kmitoh 春夏秋冬

水生生物雑記帳・男鹿半島幻想・接写と拡大写真

奉安殿

2008-07-05 21:41:54 | 男鹿半島幻想
Ryumonji08070502
龍門寺
 
 
Houanden080700501
奉安殿
 
 
 奉安殿とは、御真影(天皇・皇后の写真)と教育勅語を安置した建物である。

 数日前、奉安殿保存会長の太田文博さんから電話があった。

 1か月ほど前、週刊新潮に上坂冬子(私は個人的に知らない有名人には敬称を付けない)が、日本のどこかに奉安殿が残っていないか探している記事が載っていたので、太田さんに知らせた。
 電話は、「記事を知らせてくれたおかげで、手紙を書いたら新潮に載り、その週刊誌を送ってもらった」というものだった。

 実はその船越の「奉安殿」は、新聞で読んだだけで、見ていなかった。
 毎年恒例の男鹿駅伝を撮影に自転車で茶臼峠に行き、撮影し終わったとき、船越の奉安殿を見に行こうという気持ちになった。
 
 奉安殿は、曹洞宗の龍門寺境内にあった。
 立派な外観を撮影後、境内に人影が見えないので、引き戸に手をかけると開いた。
 勝手に覗くのは、悪いような気がして、ちらっと眺めただけで、すぐに閉めた。

 内部には、天皇・皇后の写真を飾って復元しているように予想していたのだが、中央に金の仏像があり、その周囲に軍服姿の写真が並んでいたように見えた。
 すぐに閉めたので、よくわからないが、曹洞宗だから仏像は釈迦如来だろう。
 
 
 船越から海沿いの自転車道路帰りながら、壺井栄の二十四の瞳を思い出した。

 大石先生が「天皇陛下はどこにいらっしゃいますか」と生徒に訊く。
 生徒のひとり仁太は、「天皇陛下は、押し入れの中におります」と答える。
 奉安殿のなかった小学校では天皇陛下の写真は押し入れに入れて、かぎをかけてしまっていた。
 
 隣に住む90歳の父や母に奉安殿の中を見たことがあるかと訊ねたら、見たことはないと答えた。

 いまは女性週刊誌などに皇族の写真が大量に載り、見終わった後は、資源ゴミに出している。
 わずかな時代の間に、世の中は大きく変化したものだ。
 
 でも、「奉安殿もどき」が残っている国も多い。
 
 
 先日載せた、食用ホオズキは、有毒のオオセンナリではないかとメールを頂きました。
 
 


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ベニスズメの幼虫?

2008-07-04 16:20:43 | 男鹿の小動物
Ga08070401
ベニスズメの幼虫かな。頭部は引っ込めている。自宅庭。長さ6cmくらい。
 
 
Ga08070402
前から見たところ。完全に頭部は出していない。
 
 
Ga08070403
ガ? 自宅窓に留まっていた。羽の差し渡し3.5cm。
 
 
 男鹿ではひさしぶりに雨が降った。
 降ったといっても、霧雨がぱらついただけで、水不足の解消にはほど遠い量である。
 
 




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オオセンナリ、トウガラシの花

2008-07-02 13:46:20 | 植物
Hoozuki08070201
オオセンナリ
 
 
Nanban08070201
トウガラシの花(私の家ではナンバンという) 右下にトウガラシがなっている。
 
 
Nanban08070202
トウガラシの花 
 
 
 両方とも自宅庭で撮影した。
 畑の地主は妻だから、私は咲いているのを知らず、妻に教えてもらった。
 
 自宅周辺は雑草が繁茂している。
 ウグイスの鳴き声は聞こえるのだが、こう草が生い茂っていては、もう見つけることはできない。
 
 " 声はすれども 姿は見えぬ ほんにお前は屁(へ)のようだ "
と、ひとりでに口ずさんだ。

 こういう句が瞬間的に頭に浮かんでくるのは、つちかってきた教養のなせる技(わざ)だろうか。
 それとも、教養が邪魔をして、下品になっているにすぎないのか。
 
 世の中には自分と同じような発想をする人もいるのではないかと、ネットで調べると、鳥の写真ブログを開いている女性の方のページに、同じようなことが書かれていた。
 
 


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