木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

一雨来れば

2024年09月25日 05時08分32秒 | 耕作放棄地

気象条件を睨みながらジッと待っていた。今年は異常な程の暑さで、何時までも35度前後の最高気温が続いていたのだ。先週末、予報が入ってとうとう条件の成就へと、最高気温が30度前後へと変化する模様だそうな。実際週が代わると朝晩はめっきりと涼しくなった。急に夏から秋へと変化したようだ。おまけに通り雨の到来も。北陸では重ねての集中豪雨らしいが、当地では通り雨ぐらいで済んでくれた。有り難や。

気温が下がり雨が降ると種蒔きの開始である。実は変化を見込んで既に何種類かは種蒔きしている。発芽を待っていたが、待望の雨で見事に実現してくれたようだ。最初にご紹介するのは、少し早めの種蒔きだった長老のゴボウとニンジン、既に数センチの大きさとなっている。気象変化の読みが的中したようだ。

翻って子狸の種蒔き現場だが、現在間に合ったのはダイコンとカブ、数日前に種蒔きしたところだ。今回の雨で発芽が刺激されたらしく、半分程度は芽を出していた。画像にはなりにくいが撮影してみましょう。気温低下と降雨、この2条件がそろうと冬野菜の種蒔き環境となる。天気予報からこの条件を探り、下準備を行うのが最も楽な手法かと。

続いての作業はニンニクやホウレンソウの植え付けです。現在、耕地の準備中で、昨日のレポートではないが「草抜き作業」に難儀しているところ。夏野菜の繁忙は有り難い現象ですが、事後の後処理が大変です。茎類の撤去と蔓延った雑草の処理に悩まされます。

一雨降って発芽した冬野菜、気温の低下で徐々に大きくなってくれるでしょう。収穫は早めの物で12月頃、正月前にはダイコンやカブは収穫可能かと見込んでいます。

 

 

 

 

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梨の木

2024年09月24日 05時05分27秒 | 耕作放棄地

我々は野菜栽培の傍ら果樹栽培にも手を染めているが.正直野菜ほどには到達していない。どちらかというと放任栽培に近く、完全なド素人と言っても過言では無いかと。従って病変や不都合が生じても、なかなか解決の道へとはいかないのだ。プロの果樹農家が1品専任で全力を集中されるのに比し、多品種の故か甘さがつきまとうのは致し方が無いのかも。主に森の果樹園で対処してるのだが、農園の周囲にも数少ない果樹木が存在する。

今回は農園の法面に存在する梨の木をご紹介。この樹は地主の婆様が数年前、確か4年~5年前に苗木を植栽されていたかと思う。以降は手入れされることも無く、幹だけが大きくなって来た。そして昨年の今頃、偶然にも梨の実が成っているのを発見した。直径6センチ程度、賞味できるような状況では無かったが、外観上は立派な梨であった。1個を無断拝借してカットしてみたが、中味は完全な梨、但し未熟状態で賞味できる代物では無かった。発育途上なのだろう。

以来見守りながら、時が経過したが大きくなることは無かった。最終的には全部が落下、成長しきれなかったようだ。画像の内上段2枚は昨年今頃の梨の実である。翻って今年の状態だが、画像で言うと下段3枚のが現況である。梨の実は何処にも見えない。

梨の栽培にチャレンジしたことは無い。従って肥料や水やり等の肥培管理は全くの無知である。存じておるのは、枝の育て方が2メートル前後で横に伸ばす事ぐらいだろうか。梨も受粉によって開花・結実に到るかと思うのだが、近隣には梨畑は皆目存在しない。昨年、どうやって受粉したのか、今年は何故受粉できなかったのか、それとも他の要因が生じているのだろうか。

初歩的な疑問だが、経験の無いチャレンジなので一からの試行錯誤だ。果たして梨の実を実らせることが出来るかどうか、ド素人の挑戦は続く。尚、不審に思われるかも知れないが、梨の木への試行錯誤については、地主の婆様の了解をもらってますので。

 

 

 

 

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先ずは草抜きから

2024年09月23日 05時11分59秒 | 耕作放棄地

農作業には各種の工程がつきものだが、何をさておいても優先されるのが「草抜き」であろう。地表の草丈が15センチ程度までなら刈払機で一払いで済む場合もあり得る。しかしながら20センチを超える程度になると、草丈もだが根の張りに要注意だ。結構しぶとく根を張っており、地上部分だけを切り取っても再生してしまう。早い話が良き耕地を準備しようと思えば、地中の根の部分をも抜き取る必要性が。この手の作業手法だが、いわゆる「長老方式」と「子狸方式」とが存在する。長老は刈払機の刃を入れ替え、少々鈍い刃を使って根を掘り起こす。子狸式は座り込んで手鎌やミニ鍬を使って掘り起こす。スピードは圧倒的に長老式が速い。但し浅めの根に限られる。

反して子狸や百姓候補生氏が採用してるのが手抜き方式だ。座り込んでジックリと手間暇をかけ、手鎌等で掘り起こしていく。根張りが強く楽な作業ではないが、ほぼ全ての雑草抜き取りが可能だ。手作業で無理な場合はスコップをも使用する。何故に拘るかといえば、根張りが残ると野菜の生長後に雑草が伸び出し、抜き取りが大変だからだ。

雑草の抜き取り、単純なように見えて奥が深い。少し手抜きして抜き残すと、たちまち後日にしっぺ返しが。まさに農作業とは雑草との戦いといっても過言では無いかと。我々は耕作放棄地に関与しているが、最初に着手する場合はジャングル状の場面が多い。まずもって刈払機で切り払うのだが、耕地化しようと思えばやはり抜き取りが必要となってくる。

長老式か子狸式かはともかく、土壌から雑草の根を抜き取る事が必然でしょう。この作業は開墾後も繰り返し続きます。常時、耕作可能な状態で耕地を維持することは難しく、折々に上記のような状態に陥ります。栽培品目によっては数ヶ月隙間が生じることもあり、雑草の荒野へとなり勝ちですね。

子狸の農園は、画像で何度かご覧頂いてるかと思いますが、雑草でヤブ状態となってるのが大半でしょう。作業が必要性に追いついていないのです。従って、種蒔きや植え付けを行おうと思えば抜き取り作業から・・・・・となりがちです。いずれにしても農作業は雑草の抜き取りが初手でしょう。大変ですが、しぶとい尽力が要求されます。

 

 

 

 

 

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9月の野草達

2024年09月22日 05時22分47秒 | 耕作放棄地

街路や庭園には多くの花々が咲き誇るが、多くは栽培され管理された花々である。無論、人々を魅了する美しさを備えているが、どことなく作られたドラマのようで、心底心惹かれるものは少ない。反して農園内外に咲き誇る野草達は、華麗さも華やかさも持ち合わせていないが、静かな美しさ、とも呼べるような「品格」みたいなものを兼ね備えている。作業の合間に歩き回りながら、つい座り込んで眺め入ってしまう。しかも四季により品目を替えて出現してくれるから、飽きることも無い。

時は9月、秋のシーズンだ。この時期最も目を引くのが「ヒガンバナ」であろう。子狸の耕地でも彼方此方に咲き出した。元々がモグラやネズミを忌避するための防御用だったが、花としても鑑賞できる。しかしながら好みがあって評価は相反するようだ。子狸もお好みでは無く、遠目に眺める程度。黄金色の稲穂とヒガンバナとはマッチするようで、被写体として狙われることが多いようだ。

ヤブの中にひっそりと咲くのは「ツユクサ」、青色の可憐な花を咲かせる。余りにも小さいので、歩きながらの鑑賞は困難かも。多くは群落を作り数本から数十本が群れて咲いている。田圃の畦道に多いようだ。

同じく畦に咲く白い花、何物かと思いきや野生の「ニラ」なのだ。ニラについては食用として栽培されるが、畦道等で野生のものが生存することも。野草採取を趣味とされる方もおられるが、野生のニラとヒガンバナとを誤用されないようにご注意を。開花期は大丈夫でしょうが、非開花期には誤認識に陥りやすい野草です。

ツユクサの合間に咲くきわめて小さな花が「ムラサキツメクサ」かと思ったが違ったようだ。余りにも小さいので見落としがちですが、座り込んで注意深く探せば其処彼処に咲いています。この時期黄色い花は少ないので希少な存在かも。それにしても名称は何だろう。

最後に当農園では余り存在しない花が「セイヨウヒルガオ」、ツユクサの大型バージョンと言った雰囲気でしょうか。真っ青な色合いの花が秋空のようで、好みのタイプでもあります。子狸の耕地を探し回りましたが、画像の1本だけでした。咲き誇って欲しい野草です。

 

 

 

 

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冬野菜の種蒔き

2024年09月21日 05時09分54秒 | 耕作放棄地

長い日々待ち望んでいた気象条件だが、どうやら下り坂のモードに入ったようだ。来週からは最高気温が35度前後から30度前後へと低下する模様だ。本来なら8月末から冬野菜の種蒔きが始まるのだが、ようやっと条件成就の模様となってきた。凡そ20日間ほどの遅れである。長老が早々に手を打っていたのはご承知かと。子狸と百姓候補生氏とも、後ればせながら追従を。

狙うのはダイコンとカブ、両人共に必需品たる野菜だ。しかもご近所のマダム衆からも期待を寄せられている。従って自家用オンリーよりは少々多めを目指す。両人共に70株~80株程度を想定している。それぞれ自分の耕地に立ち向かい、種蒔きの下準備に。畝作りまでは準備できてるので種蒔きの準備だ。

ダイコンもカブも「点蒔き」を選択した。一ヶ所3粒~5粒程度を予定、飲用済みの缶コーヒーの空き缶でマーキングしていく。缶をねじ込ませて1センチ程度の深さに穴開けだ。其処へ種蒔きしていく。「筋蒔き」の方が早いのだが、後日の「間引き作業」が大変だ。眺めていると百姓候補生氏も似たような作業を実践中のようだ。彼もダイコンとカブはご近所用に重宝するとか何とか。

子狸が準備した種子は1袋だったが、彼は2袋準備したようだ。当然ながら大量に余ってきた。捨てるのももったいないので、保管して「時間差栽培」を勧める。半月ほど遅らして種蒔きし、二次収穫を目指したらとの提案だ。

子狸の種蒔きも終了し、ダイコンもカブも程よく埋め込んだ。畝を眺めると少々余っている。従って有効利用をと思い、別途準備していたシュンギクを種蒔きすることに。冬場の鍋物や汁物に欠かせぬ野菜だ。こちらは点蒔きでは無く筋蒔きとした.間引きは無視して直接刈り取れば良い。手間暇は省くべきだろう。それで無くとも作業は遅れ気味、カット出来る者はカットしないと。

 

 

 

 

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