「晴のちきっと菜の花びより」 あらすじ・感想その4 榊野このみ編

４周目は榊野このみです！

このみは晴真の１つ年下の幼馴染。自分の家もあるけど、晴真のお世話をするため晴真の家に泊まり込んでいます。きょうだいは潤という大学生の兄と、もう１人、姉がいます。その姉がこの物語で非常に重要な役割になっていますね。
このみはちょっとエッチな話して晴真を困らせるけど、世話焼き好きでいつも晴真のことを第一に考え、それ以外は二の次なほど晴真のことを思っていますが、何故か晴真と恋人同士になることを避けている節があり、晴真は幾度となく告白に失敗しています。
晴真と一定の距離を置いてそれでも一緒にいる理由は、自分に自信がないネガティブ思考の持ち主というのもあるにはありますが、それとは別に晴真の記憶喪失のことが深く関わっています。ちなみに、晴真の記憶喪失は、このみの姉の死が直接的な原因ではなかったりします。

このみ編は、晴真が火災事故に遭ってから退院するまでの“空白の期間”を完全補完するお話になっています。ある意味、衝撃的な内容になってるんですよね～。一部分だけ。
これまでの経緯があるから、このみと恋人同士になるには時間かかるのかなって思ってたら、案外呆気なく結ばれましたね。菜乃花の協力があったおかげでもありますけど。菜乃花についてはさすがというべきですかね、このみのことなら何でも分かってらっしゃるｗ
ただ、折角恋人同士になっても、晴真の記憶・・・死んだ姉の存在がある以上、このみの不安は取り除かれることはなく、それを解消するために、このみはついに“空白の期間”を晴真に告白することに。
晴真が復活するまでの話は切なかったですね～。このみの愛情の深さが涙を誘います・・・。自分自身を捨てて姉になり切るとか（そのせいで晴真が記憶喪失にはなりましたが、あれはこのみにも予想できなかったことですし、仕方ないんじゃないかな）、あそこまで献身的になってくれる女の子はいませんよ。晴真は幸せ者ですね。・・・自分だけが辛いっていう晴真の態度はいただけなかったけど最愛の人を亡くしたらああいう風になってしまうのも仕方ないのかなって思ってしまうので、なんだか複雑な気分です。でも、やっぱり晴真のことは好きになれそうにないですわ～。同情はするけども。
ずっと不安を抱えたままのこのみを救ったのは、文芸会の人形劇。菜乃花プロデュースの話で２人は気持ちを確かめ合いハッピーエンド。役目を終えた菜乃花は消えてしまったけど、それもちゃんと受け止められるくらい、このみも強くなったようですし（髪型も元通りになったし）、目出度し目出度しですね。

このみのＨシーンは３回。恋人になった後のこのみが“処女ではない”ということが判明するのですが（このみは上手く誤魔化したので晴真は気付かなかったのですが）、この辺りはちょっと衝撃的だったなぁ。あまりにこのみが不憫でこの過去を知った後だと他の女の子とくっつくシナリオはもう見られないですよ・・・(´Д｀;)ヾ　特に菜乃花編は、このみ編を見ちゃうと二度と見られないくらいこのみに対する仕打ちが酷いように思えてしまいます。元々このみが１番辛い目に遭うシナリオですけど余計にそう思えます。・・・ぁ、だから最後に攻略なのか。そんなわけで、問題が解決した最後のＨシーンがいいかな。何の胸のつっかえもなく見られる唯一のシーンですからねｗ
このみの一般ＣＧですと、ベンチでお弁当を食べてるシーン、一緒にお風呂に入るシーン、ぬいぐるみを抱いてるシーン、相合傘をして帰るシーン、姉が残した手紙を読むシーン、エピローグの姉の墓の前で近況報告するシーン・・・ですかね。結構多いなｗ　泣けたシーンといえば、晴真に好きって言われた長い髪を切ってまで姉になりきろうとしたシーンですね・・・もう可哀想すぎて見てられなかった(iдi)

・・・さて、これで「晴のちきっと菜の花びより」は終了です。・・・彩菜さんのシーンはいつ追加されるんですか？
最初に言ったように、コメディがほとんどなく全体的に暗めな話になっている上（花梨編だけはマシですが）、晴真のイラッとする態度があるせいで、結構我慢が必要になります。
そして、何よりこのみ好きにとってはかなり辛いお話になっています。雨音や花梨のときはアッサリ引き下がったようにも思えますが、このみがもう可哀想すぎます。あんなに自分を殺して晴真のために彩菜のフリまでして、しかもあんな形で“初めて”を奪われて・・・それでも晴真を支えて・・・元々彼女目当てで買った私にとってはもう泣けてきました。
Ｈシーンに関しては・・・まぁ貧乳好きにはいいんじゃないですか？このみはサイズの割にＨＣＧでは大き目に描かれていて満足でしたがｗ　でも、やはり１人くらいは巨乳っ子を入れてほしかったなぁ・・・玲於奈さえ攻略できれば・・・残念です。

キャラですが、断然このみです。この娘は幸せになる権利があると思います。晴真の記憶喪失については確かに嘘を吐いていたのかもしれませんし（実際皆には彩菜のことが原因で記憶喪失ってことになっている）、ああいう対応が正しかったのかどうか分かりませんが、あのままだと晴真は死んでいたかもしれませんし。誰の言葉も聞き入れなかった晴真は後を追っても彩菜なら許してくれるっていう思い込みをしてましたし、あのときはあのやり方しかなかったのではないかと思います。このみだって代償として“初めて”を強引に奪われたり本当の自分を殺して姉になりきったりしてたし、彼女を責めることは出来ないと思います。
あとは怜於奈かな～。彼女も結構不憫ですよね。ずっと想い続けても決して振り向いてくれないわけですから。雨音や花梨よりもっと可能性があったんじゃないかなぁ・・・是非彼女のルートも入れてほしかったです。
そんなわけで、このみ＞玲於奈＞あんず＞雨音＞花梨＞菜乃花（彩菜）かなぁ～。・・・とりあえず、あんず可愛いですよね（爆）

ん～次は～Ｐ×Ｃのアペンドシナリオ、その次は９月発売タイトルになるかなぁ～。旧作プレイするかもしれないけど・・・何かＲＰＧとかスパロボの２周目やってる可能性もあるｗ