気ままな日記

東京近郊を生活圏とする北九州出身のしがない元サラリーマン

過去の単身赴任地での生活などを含め紹介

ミレー・モネ・黒田清輝展(北九州市立美術館)

2008年01月13日 11時59分00秒 | おでかけ
北九州市立美術館で、「ミレー、モネ、黒田清輝」展が開催されています。

私、絵画に対しては全く興味がないので、知人の展覧会から招待があったときくらいしか(お付き合いですね)絵画とふれあうことはなかったのです。
今回、北九州に住む父から誘いがあって行ってきました。
お付き合いというところでしょうか。

展示室へ入って、まず最初の絵が、

 ジャン=フェルディナン・シェニョー「草原の羊飼いの少女と羊の群れ」

すごい!!
 草原の中の羊の群れが描かれているのですが、
 油絵の威力でしょうか、日の光と、それに輝く羊の毛並みが描かれているように思いました。
 うまく表現できませんが、暗い感じの絵にもみえるのですが、輝いているのです。
 また、絵に近寄って子細をみると、繊細な筆遣いにより羊の毛並みが描かれています。
 遠近法(だと思いますが)により、平板なキャンバスに描かれているにもかかわらず、草原の広がりも感じます。

 最初の絵から、足が止まってしまいました。

 後から入ってくる方々も、「すごい」という言葉を発していました。

この次の絵は、牛追いと牛を描いたものでしたが、これも「すごい」(すみません、この言葉でしか言い表せません。)。

そして、ミレーの「落ち穂拾い」
 え、こんなに小さいの??
思っていたよりも、小さいのですね。
小さい絵でも存在感を感じます。
額が壁にはめ込まれた窓で、その窓の外に「落ち穂拾い」の風景があるようにも感じました。
 貧しい時代のフランスでは、土地を持たない貧しい人々のために麦が付いた穂をわざと落とし(落ち穂)、貧しい人々はそれを拾って生活の糧にしていたそうです。

 モネ「積みわら」
 彩りが良い絵でした。

この展示会は、昔のフランスの田園風景をテーマとしたものです。
私のような芸術とは無縁な者でも、楽しめました。


北九州市立美術館は、小倉北区と戸畑区の境の高台にあります。
ここから、関門海峡、玄界灘が見えます。


関門海峡の向こうは、下関・彦島でしょう。


【新日本製鐵・戸畑工場】


【玄界灘】
左の遠くに見える島は、藍島かな。