京都つれづれなるままに

京都好きの旅日記。お寺、神社、グルメからスイーツまで!思いつくままに。

洛北 妙満寺

2021年12月26日 07時49分00秒 | 日記
 12月11日は圓通寺で比叡山を借景とする素晴らしい庭園を鑑賞し、次に近くにある日蓮宗大本山のひとつ妙満寺を訪ねました。







既に拝観時間は終わっていますが、境内は17時まで開放されています。

毎年5月には山門前には躑躅の花が咲き誇ります。



妙満寺は康応元年(1839)に六条坊門室町(今の烏丸五条あたり)に創建されました。
その後、応仁の乱などの兵火により移転を繰り返しますが豊臣秀吉の京都改造政策の一環で天正11年(1583)に寺町二条に移されます。
以降、約400年にわたり法灯を守って来られましたが、周囲の市街地化による喧騒を嫌い今の洛北・岩倉の地に昭和43年に移転して来ました。





ご覧の通り、境内からの眺望は素晴らしく霊峰比叡山が良く見えます。
手前に見える塔はインド・ブッダガヤの大塔を模した仏舎利塔で宗派を問わない納骨堂になっています。









"雪月花の庭"のひとつ「雪の庭」も素晴らしく、名前の通り雪の日は静寂に包まれます。

1月6日からは3月まで改修工事が入るようで暫くはこの景観はお預けになります。





宝仏殿には能や歌舞伎で有名な「安珍・清姫の鐘」を所蔵されています。
能では謡曲「道成寺」や歌舞伎では「娘道成寺」などで演じられています。

歌舞伎役者の方々のサイン色紙があり、"道成寺物"を演じる際にお詣りに来られるそうです。












豊臣秀吉が架けた五条大橋の橋脚の一部も旧境内から移されています。

一部の写真はネットから転載させて頂きました。




洛北 圓通寺

2021年12月25日 07時51分00秒 | 日記
 12月11日の高台寺の「雪月花」の行事を終えて洛北にある圓通寺にきました。







着いたのが拝観時間終了の10分前で、受付に居られたご住職が「あと10分くらいしか無いけどいいか?」と尋ねて下さいましたが3人とも"もちろん拝観希望"でした。
ホント、"京都バカ"ですね。







この洛北幡枝の地にひっそりとたたずむ圓通寺は江戸時代初期の1639年に後水尾天皇が造営された幡枝離宮の跡です。







霊峰比叡山を借景にした庭園は雄大さを感じると共に静寂感が漂う枯山水庭園でもあります。(国の名勝庭園)

堂内の音声案内によると庭石は全国から名石が集められ、配置は天皇自ら配置を決められ、また、地上に見えるのは石全体の1/3程度だそうです。

しかし、豊かな水の流れを求められた天皇は修学院に理想の地を見つけられ大規模な離宮を造営されます。





以前は全面撮影禁止でしたが、この素晴らしい計画を守るために多くの方々が協力しています。
それ以降は庭園の撮影だけは許可されるようになりました。





食堂デイズ④ ランチ

2021年12月24日 08時01分00秒 | 日記
 12月11日、高台寺で行われる「雪月花」の前に3人で昼食を"食堂デイズ"で頂きました。



以前にもこのブログで紹介していますがシェフの清水さんとサービスの女性のおふたりでされているのでお昼のメニューは3種類のみです。



僕とひとりの方は"デイズ特製炭火焼きハンバーグ定食を、ひとりの方は"(白)オムライス限定品"を注文しました。



どの品にも付いているサラダです。
ドレッシングはフレンチの白でしょうか?今では店頭で見かけなくなりましたね!





いよいよハンバーグです。
京都と言えば和食や京料理のイメージが強いですが京都人は肉料理が大好きで焼肉店をはじめ肉をメインにしているお店が多いです。

ワンプレートには地元産京都牛を使ったハンバーグをメインに半熟卵や安納芋、お漬物など和洋折衷の副菜が周りを彩ります。

インスタ映えする肉汁が流れ落ちるハンバーグとは一線を隠すもので肉本来の味を楽しめるハンバーグです。

ソースもさっぱりと頂けるようにハッシュドビーフソースです。

ハンバーグの合間に安納芋や漬物をご飯と一緒に頂くと"日本人であって良かった!"とつくづく思います。



もうひとりの方は"白オムライス"です。

飼料米を餌にして育てた鶏のたまごの黄身は白くなるそうで、そんな特別なたまごを使ってオムライスです。

ナイフで切り込みを入れると、とろとろの白いオムライスが登場します。

これを目当てに店内は若い人たちでいっぱいになります。



夜は一転して洋風居酒屋に変身します。
フレンチ出身の清水さんの本領が発揮されたメニューが黒板に手書きで書かれています。

一度、予約なしで訪ねましたがやはり予約で満席で入れなかったです。

牡蠣をはじめ冬の食材の美味しい時期に予約して味わいたいものです。







高台寺・圓徳院 雪月花

2021年12月23日 07時16分00秒 | 日記
 12月11日は高台寺と塔頭寺院圓徳院で年中行事のひとつ「雪月花」が行われ参加させて頂きました。





「雪月花」とは仏教ではお釈迦さまが悟りを開かれた12月8日の鷄鳴の刻(午前2時頃)修行僧が暖をとるため「うずみ豆腐粥」(簡単な点心)を食した事に由来しています。

圓徳院で受付の後、南庭から北書院を巡ります。









毎年、異なる"テーマ"を設けられていて今年は、ねねさまに多くの方が抱かれているイメージカラーの「薄紅梅(うすこうばい)」の物を身につけて参加するようになっています。

今回、僕はピンクのハンカチをポケットチーフにしました。

圓徳院の北書院では例年はお抹茶席ですが、コロナの影響と対策の為に紙コップに入ったお煎茶と個包装されたお菓子が供されました。
なんだか物足りなさを感じますが、まだまだコロナ禍の中ですので充分な対策を取られていて関係者の皆さまのご苦労に感謝の気持ちを持ちつつ頂きました。



続いて抽選会です。
毎年、圓徳院のカレンダーですが、やはり今年もカレンダーでした。







場所を高台寺に移し拝観します。
台所坂や庫裡の前の紅葉が残っています。





次に高台寺の立礼式の茶室「雲居庵(どんごあん)での茶席です。



こちらでも個包装されたお菓子が出されます。
どれもカラフルで選ぶのに迷います。

次に「利生堂」に移動し、高台寺前執事長(圓徳院閑栖住職の後藤典夫さまから法話を頂きます。







次に「高台寺洗心寮」での点心席です。





料理は高台寺御用達の「高台寺 羽柴」が提供されています。
円山公園の中にある「いそべ」さんの系列のお店です。

滅多に入る事のない洗心寮ですが、毎年8月16日の「五山の送り火」の際の点心席兼ビアホールにもなっています。

今年は規模を縮少しての開催でしたが、自分自身について、家族について、社会について考えるいい機会になりました。




第17回 嵐山花灯路

2021年12月22日 08時49分00秒 | 日記
 12月17日の夜は嵐山花灯路へと来ました。





今年で17回目を向かえる"京の冬の風物詩"としてすっかりと定着した感がある恒例行事ですが、京都市の財政悪化や協賛企業の減少、警備費の増大などの為に今年の開催が最後となってしまいました。





嵐山を背景にした渡月橋は素晴らしいものがあります。
平安時代から"風光明媚な地"として天皇はじめ貴族に愛されてきた風景です。









嵐電嵐山駅の屋上が無料開放されていて、まだ、日が残る嵐山と日が暮れライトアップされた嵐山の風景を2度楽しむ事が出来ました。 







中之島会場のブースでは、これまでの"嵐山花灯路"のポスターが展示されて懐かしく拝見しました。

思えば17年前の第一回の開催初日に来ています。
その時は観光客も少なく、有名な"竹林の経"を誤って車で乗り入れてしまった程でした。
そんなハプニングもいい思い出のひとつで"それ以来"嵐山花灯路"の魅力に取り憑かれてしまいました。


 
第一回、平成17年(2005)の懐かしいポスターです。



また、経済状況やコロナが終息した際には再開して欲しいものです。