たわごと~産業カウンセラーとして~

資格取得後もまだまだ研鑽の日々です。勉強会で感じたことを中心に、日々思う事や季節のことレシピまで自分を表現する日記です。

問題を整理する~認知行動療法~

2011-06-26 16:10:23 | 認知行動療法
人は、何か問題に直面した時にどうしても感情が先にたって冷静に考えられないことが多いと思います。
問題を整理してみるということは、分けて考えてみるということです。

先週の勉強会です。
今回は、認知の歪みをどうみつけるか、ロープレを中心に認知行動療法の基本である「CBT基本モデル」を活用し、問題を分けて考えてみました。

先ず問題となっている
1、状況を把握(具体的な事実)
2、その状況での気分や感情はどのようなものか。
3、その時にとりがちな行動はどのようなものか。
4、身体症状はどんなものか。

その中からどこかに認知の歪みがないかをさがしていきます。
これは、クライエントに対するアプローチですが、自分自身のイヤな体験でも応用することができます。
このように問題を分けて考えてみると、冷静に客観的に問題をとらえる事ができ、心の整理がついていく感じになります。

その中で「コラム法」の、宿題がだされました。
参加者それぞれの不快感情があった出来事を以下のように分析してくるというものです。

「コラム法」

1、状況(不快感情のもとになった出来事)
2、感情の程度(その時の不快感の程度10~100%であらわす)
3、自動思考(その時に浮かんだ考えやイメージ)
4、認知の転換(自動思考に対して適応的な思考)
5、認知転換後の感情の程度(10~100%であらわす)


なにかイヤな事があった時は、コラム法が有効です。
順番にそって何かに書いていきます。
3、の自動思考までは、そのままの感情を書いていけばいいのですが、
4、転換は、他に違う考え方はないかと考えます。

どうせ悩むのであれば、違う考え方を一生懸命考えた方が、気分がよくなるはずです。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
受容するか、解決するか? (宮崎の金魚)
2011-06-30 18:18:20
最近、たわごとさんのちょっとした旅の風景写真とか、見かけなくなりました。期待してます(読者は勝手…)

受容能力を高めたあと、どうするのか。
ちょっとした悩みです。

職場の人間関係の悩みは多く、女性の場合は男性の割切り方での処理方法とは違って、更年期障害の年齢ともからんでくるようなので、頭にこびりついてウツ的になってくる女性に対し、傍観するのみです。

カウンセラー的には、認められないことも認める努力もありえますが、職場の場合、認めてはいけないことがあります。

指導と支援は区別して思考することは、理解してますが、人生の同伴者がボロボロになって家に帰ってくるのを見ると、

もはや闘え!、闘いを決意したときは、不退転、一歩も引かないという、「私は真剣なんです!」と職場の上司へは、まず第一声はそれだ! とカウンセラーらしからぬ助言をしました。

自分が成長して相手を認め、相手がのさばるか、たくさんの羊を助けるため、狼を殺すか、太古よりの課題ですね。

問題解決をどうするか…

ゴッドファーザーなどのマフィア映画は好きで男の美学が展開してほとんど見てますが、彼らの揉め事の問題解決は簡単明瞭、相手を消せ!です。グッと惹かれますが、マフィアの平均年齢が27才というのを聞くと、長生きできないんだなあ、とこれもいやだ、と思います。

退職して、職場の人間関係が私にはなくなったので、その分他人のことを考えられるようです。

分けて考える、参考になりました。物事、会計用語で言えば、仕分けがスタートですものね。

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最近は (komo)
2011-07-04 21:11:00
そうですね、写真などは、Twitterでアップするとそれでいい気分になってブログにアップしてないかもしれません・・・

職場の人間関係の問題は、意識が相手に向かってしまって、変えられない相手をなんとか変えたいという思いから、逆に自分が追い詰められてしまうような気がします。

そんな時こそ、自分を見つめ直すというか、自分を大切に思って癒やしてあげることを考えたほうが有効のような気がします。

自分を癒やして余裕ができると、自然と相手の物言いとか、理不尽さとか気にならなくなります。

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