こめぞう長屋の井戸端で縁台に腰掛けながら、暫し四方山話に花を咲かせましょう!
美味しいコーヒー入りましたよ
昨日の中日新聞の俳壇に気になる
いい句がありました。
女郎花芒に侍るさまに挿す
(みよし市)加藤翠苑子
「評」芒に侍る女郎花とは斬新な表現。
丈の高い芒を男と見做しているのか。
二つ以上の季語を使う場合、軽重を定かに
すること。答えは明らか。
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▼芋名月にススキと女郎花を活けて
静かに待つ。そんな風情が見えてき
ます。月と女郎花の色がよくあって
さしずめ花の海に浮かぶ月とススキ
といった絵が浮かびます。万物を女
郎花が従えているような気が私には
します。

こめぞう
ミカンが出回る頃になりました。
ミカンと森永キャラメル、ゆで
たまごは小学校の遠足の必須ア
イテムでした。ところでそのミ
カンですが小学生の頃近所のわ
んぱくに連れられて、確か3,
4人で2キロか3キロくらいの
川沿い道を歩いてみかんを取り
に行きました。多分その子は以
前に成功したのだと思いますが、
道もよく知っていました。もち
ろん農家の人のいないのを見計
らってです。それはもう子供に
取ってスリル満点です。ミカン
山について密かにポケットに詰
め込んでいると悪いことはでき
ないものですね。どこかで見張
っていたのでしょう。簡単に見
つかってしまい、仲間は逃げる
のに必死でしたが、所が意外に
追っかけられずに済みました。
結局逃げ切れてやれやれ、でも
後で考えてみると子供のことで
すから多少の手加減があったの
かもしれませんね。ミカンを食
べると思い出す事件です。

こめぞう