春の女王決定戦ヴィクトリアマイルが東京競馬場で行われた。単勝1番人気の昨年のダービー馬ウォッカは2着に破れた。
勝ったのは前哨戦の阪神牝馬Sを勝っていたエイジアンウインズ。よく馬群を捌いてこれたものだ。4歳世代の牝馬の最後の大物と言われていたが、今回はそれを証明したと言える。
ウォッカの走りは折り合いもついてたし、そんなに悪い気はしなかったが、馬体は細く見えたのは確か。直線で一気に追い上げて、上がり3ハロンはメンバー中最速だったが、最後は止まって勝ち馬と同じ脚になっていたような気がする。武豊騎手も「まだ本調子じゃないのか」と言っていたし、ドバイから中6週で完全に体調が戻っていなかったのと調整不足が響いたか。それでも2着は確保できたのだから地力はあるだろう。ダービー優勝以来遠ざかっている勝利は次回にお預けになった。宿敵ダイワスカーレットがいないこのレースで負けたのは痛いねぇ。
アメリカでは牡馬3冠レースの2冠目プリークネスSが行われた。1冠目のケンタッキーダービーを制したビッグブラウンが1番人気に応えて圧勝した。これで5戦5勝。次走のベルモントSを勝てば、1978年アファームド以来30年ぶりの3冠達成、そして1977年シアトルスルー以来31年ぶり史上2頭目の無敗の3冠馬の誕生となる。
が、そのベルモントSは先週ピーターパンSを圧勝した日本のカジノドライヴも出走する。カジノドライヴが勝てば、世界的にも例を見ないという、「3兄(姉)弟連続同一G1レース制覇」の偉業達成となる。
・・・どっちの偉業が見たい?