専門家会議の結論は、問題なしの判定
厚生労働省は、本日4月1日からの小児用肺炎球菌ワク
チンとヒブワクチンの接種再開を公式発表し、それにとも
ない、問い合わせに対するQ&Aを発表しました。
以下、ポイントを抜粋します。
Q:小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの接種は安全
なのでしょうか?
A:これらは、海外で広く用いられているワクチンであり、
我が国でも発売以来それぞれ100万人から150万人
程度の子供に接種されたと推定され、以下のような理
由から、安全性上の懸念はないとの評価がされました。
◆ 小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンの接種と
一連の死亡との間に、直接的な明確な因果関係は
認められないと考えられる。
◆接種後の、国内での死亡報告の頻度については、
諸外国で報告されているものと大きな違いはみられず
安全性に特段の問題があるとは考えにくい。
◆ 国内外の調査研究によれば、これらのワクチンを含む
複数のワクチンを同時に接種した場合、発熱や注射し
た部位の腫れなどの軽い副反応が増加するという報告
があるが、重篤な副反応の増加は報告されていない。
予防ワクチン先進の欧米諸国ではすでに20年も前から
接種が開始され、同時接種も一般的に行われて来ました。
日本はその意味でワクチン後進国であり、私は国が動か
ないのであれば地方が動くべきであるとの一般質問を重
ねてきました。
その提案が実り、ようやく一昨年の9月から国に先駆け
ヒブワクチンの公費助成が小平市独自の施策として
スタートし、まずはヒブワクチンと成人用肺炎球菌ワクチ
ンの半額公費助成が実現したのです。
そして今年度の補正予算では、子宮頸がんワクチンと
共に、ヒブワクチンの助成の割合が9割に拡充され、
さらに23年度予算には、これまで抜け落ちていた小児用
の肺炎球菌ワクチンも9割助成が予算化されたのでした。
厚生労働省の公式見解が出たからには、より一層予防
接種の正確な情報の周知徹底を望みたいと思います。
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ