森林作業や農園作業を行っていると「焚き火の機会」が多い。無論、CO2がどうのこうのと言う議論は存じておるが、全く無くすことは不可能かと思っている。一定の配慮の下に控えめな実施・・・・・・というのが現実論では無かろうか。その焚き火だが、種々の理由が存するかと思うが、列挙してみると以下のような事情では。①焼き芋の作成、②暖の確保、③農産物の残滓処分、④カリ肥料の制作、・・・・等々が考えられるかと思うが。①はまあまあ趣味の世界で、②は主に森林作業で、③と④が農作業で、といった領域配分であろう。農作業がメインの我々にとって③と④が主な焚き火の理由だ。両者は一体と考えてもよろしいかと。
画像で表現すると、上段2枚が森の作業で下段3枚が畑の作業で・・・・の状況だろう。森では伐採木や枯れ竹等の入手が容易なので、火力も大きめと成りがちだ。結果として①を兼ねる事も多い。森の果樹園で焼き芋が歓迎されるのも、素材の入手と環境に恵まれる故かな。農園ではそうもいかず、農産物の残滓がメインとなるので一工夫が必要となってくる。ご存じかと思うが、農産物の残滓は青々としたものが多い。無論、乾燥させて焼却するのだが、作業の段取り上完全に乾燥させることは難しいのだ。
我々が取ってる手法は、農作業に使った古竹等を基幹素材とすること。つまり古竹等を燃やし、その上に残滓物を乗っけておくことだ。燃えにくいが下部に火力が存在するので、時間の経過と共に少しづつだが燃焼していく。現場から白い煙が昇っているが、残滓物が燻っている証拠なのだ。但し、火力が弱いので長めの時間を要するのが難点かな。帰宅時間から逆算して焚き火を始めないと、途中での消火と成りかねない。
斯くして農園からはしばしば煙がたなびいてくる。幸いにして周囲には民家は少ない、直接的な迷惑はかけにくいだろう。ある意味恵まれた耕地なのかも。まあ、環境的に民家から遠いから耕作放棄地となってしまった・・・・・とも考えられるかと。気温が上がり、森での作業も焚き火の必要性は薄れるだろう。サツマイモの備蓄も切れてるはずだ。これからは専ら農園での焚き火、焼き芋とは縁遠いがボチボチと焼却作業を実施していきましょうかな。
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