年金積立金管理運用独立行政法人によると、2011年度の
運用損益が2兆6092億円の黒字になったとのことです。
特に国内・外国債券の運用が好調で運用利回りは2.32%
と前年度のマイナス0.25%から大幅改善しました。
2009年当時には、ためにする年金破たん論が大合唱され
危機感を煽る感情論的な論調が蔓延し、政権交代して見れ
ば、今度は年金制度は破たんしていないと二転三転。
結局は「100年安心年金プラン」が残ったという事です。
現時点ではこのプランに修正を加えながら運用することが
最も現実的であることが証明される結果となりました。
現在国会では社会保障と税の一体改革が議論されています
が、実は世界一の少子高齢化が進む日本で危機に直面する
のは年金だけではありません。
団塊の世代が75歳以上となる、13年後の2025年には年金
給付の伸びが現在の1.4倍なのに対し、「医療」は1.7倍
「介護」は2.6倍にもなると予測されているのです。
毎年黙っていても1兆円という途方もない金額が自動的に
増えていく現実を持続可能なものとするためには時の政権
に左右されない現実的税のあり方の議論が必要です。
過日の民自公による3党修正協議による合意は、基礎年金
の国の負担率を1/3から1/2に引き上げるための財源を
恒久的にし、最低保障年金という幻を事実上廃案にした。
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あぶかわ浩(虻川浩)・小平市議会議員のホームページ
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