鉄道模型工作記録帳

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リトルジャパン京急700系初期型1本目の10

2008-06-04 22:22:32 | リトルジャパン京急700・一次型【完成】
今日の3本目。

先日生意気にも鉄コレ動力の台車リレーフ部品について提案というか放言してきてしまったわけですが、自分でこんなのというのを作ってみました。

リトルジャパンのキットは、概して動力を「ユーザーで何とかする」というものであり、特にこの700系については、専用台車を「なんとかして」動力に設置しなくてはなりません。

ところが、動力の台車骨部分は概ね「ジュラコン樹脂」であり、接着剤が効きません。
PPXを使えばという面もありますが、溶着しているわけではなくユーザーには外れやすいままを推奨している状態です。
コレをより強固に実用強度にする部品を作成しようというのが今回です。

まずは、T仕様の台車から、表面リレーフをカットします。


裏面は、割と荒いかなヤスリで軽く荒らします。
ちょっと薄くしても良いんですが、あえて今回は実施しません。

裏面はこのままでは鉄コレ動力の軸受け金属備品に全く合いませんので、

5.0mmのぶっといドリルで軽くザクりまして・・・。


台車を壊さないように慎重にしましょう。
分売は無いようです。
(台車だけでも個別に売っていただけると失敗してもやり直しが効くと思うんですけど・・・結構難しい加工だけに、気軽に予備品が手に入るといいですね)

更に、1.6mmドリルで、中心部を更にドリます。

突き抜けないように慎重にしましょうね。
半回転ずつ、抜いては光に当てて、薄く掘り過ぎになりすぎないようにします。

このように、大きく広げます。

鉄コレの動力にリレーフするには必ずしなければならない作業です。

2段階で穴を開けるのが私としては一番やりやすいです。

さてここからが本番です。

鉄コレ動力についてくる標準装備リレーフを削り込みます。

3つのボスを頂く算段です。

まぁ、1.3mmのパイプを使って台車の骨に挿すボスを新製してもいいんですけど。

このリレーフをとにかく

荒めの金ヤスリで削りまくります。

粉だらけ。


で、

ここまで

原型なく削り込みます。

更にけずり込みます


板状の部分は0.3mm程度まで削り込みます。


更にカットしてしまいますが、



別に後でもいいんです。

薄っすら裏からボスが見えます。




で、このようなイメージです。

双方、ABS樹脂なので溶着も可能ですし、瞬間接着剤でも相当がっちり接着できます。

ただし、トミックス・カトー・グリーンマックスの台車は台車もジュラコン樹脂なんで、この策は「接着面を増やす」程度しか効きません。
それは別の方法を考えています。


はめ込みます。


タミヤの緑瓶さらさらタイプを流し込みます。
コレで溶着です。


今回は薄っすら隙間に不恰好なベースが見えますが、完全乾燥後にリレーフを外し、削り込めばいいことです。


      ↑さらさらタイプでいやならこここそ瞬間接着剤で超がっちりつけると、運転会でも外れることは無いでしょう。