こばとの独り言

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第32回 ジャパンカップ

2012年11月25日 17時03分07秒 | その他(未分類)

史上初の三冠牡馬vs三冠牝馬となった今年のジャパンカップ。

今年は昨年の三冠馬オルフェーヴル、今年の三冠牝馬ジェンティルドンナ、そして凱旋門賞馬ソレミアも出走し、なかなかの好メンバーが揃いました。

1番人気はやはりオルフェーヴル。本来ならば2倍を切る人気になるべきところなんでしょうが、今年初めの暴走と惨敗、凱旋門賞で見せた悪癖があるせいか、頭にするにはちょっと不安がありますよね。今回も調教で大きくヨレたみたいですし。

レースは1枠1番だった春の天皇賞馬ビートブラックが逃げ、三冠牝馬のジェンティルドンナが先行する展開。オルフェーヴルは中団。いつもは差しの競馬をするジェンティルドンナが先行するっていうのは驚いたなぁ。
直線にはいってもリードを保つビートブラックにオルフェーヴルを始めとして後続が差を詰め始め、半ばあたりでジェンティルドンナとオルフェーヴルの2頭が競り合う形で抜け出し、そのままゴール。
ただ、この抜け出すときに、ジェンティルドンナがビートブラックをかわすために外に行き、オルフェーヴルと接触、オルフェーヴルは一旦外にヨレ、これが審議となりました。20分以上にも及ぶ長い審議でしたが結局は到達順位の通り確定。
岩田騎手の強引な騎乗もあるけど、アレに関してはオルフェーヴルもその前に内にヨレてましたよね。競り合ってからは2頭がぶつかりあってましたし。池添騎手が追えてなかったように見えました。凱旋門賞のときみたいでしたねぇ。
勝利ジョッキーインタビューを聞く限りでは岩田騎手は内有利と見込んでの先行策だったみたいですね。外枠から内を取るには後ろにいくか前にいくかですが、後ろからいったらオルフェには勝てないしね。展開も向いていたと思います。ビートブラックが大逃げっぽく見えたけど、1000m通過が1分。これを考えると後続はスローだったと言えますね。

三歳牝馬のジャパンカップ制覇は初。今年G1・4勝目ですが、ジャパンカップの優勝賞金が大きく、年間獲得賞金記録を更新したそうです。あとは有馬記念次第ではありますが、今のところ年度代表馬の最有力候補となりましたねぇ。現役最強馬オルフェーヴルを破ったことでもう国内に敵はないだろうし(今年の二冠馬ゴールドシップとの対決はまだですが)、来年は海外でしょうね。最終目標は凱旋門賞になると思いますが楽しみです!
そして、ウオッカ&ダイワスカーレット、ブエナビスタに続く、最強牝馬伝説の第3章が始まりましたね。

岩田騎手もこの勝利で今年G1・6勝目。JRAレコードタイです。次勝てば新記録となります。いつも議論を呼ぶ強引な騎乗で、有力馬にも恵まれてるとはいえ、武豊騎手の記録を塗り替えることは凄いことだと思います。まぁ今回の勝利もまたやや強引で後味悪かったけど・・・。まぁいつものことかw
しかしまぁ、岩田騎手って内を突かせたら強いですね。上手いんじゃないところが彼の所以といったところかな。逆に外からくるイメージがあまりないです。

ところで、オルフェーヴルは今年はなんというか悪いところが出まくりですね。
間違いなく父親のステイゴールドからの遺伝なんでしょうけど・・・あのヨレ癖を直さないと今後も勝つことは難しいのでは?
でも、だからこそ魅力的なのかもねw 圧倒的な力を持ちながら勝ちきれないところが。父親も実力はあるのになかなかG1勝てなかったし。
オルフェ同様に欠点はあったものの(気性難や出遅れ癖、併走が苦手など)、常に実力を発揮していたディープインパクトの方が強いとは思いますが、ちゃんと走れば歴代の名馬にも肩を並べるんじゃないかなぁ・・・。
まぁこのままではミスターシービー同様に記憶に残る三冠馬っていうだけで終わってしまいそうですけど。

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