木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

長老が先行す

2024年09月20日 05時24分50秒 | 耕作放棄地

灼熱地獄が続いてきたが、ついにというか、とうとうというか、下り坂モードへと入ってきたようだ。最高気温が35度前後を続けてきたが30度前後に低下しそうだ。約5度もの気温差、有り難や。早速行動をおこしたのが、例によって「長老」だ。どうやらこうした変化を先読みしていた模様で、冬野菜等の種蒔きを始めていた。それも現行の気象条件を考慮して、防熱用の稲藁まで準備しての種蒔きなのだ。

気になるので作業中の彼に接近してみた。お気に入りの「扇風機付き作業服」を身にまとい、汗をかきかきの作業中であった。種蒔きした内容を尋ねると、未だダイコンやカブでは無く、「ニンジン」と「ゴボウ」だったそうな。気になるダイコンやカブは待機中とのこと、こちらは子狸と同様みたいだ。やはり気象条件を見ながらタイミングを図っている模様だ。

それにしても作業手順が素早い。先般、ミニ耕耘機を借りるぞ・・・・・との話があったばかりなのに、畝立てまで済んでるようだ。作業がここまで進捗してたら、種蒔きなどアッという間の時間だろう。全ては先読みと作業の実践にあるようだ。反して子狸の場合、未だ草抜きに追われている。草抜き→耕耘作業→畝立て→種蒔き、と続くのだからまだまだなのだ。

彼の耕地を見て驚いたのが稲藁の使用。聞いてみると防熱用だとか。未だ日中気温は35度前後に相当する。真夏の気温なのだ。種蒔きされても種子にとっては地獄であろう。其処で溝を掘って筋蒔きし、日除けに稲藁をとの作戦らしい。ニンジンやゴボウは暑さをしのげているだろうか。それにしても昨年10月師匠から頂戴した稲藁、未だ在庫が残っていたとは驚きだ。

先んずる者は人を制す・・・・・・確かこんな箴言があったような。長老の作業を眺めていると、しみじみと実感させられる。暑さと疲労とを言い訳にしないで、ボチボチとでも歩き続けないと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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中秋の名月

2024年09月19日 05時08分14秒 | 耕作放棄地

9月17日夜、月は煌々と天にあり・・・・・・・では無いですが、見事な満月状でした。一昨日(17日}は「中秋の名月」、通例なら中秋の名月と満月とはイクオールなんだが、今年はずれが生じたそうな。17日が中秋の名月、18日が満月、だとか。最も眺めている子狸にはその違いはよくわからない。16日の月も17日の月も18日の月も何れも満月かと思えてしまう。何ともはや、老眼の故だろうか。

近隣民家の屋根の上から顔を出したのは午後7時半ぐらいであった。地球に近いのか、流石に大きい。これが時間の経過と共に上空へと移動するのだが、遠ざかるのか徐々に小さくなっていくようだ。数時間後のお月様も載せておきましょう。出始めに比べると少々小振りかと。その分大気が澄み渡っているのか、明瞭に見えるようです。

月の撮影用に35倍ズームのカメラを使用していたのですが、原因不明でシャッターが降り無くなり、使用不能に。代わって登場したのが一眼レフでは無くメモ用のコンデジ、しかも手持ち撮影というから、画質の件はご了承の程を。子狸の基本的なスタンス、画像は記録として残せればそれで十分・・・・・・・とか。

芸術性には縁の無い性分な故、子狸の画像はメモとしてご覧戴ければ幸いかなと。ともあれ中秋の名月、観月の宴を設けるのが筋なんでしょうが、これまた野暮な性分の子狸、優美な催しにも縁が無さそうで。出来ることは玄関前から夜空を見上げること、それにしても毎年中秋の名月を眺めているが、決まって同じ場所から出現するようです。月の周回軌道は決まっているようですね。

<注記> 月を輪切りにしている黒い線は目の前に存在する電線です。

 

 

 

 

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農業ガールズのその後

2024年09月18日 05時23分13秒 | 耕作放棄地

春先4月に新たに仲間達に加わったメンバーがいた。親子二人組の女性陣で、特徴から「農業ガールズ」と愛称を定め見守ってきた。当初の意気込みは高く、何でも食料の半自給をとの野望を秘められていたようだ。都市部の居住者だったので、夢見る世界でもあったのかも知れ無い。ご希望に添って多少の耕地を提供し、農作業のイロハに頑張って貰った。熱中する余り、我々が帰宅した後も作業に勤しむほどだったが、結果的に頑張りすぎたのかもしれない。

半年近くたって現状はと眺めてみると、余計な解説は不用でしょう。数枚の画像が経過を如実に物語っています。せっかく植え込まれた夏野菜もほぼ全てが枯れ果て、今は数本のトウモロコシの茎が垣間見える程度です。上述したように、最初に頑張りすぎて息切れされたのかも知れません。ややもすると理想に走り、あれもこれもと望みがちですが、人間の体力と気力は有限です。そして許された持ち時間は1日24時間、これだけは等しく何方も平等です。結論を申し上げると、チャレンジ出来る領域は限定的だということでしょう。

夢をお持ちで理想に向かって走り始められたが、志半ばでリタイアに到られたのでは・・・・・・・と推測しています。ご承知のように農作業は結構ハードで、かなりの時間や体力を要求します。自宅の隣が農地であればともかく、車での通勤ともなれば相応の時間が取られます。必然的に作業時間も制限されるでしょう。

我々の仲間達は理念を「耕作放棄地の解消」に置いています。色んな制約下であり、限られた尽力ですが、「出来る範囲で・・・・」との緩やかな条件付けを行っています。要は頑張りすぎないことでしょう。

農業ガールズのお二人とは、再会の機会は無いかも知れませんが、叉、何れかの場所で夢に向かって走り始められる事を期待したいと思います。農作業は何処の場所でも可能です。そして何れの場所でも若い力を必要としています。再度のスタートアップを願ってやみません。

 

 

 

 

 

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二次収穫の始まり

2024年09月17日 05時12分00秒 | 耕作放棄地

野菜栽培は基本的に1回収穫で終了となる。無論、1回とは文字通りの1回では無い。1周期というか、1シーズンというか。苗が成長して実を付け終焉期を迎える期間のことだ。ほとんど全ての野菜はこの1周期で終了となる。但し、例外もあってナスやピーマンなどその代表格だろう。ナスもピーマンも春先に植え込むと、「夏場の収穫」と「秋場の収穫」と、二度美味しい場面に遭遇する。何とも素敵な野菜達なんだ。

8月の中頃、ナスやピーマンは一次収穫を終え休養期にはいった。枯れかかった枝や茎などを整理し、お礼肥や水などを与えて休養させた。凡そ3週間前後の夏休みだ。暫くの避暑生活を楽しんで貰おうかと。

ナスもピーマンも夏場の収穫を終え、暫くの休養期を経て「秋場のみのり」に入っきた。葉も茎も生き生きとして何とも頼もしい。肝心の収穫物だが、新たな実を付け徐々に大きくなっている。ピーマンなどてんこ盛りと言った雰囲気だ。其処で有り難く感謝し、1回目の二次収穫に入らせて貰うことに。例の如くイスを持ち出して座り込みながらの、ながら収穫、にと勤しむ。画像が収穫中の獲物の姿。ナスもピーマンも若々しい青年期の姿だ。

子狸が植え込んでるのはナスもピーマンも8本づつ。僅かな本数である。ナスもピーマンも自家用オンリーなので、量的には十分過ぎる程。日々出来たての新鮮な野菜が賞味できるのだから、農作業の暑苦しさも何のその。収穫時だけは現金なのです。市場を訪ねるとナスもピーマンも市販品が山盛りでしょう。しかも綺麗な品が数本(数個)はいって100円~200円とか。労働の激しさと暑苦しさを考慮すれば、購入した方が安価でしょう。コスパ的には合わないが、それでも自作の野菜にこだわり続ける・・・・ある意味、計算の出来ない不器用なタイプの人間達なのかも。こんな事書いてたら仲間達にどつかれますね。

 

 

 

 

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秋は蒼空

2024年09月16日 05時02分03秒 | 余話

季節は9月の中旬、完全に秋に突入である。本来なら澄み渡った青空が広がるべきだが、日によって或いは時間帯によって多少異なってくる。ここ数日、天空を眺めているとある特徴があるのに気付いた。午前中は真っ青な青空、午後は薄曇りの雨雲っぽい灰色の空。何とも対照的だ。無論、子狸の好みは前者であり、文字通りの青空には心惹かれる。添付した数枚の画像は何れも午前中の姿、pm2.5がどうのこうのと非難されつつも、これだけの景観を示してくれるのだ。

上述したように青空は子狸の好みの空、真っ青な青空が広がると作業を中止して眺め込んでしまう。掲示している画像は、農園上空の姿である。こんな綺麗な青空が広がっていたら、とてもじゃないが作業に集中など困難でしょう。仲間達も同様と見え、暫し立ち止まって眺め入っている。想いは同様な模様だ。

但し先述したように、綺麗な青空が広がるのは午前中のみ。大気の状態によるのかどうかは不明だが、午後は灰色っぽい雲が出現し、ゲリラ豪雨の警戒も必要かとなってくる。農園ではゲストハウスと呼んでいる避難できる野小屋もあるのだが、少々遠い。ゲリラ豪雨ともなれば間に合わない事態も考えられる。必要なのは観天望気、つまり天候の動きを先読みする能力だ。それにしても百姓に要求される学問分野は多岐にわたる。固くなってしまった頭では対応しかねるのが現実だろう。

まもなくの「中秋の名月」は17日、「満月」は18日の予定だそうな。日中が青空であるのなら夜間も期待できそうだが、現状の午後のような大気状態では危ないかも。ウサギさんが餅つく姿を眺めていたいのだが、可能だろうか。

 

 

 

 

 

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