の守護霊(以下、本田守護霊)を招いて、思うところを語らせていた。

 

本人同様、守護霊も「ビッグマウス」ぶりを披露したが、サッカーを通じて得た「人生の教訓」、組織論、そして、国を背負う気持ちなど、話は多岐にわたり、「神秘的な本田語録」とも言うべき、金言・格言が飛び出した。

 

以下、当時、本田守護霊が語った内容の一部を抜粋して掲載する。

(※2014年6月12日付本欄の一部に加筆)。

 

◆               ◆              ◆

 

ビッグマウスの奥にある「みんなの恐怖心を背負う」気持ち

本田守護霊は、「ビッグマウス」の真意について、こう明かした。

 

追い込んでいるという考えもあるだろうけども、みんなの、何て言うか、不安感って言うか、失敗したときの辛さとか怖さとか恐怖心みたいなもの、それを背負おうとしている面もある。俺が責任とってやるって言っているのと一緒なので。高い目標を掲げたのは、俺なんだと。だから、途中で負けたり、失敗したり、マスコミに叩かれても、叩かれるのは俺なんだと

 

冒頭に、「日本の強みは犠牲心」という本田選手の発言を紹介したが、4年前の霊言の時点でも、そうした発言の背景にある思いを語っていた。

 

日本中が沸いて、もう1回、自信を取り戻すみたいなチャンス、国が大きく変わるチャンスなんで。それが11人の選手に任されてるっちゅうのは、すごい光栄なことじゃないですか。"特攻隊"としても、11人で『国の命運』を変えられるなら、すごいことだからねえ

 

日本人の士気を上げなきゃいけない。(2020年の東京)オリンピックまで時間があるので、それまでサッカーで、まず『気合』を入れたい」 (いずれも『サッカー日本代表エース 本田圭佑 守護霊インタビュー』所収)

 

これまで本田選手の言動は、サポーターやスポーツ関係者のみならず、幅広い層の日本人へのメッセージとなり、その心を揺さぶってきた。それは、一サッカー選手という役割を超え、多くの人々への「人生の教訓」になっている。

 

そして、本田守護霊のインタビューで飛び出した数々の「神秘的な本田語録」も、様々な形で多くの日本人の背中を押し、日本社会を前進させる推進力となるはずだ。

 

【関連書籍】

タイトル

幸福の科学出版 『サッカー日本代表エース 本田圭佑 守護霊インタビュー』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1182

 

【関連記事】

2014年6月12日付本欄 ワールドカップ 日本代表エース・本田圭佑のビッグマウスの真意に迫る 「11人で『国の命運』を変える」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=7976


働き方改革法成立 「労働は悪」なのか

2018年06月29日 06時25分00秒 | 日記

これだけ知っトクNews(6月29日版) 働き方改革法成立 「労働は悪」なのか

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 働き方改革法成立 「労働は悪」なのか
  • (2) 中国が東シナ海にまたガス田掘削船設置 いつでも軍事拠点に変わる危険性
  • (3) 7月に米露会談開催決定 トランプ氏の融和姿勢の目的は

 


ポンペオ米国務長官が「トランプ大統領の世界観」を語る

2018年06月29日 06時22分53秒 | 日記

ポンペオ米国務長官が「トランプ大統領の世界観」を語る

ポンペオ米国務長官が「トランプ大統領の世界観」を語る

 
マイク・ポンペオ米国務長官(写真は2014年)。

 

《本記事のポイント》

  • 「トランプ氏は、第二次大戦後の世界秩序のリセットが必要と考えてきた」
  •  オバマ氏とは異なる、トランプ氏のロシア観
  •  日本も未来志向の世界秩序の構築に協力すべき

 

トランプ米大統領の貿易政策や北朝鮮へのスタンスに対して、メインストリームメディアから批判が高まっている。

 

英フィナンシャル・タイムズ紙のコラムニストで、政治評論家フィリップ・スティーブンス氏は、「最大の脅威はトランプ氏によるアメリカの後退、という結論に行き着いてしまう」と指摘。日本のメディアも大方この論調だ。

 

だが、アメリカは本当に後退していくのだろうか。

 

この疑問に応えてくれるのが、政治学者のウォルター・ラッセル・ミード氏が行ったポンペオ国務長官のインタビューだ。26日付米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報じた。ポンペオ氏は「日々の仕事の中心は、大統領の考えを理解すること」と述べており、トランプ氏には「一貫した世界観」(coherent world view stance) があるという。

 

以下に、ポンペオ氏のインタビューをもとに、メインストリームメディアの批判が当たっているかを見ていこう。

 

 

世界秩序の破壊者ではなく、新たな秩序をつくろうとしている

まず、インタビューで注目すべきは、「トランプ大統領は、第二次世界大戦後の世界秩序のリセットが必要だと考えてきた」という発言である。

 

ポンペオ氏はこう語る。

 

「現在の国際秩序は、第二次大戦後に構築されたもので、当時はアメリカにとって理にかなっていた。だが、その仕組みは、地政学的な競争が再燃する中、アメリカに利益をもたらさない」

 

「トランプ大統領が国務省のチームに指示を出すときも、既存の体制やルールが、60年代、80年代、2000年代のアメリカにどのような影響を与えてきたかというよりも、2018年以降のアメリカのパワーにどう影響するのかという点を重視している」

 

つまり、トランプ氏は、既存のリベラルな世界秩序の破壊者というわけではなく、未来志向の立場から既存の秩序を見直しているということになる。

 

 

「テロ」よりも「大国間競争」にシフトした

さらに、ポンペオ氏はインタビューで、「アメリカはテロよりも、大国間の争いの比重を高めた」とする。

 

オバマ政権時代は、タリバンなどテロ対策に比重が置かれた。だが、トランプ氏は、大国同士の争いの比重を上げている。このことを裏付けるものとして、今年の1月に発表された米国防戦略がある。

 

その中でも、「アメリカが最も重点を置くべきはテロではなく大国間競争だ」と表現されている。オバマ政権から比べると、大きな方針転換が行われていることに気づくべきだろう。

 

 

未来志向に基づいた「ロシア観」

そこで必要となってくるのが、同盟関係の再構築である。ロシアについては修正主義的だと前置きをしつつも、ポンペオ氏は、「ロシアとも協力の余地がある部分では、協力していく」とし、「協力できる分野を見つけ出すのが、国務長官に課せられたチャレンジだ」と述べる。

 

トランプ氏は、ボルトン大統領補佐官をロシアに派遣。その後、7月16日にフィンランドの首都ヘルシンキで米露会談を行うことを発表した。シリア問題などを話し合う予定だが、これもトランプ氏の未来志向の表れと言えるだろう。

 

対照的に、オバマ政権は2013年、シリアのアサド大統領が化学兵器を使用したにもかかわらず、軍事介入をせず、ロシアのシリアへの影響力を拡大させた。さらに2014年には、ロシアはウクライナ南部クリミアを編入。それ以降、古い冷戦思考にとらわれるオバマ政権は、ロシアを世界秩序から排除し続けた。

 

かたや、トランプ氏は、今月上旬にも、ロシアを主要7カ国首脳会議(G7)へ復帰させるべきだと発言していたが、ロシアがG8に復活することができれば、新たな世界秩序構築への一歩となる。

 

 

イラン核合意からの離脱は、平和の実現に向けた圧力

また、アメリカは5月、イランの核合意から離脱。11月4日までに、イラン産の原油の輸入をゼロにするよう、各国に求めると表明した。離脱の際に、「史上最大の制裁を加える。イランの核開発を助ける国は制裁される」と宣言していたが、いよいよその制裁が本格し、資金源の遮断による兵糧攻めが始まる。

 

今月28日付読売新聞は、「米禁輸要求で世界が混乱」と報じたが、イランは北朝鮮から核・ミサイルに関する技術供与を受けており、1万キロのミサイル開発に成功すれば、アメリカに届くため、イランの封じ込めで核拡散を阻止できるかどうかは、アメリカにとって死活問題だ。

 

また、対イランを鮮明にしたトランプ氏のスタンスは、オバマ時代にイランにすり寄ったアメリカの大きな方針転換であり、イスラエルや、サウジアラビアなどのスンニ派の諸国から信頼を取り戻し、新たな秩序を中東にも築きつつある。

 

トランプ氏の動きは多少強引に見えたとしても、大局的には平和の実現に向けた圧力であることを見抜くべきだろう。

 

 

トランプ氏の目指す秩序はルールに基づいたもの

さらに、ポンペオ氏のインタビューで特筆すべきは、「規則に基づいた体制(Rule Based Structure)」の構築という点である。

 

ポンペオ氏は、中国とアメリカとの関係は、「決まりをつくり、それを実行するような(rule-writing and rule enforcing)ものでなければならない」としている。つまり「今日は関税、明日は軍事拠点化を決めた島」について取り組めばいいというものではない。「規則に基づいた体制(a rule-based structure)」定めることが大事で、場当たり的なやり方で問題解決をすべきではないと言っている。

 

このことは、メインストリームメディアの報道とは逆に、トランプ氏の「アメリカ・ファースト」は、恣意的で独りよがりのものではないことを示している。ポンペオ氏も強調していたが、中国企業の合弁企業に技術移転を強要する略奪的な知的財産の盗用は、「公正(fair)で互恵的な(reciprocal)」ものではないからである。

 

中国は、アメリカの先端技術を輸入しながら2025年までに国内産業だけで8割のシェアを取ろうとしている。関税や輸出規制を行えば、アメリカ企業への悪影響は避けられない。だが、今、中国のハイテク産業の育成を止めなければ、アメリカがこの分野で覇権を中国に譲ることになる。多少の批判が出ても、対中ハイテク輸出規制をかけるのは当然である。

 

 

アメリカのリーダーシップの重要性を理解しているトランプ氏

しかも、既存のWTOといった国際機関では、「公正さ」を守ることはできない。

 

例えば、WTOへの提訴の件数が自由貿易推進主義者かどうかの目安とされてしまえば、アメリカの提訴件数は中国より少ない。それは、アメリカの産業界が中国市場のシェア獲得や、中国の脅威を感じて提訴しなかったからである。また官僚機構で事なかれ主義のWTOに自由な貿易体制の旗手たることを願うのは、幻想でしかない。

 

トランプ氏は次々にジョーカーを切っているように見えるが、それは、強ければ何をしても構わないというやり方で世界を支配しようとする中国に対し、規則に基づいた体制を教える。言い換えれば、「文明を与える」ためにやっているに過ぎない。ルールの尊重、つまり、法の支配がなければ自由など存在しないに等しいからである。トランプ氏には、この自由な文明を守るという決意があると見てよい。

 

ポンペオ氏が語るトランプ氏の姿からは、アメリカを世界から撤退させているどころか、アメリカのリーダーシップの重要性を理解していることが分かる。

 

 

日本も未来志向の外交と新世界秩序構築に協力すべき

では、日本はどうすべきか。日本も、自由な文明を守る気概があるならば、中国の「一帯一路」に協力するべきではない。中国は、ギリシャ、パキスタン、スリランカに軍港をつくるだけでなく、インフラ整備の美名の下に、パキスタンや、スーダン、エチオピアに監視システムを輸出し、全世界監視世界化に向けてプロジェクトを進めている。

 

また、日本はロシアや北朝鮮との関係で、北方領土の返還や拉致問題にこだわれば前に進めなくなる。トランプ氏のように、「2018年以降にどのような世界秩序が求められるべきか」という大きなビジョンを持つことが求められる。

 

日本を含め世界のメディアは、トランプ氏の「マター(内容)」ではなく、「マナー(様式)」に目を奪われてしまいがち。だが、弱い国家は常に優柔不断で、誰と手を組むかを見誤って滅びていく。

 

日本は、トランプ氏が大局的にどのような世界を実現しようとしているのかを見抜き、フェアネスに基づいた未来志向の世界秩序の構築に協力していくべきだろう。

(長華子)

 

【関連記事】

2018年6月17日付本欄 中国監視社会の"三種の神器" 個人の自由はもはやない

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14561

 

2018年3月号 Expert Interview - 「トランプ政権は、対中制裁に舵を切る」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14040

 

【討論で学ぶ】「北朝鮮に軍事攻撃するんじゃなかったの?」に答える

2018年06月29日 06時21分27秒 | 日記

【討論で学ぶ】「北朝鮮に軍事攻撃するんじゃなかったの?」に答える

 

朝鮮半島情勢について、米朝首脳会談後、本欄では、「北朝鮮は無血開城と開国を進めている」と指摘しています。

 

ただ、一部の読者からは、「えっ!? アメリカによる軍事攻撃で金正恩体制をつぶさないといけないんじゃないの!?」というお声も聞こえてきます。

 

そこで今回は、北朝鮮問題について、対話形式でお答えしてみたいと思います。

 

◆               ◆                ◆

 

Q1 リバティは、突然、「北朝鮮は開国路線だ」と言い出した。ついこの間まで、「アメリカは北朝鮮を軍事攻撃すべき!」と言っていたのでは?

A 攻撃も辞さない覚悟で、「無血開城」させるべきだと訴えてきました。

 

「軍事攻撃も必要だ」と訴えてきたのは確かです。ただ、それと同時に、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に、「無血開城」するよう迫っていました。


文科省の学力調査 親の収入や学歴は必ずしも子供の学力に影響しない

2018年06月28日 06時19分25秒 | 日記

これだけ知っトクNews(6月28日版) 文科省の学力調査 親の収入や学歴は必ずしも子供の学力に影響しない

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 文科省の学力調査 親の収入や学歴は必ずしも子供の学力に影響しない
  • (2) マティス氏と習氏が会談 「領土は一寸たりとも譲らない」

 


台湾の李登輝元総統が中国の覇権主義に警鐘 「中国にとって最大の敵は自由」

2018年06月28日 06時10分39秒 | 日記

台湾の李登輝元総統が中国の覇権主義に警鐘 「中国にとって最大の敵は自由」

台湾の李登輝元総統が中国の覇権主義に警鐘 「中国にとって最大の敵は自由」

 
2017年9月、台湾・台北市内の私邸・翠山荘で幸福の科学グループによる会見に応じる李登輝元総統。

 

《本記事のポイント》

  • 李登輝元総統が沖縄の講演で、民主主義と自由が中国を変えると語った
  • 幸福実現党の釈量子党首が、李氏サイドに「台湾政策」を手渡した
  • 普遍的な価値観を持つ国が連携して、中国の覇権主義を抑えるべき

 

アメリカと中国が世界を二分する「米中G2」時代が訪れると言われて久しい。

 

台湾の蔡英文総統はこのほど、AFPの取材に対し、覇権を拡大する中国への懸念を以下のように示した。

 

「(中国の覇権主義は)台湾にとっての課題のみならず、地域や世界にとっての課題です。なぜなら、今日は台湾が中国の影響力の拡張に直面していますが、明日は別の国が直面することになり得るからです」「中国を抑制し、民主主義と自由の価値を再確認して中国に、覇権主義の拡大を最小限にするため、私たちはともに民主主義と自由の価値を再確認せねばなりません」

 

 

「中国にとって最大の敵は『本当の民主主義』『本当の自由』」

蔡氏の発言に先立ち、台湾の李登輝元総統も中国の覇権主義に警鐘を鳴らした。

 

李氏は24日、沖縄県糸満市で行われた台湾出身戦没者の慰霊祭に参列。その前日には糸満市のホテルで開催された晩さん会でスピーチ。中国の覇権主義を批判する異例のもので、独裁体制の問題点について次のように述べた。

 

「民主主義と自由は、人類の文明にとって最も重要な価値観でありましょう。それは同時に、私たちに平和と安定、繁栄と進歩をもたらす基盤となるのです。反対に、中国は民主主義や自由といった価値から遠く離れ、富と軍事力による、かりそめの繁栄を喧伝しています。『偉大なる中国の夢』という言葉で国民を欺き、愚弄している中国政府の目的は、ただただ独裁体制の維持と安定にすぎないのです。多くの中国人が言うように、中国の人々には本当の自由というものがありません。不安と恐怖というものを心の奥深いところに押し込めています」

 

さらに、民主主義と自由が中国を変え得るとして、このように語った。

 

「私はここで改めて中国政府に呼びかけます。『台湾は今も、これからも、中国の敵ではありません。中国にとって最大の敵は「本当の民主主義」「本当の自由」でしょう。そして台湾こそ、この「本当の民主主義、本当の自由」の代名詞なのです』と」

 

「いかにして、中国の人々に永続的な民主主義と自由を与えるか、いかにして中国の人々が永遠の幸福を追求できるか、こうした課題こそ、中国政府が積極的に考えなければならない問題ではないでしょうか。世界の強国になりたければ、それは決して覇権主義の発露ではなく、普遍的な価値観を有する文明の実現によって成されるべきだと思うのです」

 

 

独自の台湾政策を訴えてきた幸福実現党

東アジア情勢が緊迫する中、慰霊祭と晩さん会に参加した幸福実現党の釈量子党首は、李氏側に「台湾を国家として承認し、国交正常化を進める」などと記した同党の「台湾政策」(下画像)を手渡した。

 

現在、日本は台湾と正式な国交を結んでいない。だが、立党以来、国防強化や自由主義国との連携を訴えてきた幸福実現党は、日台関係は外交、国防上の要であると考え、独自の「台湾政策」を打ち出している。内容は、主に3つの柱で構成されている。 

 

  • (1)日本は、台湾関係法を制定し、台湾防衛に関与する。

  • (2)日本は、台湾を「国家」として承認し、国交正常化を進める。

  • (3)日本は、台湾の国際連合への加盟(復帰)を支援する。

釈党首から李氏サイドに渡された、幸福実現党の「台湾政策」。

 

現総統と元総統が同時期に、民主主義と自由によって中国を変革するという趣旨の発言をしたことは、注目に値する。中国の巨大な軍事力に屈しないリーダーが台湾を導いている今こそ、日本やアメリカ、西側諸国など普遍的な価値観を有する国が連携し、独裁国家による覇権拡大を止めるべきだ。

 

沖縄の街に掲げられた、「日台の国交回復」を訴える幸福実現党の横断幕。

(片岡眞有子)

 

【関連記事】

2018年6月23日付本欄 沖縄慰霊の日 李登輝氏の来沖で浮き彫りになる「習近平・ファースト」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14603

 

2018年6月22日付本欄 習近平守護霊が「独裁国家は強い」と豪語 民主主義の本当の強さとは

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14573

 

2017年10月8日付本欄 台湾民主化の父・李登輝元総統が混迷する日本へのメッセージ 「日本人は自分の国を自分で守れ」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=13616


二階幹事長の少子化問題に対する発言が物議 それぞれの幸福を追求できる国へ

2018年06月27日 06時15分16秒 | 日記

これだけ知っトクNews(6月27日版) 二階幹事長の少子化問題に対する発言が物議 それぞれの幸福を追求できる国へ

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) 二階幹事長の少子化問題に対する発言が物議 それぞれの幸福を追求できる国へ
  • (2) トランプが金正恩などの「強権指導者」を礼賛する理由 交渉人・トランプの深謀
  • (3) アメリカの入国制限が合憲に トランプの「イスラム教差別」は偏向報道?

 


講演「北朝鮮の開国戦略」が都内で開催 北朝鮮を巻き込む「新世界秩序」の到来!?

2018年06月27日 06時13分28秒 | 日記

講演「北朝鮮の開国戦略」が都内で開催 北朝鮮を巻き込む「新世界秩序」の到来!?

幸福実現党外務局長

及川 幸久

プロフィール

(おいかわ・ゆきひさ)1960年生まれ。上智大学文学部、国際基督教大学行政大学院修了。米メルリンチ社、英投資顧問会社勤務を経て幸福の科学に出家。2012年より幸福実現党外務局長を務める。YouTubeに「及川幸久のトランプ・チャンネル」、Twitterでは「トランプ和訳解説@及川幸久」を開設し、トランプ情報を伝えている。著書『あなたも使いこなせる トランプ流 勝利の方程式 ―考え方には力がある―』がある。

世界史にも残るような、歴史的な米朝会談から2週間が経ちました。

 

このほど、幸福の科学の研修施設であるユートピア活動推進館(東京都)で、「未来創造時事セミナー」の第2回目が開催されました。

 

同セミナーでは、幸福実現党の外務局長である及川幸久氏が、北朝鮮の「開国戦略」について、講演を行いました。以下に、その要旨を紹介します。


トランプ政権が中国の投資規制を検討 鉄鋼業の雇用を取り戻しつつある

2018年06月26日 14時14分23秒 | 日記

これだけ知っトクNews(6月26日版) トランプ政権が中国の投資規制を検討 鉄鋼業の雇用を取り戻しつつある

 

「これさえ知っていれば、世の中の流れをつかめる」というニュースを、編集部がピックアップ。ひと言コメントしてお送りします。新聞の代わりとして、ニュースチェックの習慣づくりに、ご活用下さい。

 

  • (1) トランプ政権が中国の投資規制を検討 鉄鋼業の雇用を取り戻しつつある
  • (2) アメリカでLGBTパレード開催 トランプ政権は「反LGBT」ではないという指摘も

 


ロシアW杯で中国企業の広告が目立つ 一方でサッカーの爆買いがストップした理由

2018年06月26日 06時17分30秒 | 日記

ロシアW杯で中国企業の広告が目立つ 一方でサッカーの爆買いがストップした理由

ロシアW杯で中国企業の広告が目立つ 一方でサッカーの爆買いがストップした理由

 

 

《本記事のポイント》

  • サッカーW杯の広告で存在感を示す中国企業
  • チャイナマネーが欧州サッカーを席巻しているが、勢いはトーンダウン
  • 背景には、中国当局の規制と、トランプ氏の対中強硬政策

 

日本対セネガル戦で注目を浴びているサッカーW杯ロシア大会で、中国代表は出場を果たすことはできなかった。しかし、広告という"出場枠"であれば、文句なしの世界一に輝いている。

 

国際サッカー連盟(FIFA)と契約する主要スポンサー全12社のうち、中国企業は4社を占める。広告支出を国別で比較すると、1位の中国は8億3500万ドル(約920億円)で、2位のアメリカは4億ドル(約441億円)となっている。

 

これについて、中国国営新華社通信は「2018年サッカーワールドカップに、中国は出ている」と報じている。中国の習近平国家主席もサッカー好きとして知られており、2050年までに中国を「サッカー大国」にする目標を掲げ、30年以降のW杯開催を目指しているという報道もある。

 

 

チャイナマネーが欧州サッカーを席巻

中国マネーは、欧州サッカーにも及んでいる。

 

例えば、リー・ヨンホン氏率いる中国資本グループは2017年、イタリアの名門クラブACミランを7億4000万ユーロ(当時約860億円)で買収した。中国家電量販最大手の蘇寧雲商集団も、ACミランのライバルであるインテル・ミラノ株の約70%を取得。チャイナ・メディア・キャピタルは、英プレミアリーグのマンチェスター・シティ株の13%を保有し、同チームの育成システムを中国に移転している。

 

ACミランとインテルの伝統の一戦が「中国化」するなど、チャイナマネーの広がりによって、「欧州サッカーは中国に乗っ取られる」という懸念が起きている。

 

 

中国当局の資本規制でトーンダウン

しかしその勢いは、中国当局が昨年、外貨流出を規制した結果、トーンダウンしている。

 

今回のW杯の主要スポンサーである中国不動産大手ワンダ・グループ(大連万達集団)は、海外企業を精力的に買収し、事業を拡大させてきた。しかし、中国政府の規制によって、財政運営の見直しを迫られ、同社は今年、スペインの名門クラブであるアトレチコ・マドリードの株式をすべて売却した。

 

また昨年、ACミランの新会長となったリー・ヨンホン氏も、中国の規制によって買収資金を調達できなかった。最終的には、高金利の融資を得たことで交渉を成立させたが、その借入金の一部は、今年10月までに返済しなければならず、再売却の可能性が浮上している。

 

そして中国国内サッカーの「スーパーリーグ」も、毎年のように、ブラジル代表のパウリーニョやロビーニョといったスター選手を獲得し、話題を呼んでいた。ところが、昨夏の移籍市場は小幅な取引に終わっている。

 

 

米欧が中国からの投資・買収を制限

中国当局が爆買いに歯止めをかけた背景には、海外への不正な資本流出への警戒に加えて、米欧が中国に対して厳しい措置を取り始めた政策転換がある。

 

米欧では昨年より、安全保障を理由とした、中国からの投資や買収を拒否するケースが増えている。特に、トランプ米大統領が中国に強硬姿勢をとったことで、中国からの資本が流出。その余波が、欧州サッカーを所有している中国人オーナーを直撃している形だ。

 

欧州サッカーが中国の国威発揚に利用され、中国に乗っ取られるという懸念が起きている。しかし、それを"救っている"のは、トランプ氏の対中強硬政策と言える。

ファンとしては、サッカーが健全な方向で発展することを願いたいものだが、米中の覇権をめぐる"絶対に負けられない戦い"にも注目したい。

(山本慧)

 

【関連記事】

2018年6月23日付本欄 沖縄慰霊の日 李登輝氏の来沖で浮き彫りになる「習近平・ファースト」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14603

 

2018年6月22日付本欄 習近平守護霊が「独裁国家は強い」と豪語 民主主義の本当の強さとは

https://the-liberty.com/article.php?item_id=14573


映画「されば青春、されど青春。」 主人公が大悟の瞬間に手にしていた本を読んでみた

2018年06月26日 06時16分17秒 | 日記

映画「されば青春、されど青春。」 主人公が大悟の瞬間に手にしていた本を読んでみた

 

「ごめん、ごめん、ごめん、閉店なんだ」(喫茶店のマスター:山田明郷)

「青い。青すぎる……」(銀行の採用担当:木下ほうか)

「経費が浮いて、よろしい!」(商社の常務取締役:京本政樹)

 

脇を固める豪華ベテラン陣の出演でも話題になっている、映画「さらば青春、されど青春。」(製作総指揮・原案/大川隆法)。

 

シネマサンシャイングループ週末動員ランキング2週連続1位、週末動員ランキング初週5位・2週連続トップ10入り、Yahoo! 映画イメージワードランキング1位、ぴあ映画初日満足度3位……など大ヒットを記録している。

 

筆者も鑑賞し、大川宏洋さん演じる主人公・中道真一の生き様に身の引き締まる思いがした。そして、真一の生き方に少しでも近づけないものかと、鑑賞後、真一が霊的な覚醒を得た大悟(たいご)のシーンで手にしていた、『わが処世の秘訣 ―幸福・成功―』(本多静六著、実業之日本社)を読んでみた。


夫はツライよ - 妻は最高裁判事!?

2018年06月25日 06時11分59秒 | 日記

夫はツライよ - 妻は最高裁判事!?

(2017年12月号記事・再掲)

 

夫はツライよ

妻は最高裁判事!?

 

妻が夫を裁く――。現代では見慣れた光景かもしれない。しかしこれが、日本の男たちをダメにしていたら?

(編集部 河本晴恵)

 

自分でもここは短所だなと思うところを、はっきりと指摘される
「分かってるよ!」と思う。(飲食業・50歳)

 

「あなたはいくら努力してもダメね」
と言われたのは辛かった。(アルバイト・74歳)

 

母親の味方をしたら、「マザコン!」と言われた。
その言葉は、自分の中でずっとリフレインしている。(医療職・50歳)

 

「あなたの意見は?」
と聞かれて、自分の意見を言うたびに怒られる。(事務職・50歳)

 

「何かに憑かれてるんじゃない?」
と言われるときついです……。(事務職・43歳)

 

「あなたはこういう人だから」
と、上から目線で批評しないでほしい。(事務職・35歳)

 

 

ツライ夫たちの告白

よその家庭のことは、なかなか見えないもの。

妻の「裁き」の瞬間についてこっそり聞いた。

 

 結婚して数年経つ記者だが、ある日夫に、「男の気持ち、分かってないよね」と言われた。えっ、私、何かしましたか?

 そういえば、最近はテレビでも、「夫の帰宅拒否」が取り上げられている。家で安らげないと感じる男性は少なくないようだ。いったい、どういう時にそう感じるのか。実態を調べてみた。

 

 

男たるもの……

 聞き取りを始めたところでまず直面したのは、男性たちの「黙秘」だった。一般論は出てくるものの、具体的な話はなかなか出てこない。普段、奥さんの話はしないのだろうか?

「男同士で、嫁さんの悪口は言いそうで言わないんだよね。男としてどうかなと思われそうだから」(製造業・68歳)

 外で戦う以上、家庭の弱みは見せられないということか。

 なかには、「話すと嫌な気持ちを思い出すので、勘弁してください」(飲食業・62歳)との声もあった。

 話してストレスを解消する女性たちとは、事情が違うらしい。男性が何かにつけて飲みに行きたくなる気持ちが分かるような気がしてきた。

 そこで編集部で、「人助けだと思って、力を貸していただけないか」と全力で依頼することに。すると、ぽつぽつと、男性たちが重い口を開いてくれた。 

 

◆     ◆     ◆

 

稼ぎたいのはやまやまだが

 まず、「給料が少ない」「出世しない」といった仕事能力の否定につながる言葉は、夫を深く傷つけるらしい。確かに、「稼ぎ」についての妻の厳しい追及は刺さるという声は多かった。

 

 都内で医師として働く男性(50歳)はこう話す。

「一時期、失業していてお金に困っていたのですが……。妻に『お金がない』とガンガン言われたのはきつかったです」

 営業職の男性(52歳)もこんな思いを明かしてくれた。

「『○○さん家は大型テレビを買ったんだって』『車を買ったんだって』『ハワイ旅行に行ったんだって』という話は刺さりますね。夫の愛情をお金に換算して、他人と比較されると、『頑張りが足りない』と言われているようで辛いです」

 おそらく妻は、何も考えずに感じたまま言っているだけだろう。もちろん言い方や状況にもよるが、こんなふうに受け取られることもあると聞いて驚いた。

 お金の使い方も問題になる。

「立場上、会社の後輩におごらなければいけないこともありますし、ネクタイやスーツなども接する相手に見合ったランクのものを身につける必要があります。そのあたりの感覚を理解してもらえなくて。ムダ遣いだと怒られます」(同)。

 

 

帰ってすぐは……

 また、妻から「太った」「髪が薄い」など、容姿のことを言われると傷つくらしい。今年の夏も暑かったからか、複数の男性が嘆いていたのが臭いの問題だ。

「家に帰ってすぐ、『足洗って』と言われると、ちょっと……と思います」(飲食業・50歳)

 

 外で『戦って』帰ってきたのに、鎧を脱いだ瞬間に刺されるように感じるとの声もあった。

 とはいえ、デリケートな臭いの問題などについては、「身内に指摘された方がありがたいのは事実」だという。指摘の内容の問題よりも、言い方やタイミングの問題かもしれない。

 タイミングについては、「家に帰るなり、いきなり相談を持ちかけるのはやめてほしい」(営業職・52歳)との声もあった。「帰ってすぐ」は御法度のようだ。

 また、いくつか見られたのは、妻に会話の主導権を持っていかれるというケースだった。

「私が話していると、妻はスマホをいじり始めます。それで突然、自分の話を始めるんです。俺って妻にとってどうでもいいのかな? と思っちゃうんですよね……」(事務職・35歳)

 これは身に覚えがある。記者が話を奪ってしまい、夫が遠い目をしていたことを思い出した。

 

 

言葉の銃弾が降ってくる

 他に、妻に対して「そんなところをいちいち詰めてくるのか」と戸惑う男性たちもいた。一般的にも、「この前も言ったでしょ」「なんでできないの……」と「詰められる」と夫は落ち込むというが、実際はどうか。

「豆電球を一個つけっぱなしにしていても、ものすごく怒られます」(飲食業・50歳)

「ゴミの分別を間違ったりすると怒られます。『くだらないことで……』と思いつつ、その場で謝って終わりにしていますが」(小売業・67歳)

 妻から「あなたの意見は?」と聞かれ、自分の意見を言うたびに怒られていたという、事務職の男性(50歳)はこう語る。

「よく聞くと、どうやら欲しいのは意見ではなく、同意だったみたいです。でも、妻は自分でも同意を求めていることがはっきり分からなかったのかもしれません」

 妻が夫を"論評"することに対する意見もあった。

「『あなたってこういう人よね。育ちがああだから、今こうなんじゃないの』と、上から目線で分析されると、『何様?』と思います」(事務職・35歳)

 現代の学校教育で教わる機会はほとんどないが、妻が夫の上に立とうとすると、夫はやる気をなくすらしい。

 

 

姑の肩を持ったら……

 自分の親や兄弟の悪口も、妻に言われたくないことの一つだ。

「嫁姑問題もあって、自分の母や兄など、家族のことについて、『あれはどういうことなの』などダメ出しをされるのは辛かったです。私が母親の肩を持ったら、『マザコン!』と言われました」(医療職・50歳)

 妻としては、「私よりお母さんが大事なの?」と言いたいのだろう。ただ、間に挟まって責められる夫としては、どうすることもできない。

 

 

手が付けられない怒り

 妻の怒りの感情にも、お手上げのようだ。

「感情的にキーッと言われると、怖いし、こちらは何も言えなくなる」(事務職・66歳)

「怒って黙り込まれると本当に怖い。文句の念波だけが伝わってくる」(事務職・35歳)

 自分も、怖いと思われたことがあったのだろうか……。感情的になった時の女性は、思った以上に怖いらしい。

 

 

妻を幸せにしたいけど

 夫が言われて最もショックな言葉。それは「あなたと結婚しなければ良かった」だという。それでは、その裏返しで、「あなたと結婚して良かった」と言われたい、ということだろうか。

「妻が喜ぶ顔を見られたら、仕事でも何でも死ぬ気で頑張ろうって思えます」(医療職・50歳)

「プレゼントをして、喜んでもらえなかった時はショックでした。どの夫も、妻が思っている10倍くらい、何とか妻を幸せにしたいと思っていると思いますよ」(出版業・56歳)

 そんな夫の気持ちを想像したことがあったか―。振り返ってみて、胸が痛くなった。

 

 

「妻がいてくれるから」

 自分は「昭和の男」タイプだという経営者(61歳)はこう語る。 「男は単純でアホだから、ちゃんと人間として生きているのは、奥さんがいてくれるからだと思う。奥さんに先立たれた人は、大概ものすごいダメージを受けていますから」

 どうやら妻は、想像以上に夫に大きな影響を与えているらしい。言葉や振る舞いが、ここまで影響していたとは、驚きの連続だった。「言ってくれなきゃ分からない。どうして言ってくれないのか」と思ってしまったが、おっと、ここでまた責めてしまっては仕方がない。

 

 

◆     ◆     ◆

 

 

なぜ、"最高裁判事"になってしまうのか?

妻たちの本音

 

「夫はツライよ」エピソードを、年代の違う3人の妻たちにぶつけてみた。

夫を裁いてしまうのはなぜなのか。

 

Aさん(51歳)

会社員の夫とは共通の趣味で出会った。結婚18年目。パートとして働く。2児の母。

 

Bさん(47歳)

経営者の夫とは学生時代に知り合う。結婚21年目。会社員として働く。2児の母。

 

Cさん(38歳)

会社員の夫とはボランティア活動で出会う。結婚15年目。パートとして働く。2児の母。

 

―男性の「嘆き」をご覧になって、いかがでしたでしょうか。

 

A: けっこうキツイことを言われていますね。「帰った直後にダメ出しされる」……。

B: 切ないですね……。

C: でも、よく話してくれましたね。男友達とは話すのかな。

 

A: 新橋辺りで?(笑)

C: 「妻が話を聞かない……」。うーん、テレビでニュースを見ている時の夫のコメントがイマイチだったりすると、私が話をかぶせちゃうこともあります(笑)。

B: それは厳しいね(笑)。

C: 口には出さなくても、「あなたそれだけ?」という思いが乗ると、けっこうキツいのかも……。でも夫も、話を聞いてないことがあるよね。「忍法、聞き流しの術」(笑)。

A: 実は、昨日の夜、今日出かけることを夫には伝えていたんだけど、今朝、「お、どこ行くんだ」ってまた聞かれたの。

B: うちも実家に帰る日を伝えていたのに、当日になって「どこ行くの?」って聞かれたことがあります。伝えた時には、夫は返事をしていたんですけど。

A: 疲れて帰ってきてるからね。結局、お互いに話を聞いてないもんだな、と思うよね。

 

 

お互いの期待がぶつかる

C: 「プレゼントを喜んでもらえなかった……」。もしかしたら、好みじゃなかったのかもしれないけど、ご主人は奥さんが驚いて喜ぶ顔を見たかったんだよね。

A: 私もそういうことがあったんです。夫から誕生日プレゼントは何がいいかと聞かれて、「何でもいいよ」と言ったら、好みじゃないジュエリーをくれて。これは付けられないなぁと……。

B: 「『何でもいい』って言ったのに、なんで喜ばないの」ということになったりしますよね。

C: でも実は「何でもいい」わけじゃないんだよね。女って面倒ですね(笑)。

A: 次の年からは何が欲しいか具体的に言うようにしました。最近は、お互いの誕生日プレゼントは一緒に買いに行くようになりましたよ。

 

 

「感じてほしい」の限界

―ヒステリックになるのが怖いという声も多かったですね。

A: お皿をあえてバーンッと置いたりとか(笑)。やっちゃいますね。夫が気づいてないけど、「やって」と言うのもナンだし、「気づいてもらおうか」と思って。

B: 「感じろよ!」「分からない?」みたいな気持ちでね(笑)。

C: 言わなきゃ分からないだろうけど、少しは感じてほしくて。

B: 会社勤めでも、「言われなくても察して動く」ことを求められるじゃない? だから、妻としても大の大人に「これをやってほしい」とか細かく言うのは、失礼だと思って。

 

―夫も妻も、「察するのが当然」と思ってしまうんですね。

B: でも、実際は言わなきゃ分からないことはありますよね。うちは夫に、「ゴミ出しておいて」と頼むようにしたら、「はーい」と持って行ってくれて、意外と悪い気はしなかったみたいです。

A: それはBさんが同級生夫婦だからよ。うちは一回り上だから、対等ではないようにしないとプライドが傷つくみたい。

C: うちもけっこう年上なので。

B: 確かにうちは元々友達だったので、対等な感覚かも。

A: Bさんが、ご主人にケンカ腰で話しているのを聞くと驚きますね(笑)。うちの夫にそんな言い方をしたら、黙って部屋にこもってしまって話し合いにならない。結婚当初は"地雷"を踏んで何回もこもらせました(笑)。だんだんどこが地雷か分かってきましたけど。

C: そこはご主人の性格によって違うところですよね。

 

 

夫婦のピンチが絆を深める

B: 年上のご主人だと、やりにくいことってやっぱりありますか。

A: あるある。こちらが「何か不満があるなら聞こう」と思っても、話し合うことそのものを面倒くさがられるとか。

 

―では、夫婦のコミュニケーションが深まった経験は?

A: 家族のピンチの時に、かえって上手く行くかもしれませんね。子供が反抗期に入った頃に成績がガクッと下がって、夫婦で学校に呼ばれたことがあったんです。それまで夫は「子供の教育のことは妻にお任せ」だったのですが、「俺が出ないと」と思ってくれたみたいで。夫婦で真正面から問題に取り組む中で、コミュニケーションも増えましたね。その時、「ああ、やっぱり頼りになるな」と思いました。

 

―ご主人の素晴らしいところを言葉にしたりもしますか?

C: 子育てと似ているところはありますよね。でも、子供より気を遣うというか。

A: タイミングが難しいですよ。「男は褒めときゃいい」なんて言う人はいるけど、うちの夫は褒める場所を間違えると、かえってムッとするんです。

B: ご主人が褒めてほしい「的」に当てないといけないんだよね。

A: 友人に勧められて、一度、夫にしてもらっていることを改めて書き出してみたことがあるんです。そしたら私、号泣しちゃって。夫はすごくマメで、掃除も自然にしてくれるんですけど、私の方は「妻としての仕事をしていない」と責められているようで傷ついていたんです。

 でも書き出すことで、やってくれていたことの方に注目することができて、ありがたいことだったと気がついた。私を責めるどころか、優しかったんだなって思ったら、裁き心は出てこなくなりました。

B: 昔、海外旅行に行った時にパスポートを盗られたことがあったんです。帰りの空港で気づいて、私は「どうしよう!」とパニックになってしまったんですけど、夫はすごく冷静で「大丈夫だから」と言って対処してくれました。

 普段、私も夫にキツイ言い方もしていますけど、要所要所で私を守ってくれていて、「ああ、夫の方が立場は上だ」と思うんです。

C: うちの夫は平日週1回の休みがあるのですが、子供の勉強を見てくれるようになって、子供の成績がすごく上がったんです。他にも買い物につき合ってくれたり、料理をしてくれたり。休日はいつも家にいない、という人もいる中で、貴重な休みを家族のために使ってくれるって、当たり前じゃないなと、すごく感謝しています。

 

―責めたり裁いたりする気持ちも、いろいろなことを乗り越えるうちに、感謝に変えていけるんですね。今日はありがとうございました。

 

Aさん

夫を思って言うのか、裁きたくて言うのかで表現が変わりますよね。

 

Bさん

お互いに今何を考えているのか話す時間を作るようにしています。

 

Cさん

子供の話題は、夫婦できちんと話し合ういいきっかけになりますよね。

 

◆     ◆     ◆

 

COLUMN

 

夫を責めるのをやめて、がんが消えた

かつて「ステージ4」の乳がんを患っていた東京都在住の女性(68歳)。

治療の過程で、こんな経験をした。

 

 乳がんが見つかった後も、そこまで深刻には考えておらず、治るものだと思っていました。でも、抗がん剤治療を2回受けてもがんが消えない。そこで3回目の抗がん剤治療の前に、以前から信仰していた幸福の科学の教えに基づいて自分の心を見つめることにしました。「病気の原因の約7割は心にある」と説かれていますが、まだそこに向き合っていなかったんです。

 どこに問題があるのかな、と考えて、浮かんできたのは、一番身近な主人との関係でした。

 

 

夫との関係をふり返ると……

 私は自分のことを「結構いい奥さん」と思っていたし、夫婦関係に波風は立っていませんでした。それに主人は、私が何にお金を使うことも、どこへ出かけることも、認めてくれていたんです。

 でも、私が主人をどう思っていたか客観的に見つめると、「それが当然だ」と思っていた。それどころか、「夫は無口で何も言わない」と裁いていました。無意識に、いろいろ教えてくれたり話をしたりと仲の良かった兄と比べていたんです。

 また、育ちの違いによって、子育ての考え方がぶつかっていたことに気づきました。私は両親や兄に甘やかされて育ったのですが、夫は7人兄弟の5番目。家族に迷惑をかけないで自立できるよう、厳しく育てられました。夫の方針で、わが家の子供も厳しく育て、自立させるようにしましたが、どこかで私は「子供がかわいそう」と夫に反発していたんです。

 でも、子供たちは今や2人とも自立して、親孝行してくれています。振り返ればおかしな話ですが、そのことと主人の教育方針とが結びついていなかったんです。主人は正しかった。本当にありがたいことだな、と思えるようになりました。

 そして3回目の抗がん剤治療を終え、検査結果を見たお医者さんはこう言いました。「全部なくなったね」。転移したがんも含め、全部消えていたんです。

 病気になったことには、大きな意味があったと思っています。

 

◆     ◆     ◆

 

 

信じる妻は救われる!?

 

 妻が裁き、夫は口をつぐむ。この状況を脱する道を探るべく、うまく行った事例を調べた。

 滋賀県の平居由佳さん(38歳)は、働きながら家事も手を抜かず、手が込んだ料理を出していた。しかし、ある時「夫と心が通い合うのは、凝った料理を出した時ではなく、自分が笑顔でいる時だ」と気がつく。

 由佳さんは、帰宅する夫を笑顔で出迎え、料理も夫の健康を気遣い、「何が食べたいか」を考えて作るように心がけた。夫はそれまで以上の笑顔で喜んでくれるようになったという。

 埼玉県に住む大森美都里さん(40歳)は、夫が頼みごとを聞いてくれない、と悩んでいた。しかしふと、「自分は夫の頼みを聞いていたか」と振り返って気づいた。夫が「俺は気持ちを伝えているのに、お前は教えてくれない」と言っていたと。

 美都里さんは照れながらも、夫へのメールで「愛してるよ」「ありがとう」と愛情を表すことに。夫は嘘のように、要望に応えてくれるようになった。

 

 

互いの素晴らしさを信じる

 東京都の佐藤一郎さん(仮名・50歳)と愛さん(仮名・42歳)は、子供が生まれた頃からたびたび壮絶なケンカをした。

 ある時は一郎さんが愛さんにひっかかれ、左腕に20センチほどの爪痕がついた。「仕事着が半袖なので、職場で『猫でも飼ってるんですか?』と聞かれました(笑)」(一郎さん)。

 玄関にゴミを置いていたのに、一郎さんが出さなかった。ケンカの原因はこんなささいなことだ。しかし、愛さんはことあるごとに、一郎さんに、「はぁ?」「バカなんじゃないの」などと、どぎつい言葉をぶつけた。

 幸福の科学の信者だった一郎さんは、「全ての人が善なる心を持っている」という教えを改めて信じようと決めた。

「きつい言葉が妻の本心だと思って腹が立っていたのですが、『言葉が逆になっているだけで、本当は楽しく過ごしたいはず』と信じて、彼女の良いところを見るようにしました。すると私も言葉を受け流せるようになりましたし、妻も変わったんです」

 幸福の科学に反対だった愛さんは、同世代の女性と仲良くなったことがきっかけで入会。教えを学んで実践する中で、行動も言葉も穏やかになっていく。

「私が何を言っても揺るがない夫を見てすごいと思っていましたし、口下手で不器用だけど、言ったことはやりきる信念の人であることはずっと尊敬していました。ただ、負けたくなくて……。私の愛情表現が間違っていたんですね」(愛さん)

 不器用な一郎さんも、愛さんの良いところをはっきり言葉にして褒めるように努力した。今では、ケンカをしても互いに「ごめん」と謝れるようになった。

 

 

稼ぎがない時に……

 都内に住む北村瑞穂さん(40代)の夫は大学を卒業後、大手劇団に入団した。しかし、結婚翌年に契約は打ち切りに。それでも俳優の夢を追う夫を、瑞穂さんが稼いで支えた。

「稼げる方が稼げばいいという気持ちでした。演劇の素質はあったし、この人はただ者ではない、何かある、と思っていました」

 ところが芽が出ないまま、夫は30歳を越えた。瑞穂さんは「もういいんじゃない。その道じゃないのかもね」と声をかけた。夫は納得し、飲食店に就職。独立した今は人気料理店の経営者として成功を収めている。

 当初の夢はかなわなかったものの、妻が夫の可能性を信じていたからこそ、次の成功の扉を開くことができたのだろう。

 大切なのは、現実ではなく、その奥にある可能性を信じることなのかもしれない。

 

 

INFO

大川隆法総裁法話

『嫁の心得』

――山内一豊の妻に学ぶ――

結婚にあたって、異なる文化を押しつけ合うだけではうまくいかないとして、「柔軟な心」や「新しいものを学ぼうとする心」「調整を加える智慧」「ある意味で諦めること」などの大切さが説かれた。

幸福の科学の支部・拠点・精舎・布教所で公開

お問い合わせは、以下の連絡先まで。

・幸福の科学サービスセンター

 Tel:03-5793-1727 : 火~金/10:00~20:00 土日/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/

 

◆     ◆     ◆

 

BOOK

『夫を出世させる「あげまん妻」の10の法則』

妻の立場で、夫が活躍できるようにするために何が必要か、エッセンスがまとまった一書。

大川隆法著 幸福の科学出版刊

『経営とは、実に厳しいもの。 逆境に打ち克つ経営法』

仕事や会社経営に必要な考え方と共に、経営者が避けて通れない「家庭の問題」についても言及。

大川隆法著 幸福の科学出版刊


ミャンマー和平の立役者は日本人だった 「貯金切り崩し、腹切る覚悟で」

2018年06月24日 06時38分44秒 | 日記

ミャンマー和平の立役者は日本人だった 「貯金切り崩し、腹切る覚悟で」

 

独立以来70年にわたり、軍事政権と少数民族間で内戦が続いているミャンマー。同国の反政府少数民族は長年、軍事政権の圧政に対し、各民族の伝統文化と人間の尊厳、基本的人権を守るために抵抗してきました。

 

ミャンマー政府は2015年3月、約20ある勢力のうち、8の勢力(現在は10)と停戦協定を結びましたが、その和平交渉で大きな役割を果たしたのは、井本勝幸さんという日本人でした。

 

僧侶として国際協力の活動に携わる中で、2010年11月、ミャンマー少数民族の悲惨な現実を知った井本さん。「なんとかしたい」と2011年1月、たった一人でミャンマーに降り立ち、各地にちらばる反政府少数民族のリーダーたちを訪ねて回ったのです。

 

井本さんは著書『ビルマのゼロファイター』において、「彼らが常々言い続け、今も求め続けているのは、少数民族への対等な権利と民族自決(自治)権であり、ビルマを真の意味での連邦国家にすべきだ、という一点にのみある」と述べています。

 

本記事では、愛車「ゼロファイター号」で各地を駆け巡り、少数民族勢力と政府の仲介役を果たしてきた井本さんの活動について、紹介します。


沖縄慰霊の日 李登輝氏の来沖で浮き彫りになる「習近平・ファースト」

2018年06月24日 06時34分49秒 | 日記

沖縄慰霊の日 李登輝氏の来沖で浮き彫りになる「習近平・ファースト」

沖縄慰霊の日 李登輝氏の来沖で浮き彫りになる「習近平・ファースト」

 

 

《本記事のポイント》

  • 翁長知事の米軍・日本政府批判は、沖縄を危険にさらす。
  • 中国は、台湾を戦わずして侵略しようとしている。
  • トランプ政権を批判する国際社会は、「敵」を見誤っている。

 

 

沖縄を舞台に、「中国の野望」が顕在化している。

 

沖縄は23日、先の大戦における沖縄戦の犠牲者を追悼する「慰霊の日」を迎えた。沖縄では休日となるこの日、沖縄県糸満市の平和祈念公園では、沖縄全戦没者追悼式が開かれた。

 

式典の平和宣言の中で、翁長雄志知事は、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設について、「『辺野古に新基地を造らせない』という私の決意は県民とともにあり、これからもみじんも揺らぐことはありません」と日本政府を批判した。

 

一方、前日の22日、台湾の李登輝元総統が沖縄入り。24日に糸満市で行われる、大戦で犠牲になった台湾出身者の戦没者慰霊祭に出席する予定だ。

 

これに先立つ5月30日、中国政府の台湾窓口である「台湾事務弁公室」の報道官は、李登輝氏の来沖について、「植民地統治の美化。侵略戦争と軍国主義を支持するような行為には断固として反対する」と批判していた。

 

 

翁長知事の「平和宣言」は、沖縄の平和を危険にさらす

翁長氏の"平和宣言"と、李登輝氏の来沖に対する中国政府の批判。

 

一見、バラバラに見える事象だが、背景には、「先の大戦時、日本は悪い国だった。沖縄の人々を苦しめた。そうした反省の下で、沖縄の米軍は撤退すべきだ」という日本悪玉論が透けて見える。

 

しかし、翁長氏の米軍・日本政府への批判は、沖縄を危険にさらす。

 

歴史的に、アジアにいた米軍が去った地域には、その後、必ずと言っていいほど中国軍が侵出してきた。70年代のベトナム(パラセル[西沙]諸島)や、90年代のフィリピン(スプラトリー[南沙]諸島)を振り返っても分かるように、現在、両諸島を含む南シナ海には、中国が軍事施設を完成させている。

 

 

中国の狙いは「戦わずして、台湾を侵略」

また、中国の脅威が、台湾を追い詰めている。

 

5月下旬、西アフリカのブルキナファソが、台湾との国交断絶を発表した。同国は昨年、中国の金銭的な支援を断り、「台湾を裏切ることはしない」としていたにもかかわらず、100年以上続いた関係に終止符を打った。

 

5月1日には、中米のドミニカ共和国が、中国との国交を樹立し、台湾との国交を断絶したばかり。ブルキナファソの断交によって、台湾と国交がある国は18カ国と最小になっている。

 

この背景には、「台湾は中国の一部」と主張する中国が、台湾と国交を結ぶ国に経済支援などをちらつかせつつ、「中国と台湾のどちらを取るのか」と踏み絵を踏ませていることが指摘されている。

 

中国の目的は、国際社会から台湾を孤立させ、経済的にも干し上げ、台湾が自ら白旗を上げる、つまり「戦わずして、台湾を侵略する」ことである。

 

 

国際社会が警戒すべきは「習近平・ファースト」

地図を見ても分かるが、台湾と沖縄は非常に近い。台湾が中国に取られてしまえば、沖縄が取られるのは時間の問題になる。その意味で、台湾と日本は「運命共同体」と言える。

 

もちろん、この共同体には、世界一の軍事力を誇るアメリカの関与が欠かせない。

 

トランプ米政権はここ数カ月の間に、アメリカと台湾の高官が相互訪問できる「台湾旅行法」を成立させたり、大使館に相当する新しい事務所を台北に開設したりと、台湾を中国から守ろうとする動きを加速させている。

 

トランプ政権の中国などに対する経済制裁を「自国主義」などと批判する向きもあるが、「トランプ革命」の本質は、「軍事独裁国家・中国の兵糧攻め」だ。

 

いま国際社会が警戒すべきは、習近平国家主席に権力を集中させている「習近平・ファースト」の野望を抱く中国である。

(山下格史)

 

【関連記事】

2017年10月6日付本欄 台湾民主化の父・李登輝元総統が幸福実現党にメッセージ 「指導者に必要な神への信仰」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=13605

 

2017年10月8日付本欄 台湾民主化の父・李登輝元総統が混迷する日本へのメッセージ 「日本人は自分の国を自分で守れ」

https://the-liberty.com/article.php?item_id=13616

 

2017年3月号 蔡英文の過去世 - 新・過去世物語 人は生まれ変わる

https://the-liberty.com/article.php?item_id=12498