郡保家の一日

極く有りふれた家庭です。その生活の一端を記録していきたいと思います。

聴く

2015年05月25日 | 日記

 人の話をおしまいまで丁寧に聴くと言うことがなかなか出来ず、相手の話を遮〔さえぎ〕って「結論は何?」、「何が言いたいの?」、「それは前に言わなかった?」、「主語は誰?」、「話の目的は?」、…と訊〔き〕いてしまう。歳がいって気短になったと言うわけではない。もともとの性格で親や先生にじっくり話を聞いて貰えず、自分の頭の中で一度言ってから話しなさいと何度も注意され続けてきたからだと思う。それでも自分がものごとを端的に理路整然と話せているわけでもないのに、それを相手に要求してしまっている。歳がいくと何度も同じ話を始めると言うから言う方も聴く方も困ったことになる。でも、目は疲れるが耳が疲れたと言うことは聞いたことがない。だから目は見たくないものには瞼〔まぶた〕を閉じればよいが、耳は聞きたくないことを遮るための蓋〔ふた〕がない。耳は聴きたいことだけを聞いているようだ。昔、私はよく勝手つんぼと言われたことがあった。これからは意識して昔のようになればよいのだ。(なお、つんぼを聴力障害者への差別用語として使った気持ちはありません。気を悪くしないで下さい。) 
 (写真:墨田の花火が咲き始めました)


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