水耕栽培による家庭菜園日誌

屋上での水耕栽培・人工光源を使った室内水耕栽培および屋外での有機水耕栽培に取り組んでいます。

屋上菜園3 (H21・10・19~11・22)

2009年11月21日 | 屋外水耕栽培
●おてがる君設置
11月21日 発注していた「おてがる君」が届いたので早速取り付けました。風がきついと吹き飛ばされないか心配ですがフレームは太目の輪ゴムでくくり、ビニールはクリップで挟み込みました。
 

11月19日 屋上のレッドウエーブを収穫しました。やや種袋の写真もどきになってきております。


11月18日 ここ数日の寒さは12月下旬並みということで本当に防寒対策をしないと定植した野菜たちが凍え上がりそうです。先日第一ビニールの「おてがる君」という防寒シートをインターネットで発注しました。この商品で対応できればいいのですが駄目なら小型ビニールハウスの購入を考えなければなりません。

また最近は寒さのせいか播種した種の発芽状態もよくありません。インキュベーターとまではいかないので木箱に白熱電球を取り付けた温箱を作り発芽を促しています。


初めてミズナを収穫する。まだ若干小さい感じ。今夜は寒いのでかしわミンチの「つみれ鍋」を作ってもらいました。
 

11月16日 壬生菜とミズナの状態と先週移植したニラの状態です。
 

白菜も青虫の攻撃を受けていないものは大きく育ってやや丸くなってきています。
 

うまい菜は本日で収穫が完了しました。少し小さいようにも思えますがまずまずのできでしょうか。
 

■低温限界温度
ここ数日寒くなり本日は最高気温も15度と上がっていない。いよいよ防寒対策を考えねばならなくなってきました。ほとんどの野菜の好適根温度は15度から28度位で低温限界温度が8度になっています。今日の栽培床の水温を計ると15度でした。実際の根の温度はこの水温より1~2度低くなるようですので水温が10度を切るようになると通常の野菜は栽培が不可能になります。従って今後栽培できる耐寒性の強い野菜を探してみようと思います。
■耐寒性野菜
低温性野菜の中で特に寒さに強いもので、ネギ類、ホウレンソウ、ツケナ類などがあります。秋蒔きして越冬させて、冬から春に収穫するものがあります。ツケナとしてはうまい菜・黄からし菜・ビタミン菜・広島菜・野沢菜などがあるようです。ホウレンソウおよびこれらツケナを栽培していこうと思います。

11月9日 壬生菜およびミズナは収穫できる状態になりつつあります。
 

大阪しろ菜、三つ葉につづいて小松菜も定植。うまい菜もそろそろ収穫期です。
 

厄介なのは白菜につく青虫です。無農薬ということで薬剤を使っていないと青虫の
餌場になっています。数株がご覧のように食い荒らされています。


10月30日 本日の状態です。大阪しろ菜、にら・三つ葉を先日定植。ハイポニカの
ミブナ・ラディッシュ・ミズナもかなり大きくなっています。
 

10月28日 ラディッシュが大きくなってきました。昨日5本ほど収穫。ラディッシュも根菜類の一種ですからこのように根の部分をマルチに上に来るようにして栽培すれば人参も大根も同じように栽培できるのではないかと思うので是非とも人参、大根の水耕栽培には挑戦しようと思います。人参を10株ほどハイポニカ303に定植。大きくなればエアロポニック栽培床に移して大きくしたいと思います。
 


10月26日 屋上のアスパラ菜を春菊・レタスとともに収穫。アスパラ菜は30cm以上に成長し大変みずみすじい。生椎茸、エリンギ、シメジ、アスパラ菜の茎をごま油でいためたあと、その後葉の部分を入れて八宝菜風に仕上げてもらった。「ニラ」と「みつば」を開いたトロ船に定植する。
 

■アスパラ菜  
アブラナ科の交配種。別名「オータムポエム(秋の詩)」(いかにもこの時期にふさわしい名前ですね。)生で食べても青みや筋がなく、甘味があってサラダにもできる。くせがなく歯切れもよい。β-カロチンやビタミンC、鉄分を多く含む栄養価満点の緑黄色野菜植物。茹でておひたしにするほか、マヨネーズで食べるとアスパラガスに似た味わいがあることからアスパラ菜と呼ばれている。        

10月24日 屋上がたこ足配線になりかけているので昨日からプランターの配置換えや電気配線の整理をしました。とりわけエアポンプの台数が多すぎるので馬力のあるエアポンプ1台にしてすべてに空気を送れるようにして配線もすっきりさせました。大阪しろ菜をトロ船に定植する。コーナンでイチゴの苗4本、キャベツの苗3本を購入。
 

●屋上菜園の栽培設備
●まず最初に購入したのは協和さんの「ハイポニカ」です。「ハイポニカ」はなんといっても水耕栽培の入門キット。最初に501型を3台購入しその後303型を1台購入しました。4台で購入費用は6万円強でした。消費電力は30W位でしょうか。まったくの素人がレタス・小松菜の栽培に成功できたのはやはりハイポニカのお陰です。夏場にはレタス・なすび・モロヘイヤの栽培に使用。現在はラディシュ・ミズナ・うまい菜などを栽培しています。下の写真右は今年の5月、最初に栽培した小松菜やレタスなどの様子です。ただ栽培ポット数が少ないのと303型が意外に値が高いので何か代替品が無いかと考え思いついたのが発泡スチロール保冷箱の利用です。
                                              
●「発泡スチロール保冷箱」を使ったブクブク栽培セットが全部で12個。
この単純な栽培箱は意外に役立ち今年はサツマイモ・ミニトマト・きゅうり・小玉スイカ・インゲン豆・四角豆そして現在は白菜栽培に活躍してくれています。購入コストは保冷箱・エアポンプ・ゴムチューブ・ストン・その他支柱棒などを加えてトータルで約6万円ほど。ただ発泡スチロールは紫外線に弱いので何年もつかが問題です。エアポンプ(TP20A 18W)も大型に買い換えたので全保冷箱にエア供給が1台で可能になりました。


●つぎに栽培ポット数が多くとれて水も循環させて栽培できるキットとしてたまたまコーナンで見つけたトロ船とM式水耕さんのマルチを組み合わせて作ったのがトロ船栽培セットで全部で6台。この制作費はトロ船・マルチ・ニッソー水中ポンプ・エアポンプ・ストン・チューブなどを入れて約4万円ほどです。苗が小さいときはエアポンプで空気を送り、根がマルチから1cm以上大きくなる段階で水中ポンプに切り替えて水流を作りながらバッキができるようにしています。電気代も全部で40W以内です。(ニッソーは6W) 主として小松菜・レタスなどの葉菜類の栽培に使用しております。現在は大阪しろ菜・アスパラ菜・小松菜・ねぎ・春菊などを栽培しています。
 

●最後は最近作成しましたエアロポニック栽培キットで全部で5台で、ゴミ箱使用が3台、トロ船使用が2台です。まだ試しの段階で春菊などを移植栽培していますができれば大根・にんじんなどの根菜類およびトマト・きゅうり・なすびなどの果菜類の栽培に使ってみようと思っております。製作費はトロ船・ゴミ箱・モーター・ノズルなどを入れて5台で6万円ほどかかりました。消費電力は5台で40W位。
 

これ以外に費用としては最初に屋上の電気配線工事をしてもらいましたがこれに4万円かかりました。たまたま会社の屋上が利用できたので約10坪ほどとはいえ個人としてはかなり大きな菜園を作り上げることができました。栽培装置の大半は自作しましたので既製品を購入した場合に比べておそらく半分以下の費用ですんでいると思います。コンクリートの塊の中に住んでいますので耕す畑を作るのにそれなりの費用がかかってきます。もちろんプランターを並べ培養土を使っての栽培もありますが維持管理を考えると水耕栽培の方が後々楽なことは確かです。後は維持費ですが夏場結構水遣りをしましたが水道料金を見る限り基本料金の範囲内ですのでコストアップにはなっていません。電気代は全部使用したとしても間断使用がありますので100Wを越すことはありませんので1ヶ月で1500円ほどです(電気代計算君による)。

●これから冬場を向かえますので防寒対策が必要です。冬場にも野菜作りをしようと思えば温室とまではいかなくても最低限ビニールハウス的な防寒対策が必要でしょう。屋上の手すりを使って温室もどきのものが安くできないものかと栽培装置の配置換えをしながら今思案しております。できれば夏場の防虫対策も兼ねれるような方法があればいいのですが。

●そして最も重要なことは栽培技術というソフト面です。市販の野菜と比較してあまり遜色のない野菜が作れるようになりたいと願っています。ゴルフで言えばシングルとはいわなくてもせめてAクラス入りはしたいという所です。そのためには野菜を育てる技術と農薬を使わずに野菜を害虫から守る技術を磨く必要があります。
インターネット上でいろいろなアドバイスがなされているのでこれらを参考にしながら学習していきたいと思います。


10月21日 屋上のさつまいもを収穫しました。水耕栽培の場合、芋が育つように6月には砂入りのプランターを配置しておく必要があると協和様のHPに書かれていたのですが読んでいなかったので9月に入ってからプランターと赤玉土を買い求めて並べたものですからやはり遅すぎました。プランターを掘り起こしても小さな芋がついているだけで収穫は望めません。毎日ほぼ朝晩、水遣りをして育てていただけに愛着はありますがあきらめて今日サツマイモを撤去することにしました。サツマイモの根は保冷箱一杯にぎっしりと張り巡らされていて箱の形がそのまま現れています。またストンも根の力で砕けてしまっていました。結果的には収穫したサツマイモは保冷箱の中で育った芋だけです。ご覧のような塊でしたがばらすと大小10数個のサツマイモになり重さは合計で4.5kgありました。後の料理は家内に任せることにします。今回を教訓に来年は必ず芋ほりができるようにうまく育てたいと思います。やはり育てる技術を磨く必要があることは明白です。
 
 
 

10月20日 昨日と今日、春菊を収穫しました。いろいろなHPで野菜の育て方が紹介されていたので春菊についても調べてみると摘み取りながら新芽を育てる方法が書かれていたので早速実行しました。収穫した春菊・小松菜およびレタスを使った今宵のおかずです。春菊は和え物に、小松菜はベーコンとにんにくとで炒め物に、レタスはオニオンスライスとシマアジでカルパッチョう風サラダに仕上げてくれました。これらを肴にして四万十の栗焼酎ダバダで晩酌です。
 

■四万十の栗焼酎「ダバダ火振」
2年前に高知の取引先の社長に勧められたのが始まりでお湯割でいただくとほのかな栗の香りがして大変おいしい焼酎です。以来下戸な私もやみつきになり扱っているお店があると買いだめをしています。地元高知でもなかなか入手困難だそうで1年先の予約注文でしかも抽選だそうですから。

10月19日 本日の屋上の状態です。大阪しろ菜は定植してから1ヶ月もたちませんが先週から収穫しています。アスパラ菜も大きくなってきました。白菜も順調です。
 



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