
朝日新聞 2010年9月18日 11面より引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
斜めのアングルから狙う
題材は、水ようかん、涼やかなイメ
ージを表現したいと考え、透明感のあ
るガラスの器や、青いテーブルクロス
を用意。さらに色づく前の緑のもみじ
を添えてみました。これから来る季節
を感じさせる効果があります。演出に
使う小物の素材や色はよくよく考えて
えらびましょう。そうして撮ったのが
作例(ISO100、シャッター速度50分
の1、絞りF4.5)です。斜めのアング
ルに着目してください。物を写す場合、
斜めから撮った方が立体感が出て、生
き生きとした感じが出るんです。全体
の構図にも目配りしましょう。画面を
斜めに分割するように、器を2皿置い
てみました。これで写真に「奥行き」
が出ます。背景や後ろの器が程よく
ボケることで、手前の器が際立って
見えます。(攻略) (伊藤恵理奈)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
▼私はつい1個だけに注目してしまい
ます。1個写っていればそれで良し、
ということにしてしまいがちです。そ
れでは駄目なんですね。もう一個何か
を添えることによって手前がより引き
立つことになります。またもみじも気
がきいていて季節感がよく出ています。
ちょっとした工夫で画面がぐーんと引
き立ちます。小物を置く工夫がより良
い写真になるようです。私も工夫して
みよう。
