木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

実るほどに頭を垂れる

2024年09月10日 05時21分27秒 | 耕作放棄地

快晴の秋空が続く日々となりました。気温は高いものの,どことなく爽やかです。何よりも田圃が黄色く色づき、実りの時期を示してくれています。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」こんな箴言が我が国には存在しますが、恐らく田圃の状況から導き出された箴言なんでしょう。まさに今頃の田圃の風景です。「黄金の国ジパング」・・・・・・・確かそんな形容詞もありましたが、佐渡の金山とも秋の棚田の景観とも。いずれにしても豊かな国土を現しているようですね。

田圃の稲穂も実りが詰まってきたようで、次第に首をまげ、地面の方へと垂れ下がって来ています。間もなく収穫の時、当地だと早ければ今月末、遅くとも来月上旬でしょう。予想では10月の5~6日当たりに集中するかと。コンバインやバインダーが走り回るのも、もうしばらくでしょう。籾袋が積み上がったら大望の秋祭り、実りへの感謝と神々への祈りのパフォーマンスが繰り広げられます。当地の秋祭りは10月の第三の土日、土曜日がメインで宮入の日でもあります。

最大の見どころは「宮入」と奉納の「地車での演舞」。氏神でもある建水分神社への奉納ですが、神社が高台のため地車が進入出来ません。従って神輿に乗って神社を出られ、ムラの広場で奉納をお受けになるスタイルです。時間的にはお昼前後になるかと思われますので、お好みの方々はスタンバイを。

かように稲穂の実りとムラの習俗とは表裏一体のものとなっています.当地が稲作を中心とした農村社会であった証拠でもありましょう。少子高齢化の荒波の中で後継者を確保するのが到って困難、と言うことは祭りの実施も同様です。何時まで継続出来るのか不安はありますが、伝統社会の生活と習俗を守り伝えていきたいものです。

 

 

 

 

 

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炎天下の水不足

2024年09月09日 05時10分15秒 | 耕作放棄地

相変わらず灼熱地獄が続いているが、水タンクは空っぽに近い。雨の予報は無く、水路にも水が流れていない。微かに残った水をナスとピーマンに散布する。状況最悪、当分は水が望めないなと悲観の心境に。半分諦めの境地で夏野菜の撤去を続けていた。其処へ如雨露を抱えた「長老」がご登場、水が無いのに如雨露とは、と疑問に思っていたら水路に水の流れる音が。どうやら長老が出動と同時に水路の調整を行ってくれた模様。ゴーゴーとまでは行かないが、結構な流量だ。

感謝して使わせて貰うことに。早速、ポンプとホースを持ち出しセットに掛かる。畑の中央部にある水タンクまではそれなりの距離がある。ホースを目一杯伸ばしてジャストだ。ポンプのスターターを引っ張ると、爆音一発、機嫌良くエンジンは回り出した。ホースが膨らみ水が運ばれて行く。末端を「百姓候補生」氏に押さえてもらい、タンク満タンを目指す。

用意している水タンクは処分された風呂桶、容量は200リットル位だろうか。主な使用者は、子狸、百姓候補生氏、長老それに時折大御所の3~4名だろうか。他の仲間達には耕地から遠いようだ。従って満タンとしても2~3日で無くなってしまう。頻繁なる補充が必要なのだ。

しばらくエンジンを回し続けると、水タンクは満タン状態に。炎天下の農園に小さいながらも水たまりが出来ると、何故か清涼感が漂う。かってはオタマジャクシが泳いでいたが、食べられたか死亡したか、姿は消えたようだ。池と違って水タンク、生存は困難なのだろう。天敵も多いはずだ。

炎天下の作業でフラフラ状態だが、水の確保でしばらくは安泰だ。仲間達も機嫌良く作業に邁進できるだろう。時期的にもダイコンやカブの種蒔きシーズンに入っている。水の需要は高まるばかりだろう。長老みたいに如雨露を抱えての登場姿が垣間見られるかも。

 

 

 

 

 

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種子の購入

2024年09月08日 05時13分42秒 | 耕作放棄地

本記事をお読み頂いてる方は、何らかの形で野菜栽培にチャレンジ為さってる方々ではなかろうか。関心をお持ちか、栽培に着手されてるか、の何れかでは無いかと思っている。当然ながら種子の必要性がある訳だが、どのようにして入手をされてるだろうか。一般的には、①種苗店で購入、②自家採取、③近隣農家からの提供、の3種に大別できるのでは。大勢は①であろう。我々もほとんどを種苗店からの購入で賄っている。ごく一部が自家採取であろうか。

種苗メーカーは世界的な規模のものから小規模なものまで様々。お好きなタイプを選択されたらよろしいかと。似たような商品を種々のメーカーさんが販売されてるが、幾つかチェックポイントを準備している。無論、人それぞれでこれが万全というものでは無い。子狸が種子購入に当たってチェックするのは以下のポイント、①種蒔き時期と収穫時期、②発芽適温、③有効期限、④注意書き、⑤生産地、等々。

このたびは「ダイコン」と「カブ」の種蒔きを想定している。種蒔き時期だが品種・メーカーによって多少異なってくる。異常な程の暑さを考慮して9月末まで可能なタイプを選択した。品種は青首ダイコンと雪姫カブだ。発芽適温は15度~30度{25度}となっている。ご承知のように最近は異常な程の暑さ、最高気温は35度前後にもなる。もう少し冷えるのを待った方が望ましいだろう・・・・・と思案している。

昨年だったか、大御所の失敗例が思い出される。8月末にダイコンの種蒔きをしたが、結局発芽出来ず、10月初旬に二度目の種蒔きとなった次第。そういえば昨年も本年同様暑かった模様だ。昔、子狸が未だ若かりし頃は夏場で30度位、それで暑い暑いと不平を並べていたような。近年は海水温の高まりとも聞くが、35度を超える日々が多くなった。稲作不能とも言われた北海道が見事な米の大産地へと変貌を遂げているのだ。九州や四国など西日本では、現行品種では無くインディカ米へと舵を切らねばならないかも。

さて購入した「ダイコン」と「カブ」の種子、大事に保管している。上述のように現時点では種蒔きしても種子が暑さに負けて仕舞う可能性が。天候と気象条件を睨みつつ、程よいタイミングを計ろうかと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

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ダイコン畑に

2024年09月07日 05時24分22秒 | 耕作放棄地

長老に刺激された訳でもないが、ダイコン栽培への準備を急がないと・・・・・・との雰囲気に陥った。時期的にも種蒔きのシーズンなのだ。空は青空、お彼岸も近いというのに真夏のような暑さだ。日中気温は35度前後を指している。既述したかと思うが、子狸は暑さにも寒さにも弱い。気温の高い時間帯は避けたいのだが、そうもいかず、熱中症を気に掛けつつ、作業に着手。ダイコン畑の準備をする予定だ。長老は耕耘作業まで完了し、どうやら石灰の散布も済んだ模様だ。

刈払機作業と雑草根っこの拾い集めは済んだ畝が1本ある。この地をダイコン畑に適用しようかと。先ずは雑草を焼却して余剰物処分、しかる後に有機石灰の散布、それと鶏糞と化成肥料のすき込み・・・・・・と言った段取りだが、予定時間で処理できるかどうか。何せこの暑さだ。帽子をかぶり直し、首にはタオル、水分補給はたっぷりと、イザ出陣。意気込みは強いものの、強烈な太陽光線の直撃にタジタジの状態。

ましてや隣では雑草処分の煙が立ちのぼる。心理的にも暑苦しい。何もこんな時に焼却処分などしなくても・・・・・そんな批判が飛び交いそうだが、余剰物を処分しないと空間確保が難しいのだ。段取りが悪いといわれれば、それまでなんだが。2時間ほど使用して雑草の処分を行い、有機石灰の散布へ。土壌が酸性へと傾きがちなので、新たな植え込み時には必ず石灰を散布するようにしている。野小屋には常に20キロ入りの有機石灰をスタンバイさせている。

有機石灰の散布までで体はフラフラ状態、暑さに耐えれそうにも無い。予定ではこの後鶏糞と化成肥料のすき込みが待っているのだが、想定どおりの実行は困難な模様だ。それにしても初秋に入っているのに皆目涼しくならない。風も無い。暑さは真夏そのものなのだ。長老は機嫌良く準備作業を終わっているが、何処からそんなエネルギーが生まれるのだろうか。他の仲間達の姿は見えない。暑さで自宅待機中の身なのではあるまいか。

残り作業に着手したいが、体の順応態勢が整っていないようだ。強行すれば暑さで倒れる恐れがある。時間的にもったいないが、木陰へと避難することにしようかと。此処には風が吹いてくれたら助かるのだが、そよともしない。僅かに直射日光を遮ってくれるのみなのだ。

 

 

 

 

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冬野菜への着手

2024年09月06日 05時22分14秒 | 耕作放棄地

太陽光線の直撃の下、「ミニ耕耘機を借りるぞ」、「どうぞ」、・・・・・・そんな会話と共に別れたのは一昨日の昼前だった。30数度を超える猛烈な暑さに耐えれなかったのだ。「長老」は頑張る所存らしい。昨日、農園へと出向いた直後に彼の耕地を訪ねてみた。会話の後の状況が楽しみでもあったのだ。結末はあれこれ語るよりも画像の閲覧の方が早いだろう。百聞は一見に如かず・・・・・だ。一覧されてお解りかと思うが、夏野菜畑(全部では無いが)は綺麗に整理され、耕地は柔らかく耕耘されていた。どうやらミニ耕耘機が活躍した模様だ。

ご存じかと思うが冬野菜といっても種蒔き時はバラバラ、早い物もあれば遅いのも存在する。最も早めの種蒔きを要求するのがダイコンとカブであろう。一般的には8月の末からシーズンに入る。時期的には今が種蒔きシーズンなんだが、この暑さだ。一寸、タイミングを図る必要があるだろう。長老も重々承知の上で間合いを計っているのだろう。それにしても綺麗に整理整頓された畑だ。

片隅に雑草が寄せてあったが、耕地の中に含まれていた根っこ類を取り除いたのだろう。単純にミニ耕耘機を走らせれば良い・・・・とはいかないのだ.無論,その前は刈払機が活躍したかと思うが、これまた刈払機のみで片付くものでも無い。刈払機→手鎌→耕耘機→手作業での拾い、と何種類もの工程を経ているのだろう。

それにしても段取りが早い。長老の得意技でもあるのだが、先を読んで早めの対策を講じるようだ。仲間内でも冬野菜への着手が一番早いようで、セオリーどおりの日程が可能な模様だ。子狸など未だ雑草処理に追われミニ耕耘機を走らせるどころでは無い。上述の工程でいうと刈払機の段階なのだ。基本的に暑さに弱く且つ寒さにも弱い。春と秋とを好むのだが、そうそう都合良くは行かないものでして。

恐らくだが長老の狙いもダイコンとカブにあるのだろう。ダイコンは好みが激しいようで、毎年極太ダイコンを栽培している模様。我々が栽培する青首ダイコンに比し、直径がかなり大きい。何でも煮物に適しているとか何とか。青首は汎用タイプだろう。カブの好みは忘失したが、子狸は中カブの採用が多い。かっては聖護院カブを使用していたが、少々大きすぎたようだ。

 

 

 

 

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