小平市議会議員★あぶかわひろしのあぶログ★

☆★☆小平をキーステーションとした,地域密着型活動リポート☆★☆あぶかわ浩のブログ

◆一般質問は何を聞いてもいいのか?〓前代未聞!小平市議会一般質問の途中で半数の議員が退席!

2015年09月12日 | 議会改革への取組み

比較的穏やかと言われる小平市議会の9月定例会二日目の
9月9日、一般質問の途中で前代未聞の半数の議員が退席
するという事態が発生してしまいました。

一般質問とは市の一般事務につき議員一人が60分の持ち
時間で執行機関に対し、
質問できる議員の権限です。

但し、一般質問は何を聞いてもいいのか?と言うと当然そう
ではなく、

国の事務である防衛、外交、国会、
司法に関する
質問は対象とならない
との制限が付けられているのは当然です。

質問者は共産党所属議員。質問件名は「小平市非核平和
都市宣言10周年にあたって」というもので、誰もが核兵器の
廃絶についての今後の市の姿勢を聞くものと理解しました。

しかし、質問が始まった直後、議場の空気は一変。件の議員
の質問内容が、現在国会で議論が続く安全保障関連法案に
ついて、一方的・独断的・断定的に戦争をするための法案と
決めつけ、市長の見解を求めるものであったことによります。

一般質問は本来、特定の会派の主張やミニ国会の場ではなく
市長と並ぶ二元代表制の一翼を担う議会として、多様な意見
を議論し、合意を形成するための機会です。

勢力分布と言う言い方をすると、現在小平市議会は、28人の
定数に対し、民主系市長与党の民主党5+社民党1、共産党4
、生活者ネットワーク3、緑の党1
の計14人。

市長野党と言う言い方をすれば自民党+保守系の政和会8、
公明党6、計14人で、勢力は拮抗した構成となっています。

政和会から議長が出たため、勢力分布は14対13となり、
強行採決すれば必ず市長与党会派が勝つという構成です。

数の論理と言えばそれまでですが、国会の採決に対して
「強行採決」と叫ぶ会派が市議会では当然の様に数を頼む。

この発想だと、議席が逆転した場合、必ず逆の報復の事態と
なることは目に見えています。

議会報告会の市民意見では、議会はミニ国会ではなく小平市
の身近な課題を議論してほしいとの声が多数寄せられた事も
つい2か月前の話です。

結局この会派は、野党である場合は限りなく独善的に体制を
批判し続け、稀に与党と言う立場を手にした場合は権力を最
大限に行使し、自分たちだけが正しいという論を展開します。

故に市議会の規則も申し合わせも知ったことではなく、議長の
調整も全く受け入れず、主張を変えることはありませんでした。

与党第一党もその他会派も、自らのスタンスの表明もなくこの
会派に右習えです。これでは補完勢力と言われても仕方が
ないわけですが、与党筆頭会派も市長が提出する議案に対し
、度々中途半端に異を唱え、市長抵抗勢力となります。

しかしこれは二元代表という問題意識というよりも、場当たり
的判断が多いため、混乱が生まれるのです。

市議会公明党はこれまで、野党の立場であっても与党の立場
であっても、常に議会としての使命と28分の6議席という重さ
の自覚のもとに議論をし、結果として市長を守る事となる結論
に至ることが多々ありました。

それが市民に寄り添う事となるとのバランス感覚からでした。
しかし、今回の様に与党の一角を占める会派の独善的主張や
筆頭会派による緊張感のない中途半端な判断が続くのであれ
ば、今までの判断にはとても加われないと思うのは当然です。

何故に与党会派が好き勝手なことを言うのに対し野党である
公明党が必死に市長を守る必要があるのか?責任は与党会
派が取るのが当然ではないのか?

怒り心頭に発っするできごとがあまりに続き、判断の転換に
迫られていると考え始めています。

          あぶかわひろしは今日も行く               
       
 あぶかわ浩(虻川浩)小平市議会議員のホームページ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする