木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

冬野菜の種蒔きへ

2024年09月15日 05時14分36秒 | 耕作放棄地

どうやら仲間達も着々と準備を進めているようだ。暑さや所用にかまけて数日出動を見合わせた。本日、数日ぶりに農園へと出向くと、何やら景観が変更されている。そう大きな相違では無いのだが、見た印象が異なるのだ。注視して気付いた。「百姓候補生」氏の一畝が見事に整理整頓され、種蒔きを待つ段取りとなっていたのだ。いつの間にと思うが、寸暇を惜しんでの労作のようだ。流れる水は濁らず、立ち止まる子狸の怠慢さが招いた遅れ現象であろう。

天気予報を語り合った。来週末が雨の予想、従って今の段階で準備し、来週半ばに種蒔きをしたいとのこと。的確な読みである。最高気温の流れを見ると、現行35度前後がら来週には30度前後となっている。5度前後低下する見込みのようだ。種蒔き予定は当面「ダイコン」と「カブ」の予定だそうな。発芽適温は15度~30度位、しかも雨の予想とくればピッタリの環境ではないか。

ダイコン想定なので高畝とした模様。しかも何度もミニ耕耘機を走らせ、土壌の柔軟化を繰り返したようだ。ご存じかと思うがダイコンは直進性が高い。地下へ真っ直ぐに伸びるのだ.土壌が固かったり障害物があると変形ダイコンとなってしまう。ミニ耕耘機の耕耘作業は多ければ多いほど望ましい。

何度も耕耘作業を繰り返した後、畝壁を固め、ダイコン畑の形状とした模様だ。ここまで見せられると子狸の遅れが何とも惨めになってくる。着手は早かったものの、何時の間にか追い越されていた。暑さに弱いタイプとは言え、遅れすぎだろう。

本日は「草刈名人」氏も出動の模様だが、彼もダイコンは想定内のようだ。但し、暑すぎるので月末まで遅らせるとか何とか。それも戦略であろう。要は収穫期を正月明けとすれば、少々種蒔きが遅れても支障は無いのだから。

 

 

 

 

 

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雷鳴とどろく

2024年09月14日 05時22分08秒 | 余話

午前中は良い天気だった。澄み渡った青空で、いかにも秋との雰囲気だったのだ.それが昼を回る頃から暗くなり始め、どこと無く怪しげな気配を持った雨雲らしき景観に。まあ持つだろう、との楽観的な見通しで庭の草抜きを続ける。ところがどっこい、午後の4時頃だろうか、突然西の空から鳴り出した。雷鳴だ。こりゃあいかん、ゲリラ豪雨が来るかもしれん・・・・・と直感し退避行動に.軒下へと逃れて程なくだろうか、ザアーと音がして降り出した。最初は温和しく、やがて大粒の雨と変わり、激しさを増していく。

突然の降雨に驚いたが,農園にとっては有り難い兆候。何せこの数日間雨らしき雨は降っていない。サツマイモの乾燥にホースで水撒きを行った程だ。サツマイモもナスやピーマンなども喜び勇んでくれるだろう。今は端境期で、野菜らしき野菜は育ってはいない。にもかかわらず、耕地には水が必要。程よく土壌を湿らせる必要があるのだ。次の冬野菜の為にも、急な降雨は有り難い。

電源を入れてニュースを聞く.大阪市内はゲリラ豪雨だそうな。未だ退勤の時間帯ではないが、営業中の車や人出も多いことだろう。支障がでなければ良いが。幸か不幸か、本日12日は朝から水量が多くて、大喜びしながら水タンクを満タンにしたところだ。降雨のことが予測できていたら、導水せずに待っていたのだが・・・・・・・。

「干天の慈雨」とか言うが、この日照り続きの最中、雨が降ってくれるのは真に有り難い。少々激しくとも雨あっての野菜栽培、水無くしては育たないのだ。降りしきった雨だが、1時間もすると雨脚が落ちてきた。少々激しかったが通り雨だったようだ。

雨脚の撮影をと思ったが、雨の撮影は非常に難しい。間接的な表現となるが、雨に濡れた樹木の姿を数枚挙げておきます。雨脚の強さが表現できていれば良いのだが。

 

 

 

 

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田圃は乾田へ

2024年09月13日 05時23分18秒 | 棚田

ここ数日、水路の流量が良好だ。どうやら田圃への水の必要性が終わった模様。当地では稲穂も色づき、今や遅しと収穫の時を待っている。稲刈り予想は今月の末か来月初め、あと2~3週間なのだ。そうなってくると、田圃の乾田化が要求される。つまり田圃から水を落として固い土壌とする必要性が。何せコンバインやバインダーが走り回るのだ。水気のある田圃だと支障が出かねない。

結果、彼方此方で水の導入を止めに掛かったのだろう。水路の流量が増えたのは、まさに止水のおかげ。助かるのは我々畑組、何せ稲作中はどうしても田圃優先、畑組は一歩譲っていたのだ。用水路から分岐した我々の水路にも水が流れて来た。本日は朝から快晴、滅法暑いが水タンクへの導水を計ることに。何時もの如くポンプとホースをセットする。水タンクは例のサツマイモ対策で空っぽなのだ。

エンジン始動、元気よくスタートする。流量が豊富なのでホースも水圧が強い。200リットル程度の水タンクはしばしの時間で満タンとなった。ついでにナスやピーマンの畝にも大量に散布しておく。水が豊富な事は何という幸せ、周囲への影響を考慮する事無く使えるのだ。話は変わって富士山の山小屋、ラーメン用のお湯一杯が200円とか何とか。雪解け水や天水のみが頼りなんだろう。

用水路に水が豊富となれば、畑組の出番だ。冬野菜の種蒔きや植え付けに取り組むタイミングなのだが、まだまだ暑さは続きそう。当面35度前後まで上昇の見込みとか。水が豊富でも気象条件が斯様な有様では、チョット・マッテ・クダサイ・・・・・とならざるを得ない。仲間達も状況を読み取ってるのか、出動が控えめだ。恐らくだがエアコンの効いた部屋でひっくり返っているのだろう。

市中に米が無いとか隠してるとか大騒ぎだが、当地でも間もなく収穫だ。10月の末には当地の新米が出回るかと見込まれる。もうしばらくの辛抱ですぞ。サツマイモも間もなくの出番、イモ・タコ・ナンキンのマダム衆にも朗報かと。

 

 

 

 

 

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シュウカイドウも満開

2024年09月12日 05時29分52秒 | 余話

当地(南河内)は東と南を山に囲まれた盆地状な地形を為し、西と北とは開けた平野部となっている。そして中央部を流れるのが石川であるのはご存じかと。南と東が山で防壁となってるので、台風被害等は少ない.有り難い地形である。その南の主が岩湧山{897メートル)であり、古来、修験道の道場として栄えてきた。その中心道場となったのが岩湧寺であり、今回の主人公でもある。紆余曲折あって現在は住職が不在のお寺であり。守護しているのは麓から通われる「寺守」さんだ。現在では参道が舗装され、車で寺まで通えるので負担は軽減されたであろう。

このお寺界隈並びに参道周辺に咲き誇るのがシュウカイドウの花、恐らくだが信者の方々が長年掛かって植え込まれた物であろう。ご承知のようにシュウカイドウはベゴニアの仲間、というよりベゴニアがシュウカイドウの仲間でしょう。中国原産のようで、かなり昔から我が国へと渡来した模様だ。8月~9月に掛け、薄いピンクの小さな花を咲かせる。丁度今頃が見ごろな時期で、気が向かれたらご訪問を。上述のように岩涌寺までは車の利用が可能です。

岩湧寺のお隣には河内長野市教委の社会教育施設(四季彩館)も存在し、一寸休憩も出来ます。飲食の販売はありませんが、トイレとベンチ等は整備され、岩湧山登山のベースともなっています。

シュウカイドウの花々は、車で訪問なら途中の参道沿いにビッシリと咲き誇っています。無論、中心となるのは岩湧寺界隈であり、スギの巨木や古刹の堂塔とマッチしており、カメラ持参の訪問が望ましいでしょう。今時分が満開期、撮影適期でもあります。一寸負担にはなりますが、駐車場に車を止め、撮影しながらお寺まで渓流沿いを歩かれることをお勧めします。

 

 

 

 

 

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サツマイモの熱中症?

2024年09月11日 05時17分37秒 | 耕作放棄地

サツマイモに異変が生じている・・・・・と既述したかと思うが、原因究明と対策は不明なままであった。現場を何度か確認した長老から一つの仮説が。「水分が足りないのでは無いか・・・」との問題提起であった。現場は関与する農園の中でも最も広い耕地、其処を子狸、長老、大御所、百姓候補生氏と4名の仲間が関わっている。無論、各位がサツマイモをも栽培して茎類は元気溌剌なのだ。子狸の畝だけ水分不足とは。チト考えにくいのでは無かろうか。

と返答しつつも想像してみた。子狸の畝は西の端、しかも隣地の長老の耕地とは1メートル余の段差がある。日照は当たりすぎるほど、東上段の田圃からの洩れ水は期待できない・・・・等々を考慮すると、長老の仮説も否定は出来ないだろう。ものは試し、対応策を実行してみるか。幸いにして水タンクには満杯状態、200リットル位の水は確保している。

何時もと違って水タンクを水源とし、ホースをサツマイモ畑の近くにセットする。そしてサツマイモを植え込んだ畝2本とダイコンの予定地を対象とする。エンジン始動、元気よく水が飛び出し、水タンクの容量が尽きるまで対象地に散布を行った。一般的には過剰散布とも思えるが、長い月日雨も降っていない。畝全体を底から湿らせる必要があるだろう。

200リットル位の貯留水、散布しだしたらあっと言う間の時間だった。畝が底から湿ったのかは不明だが、今までよりは良き環境への変化だろう。一番良いのは降雨なのだが、当面は好天続きのようだ。

果たして長老の仮説が該当してるのかどうか。半分疑問だが、可能性のあるものは試した方が望ましいだろう。そういえば昨年もサツマイモは同じ場所だったが、子狸のサツマイモは少々収穫量が少なめだった。昨年も夏の日照りが続いたことを記憶している。ひょっとしたら昨年も今年も水分不足の影響でサツマイモが成長不良に陥ったのかも。長老の推論は正しいのかも知れない。

〇散水後、水タンクの水源は空っぽに。

 

 

 

 

 

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