日産リバイバル・プラン

　その頃、家人は自動車部品の製造販売部門の企画部に在籍していたので日産リバイバル・プラン対応に泣かされた一人である。納入価格を２０％下げる代わりに納入先を５社から２社に絞るので量で稼げと言う提案である。５社の内１社は系列会社である。以前からそれほど納入機種と数量は多くなかったものの、それがゼロになるのは部門としてライン稼働率が落ち、大きな痛手になる。日産への納品を継続するか、しないかを別としてこれを機に他競争会社がコストダウンを達成したら当社は競争に負けることになる。材料部品のＶＡやラインの合理化をいろいろと検討し、日産への提案回答書として纏めた記憶がよみがえると話してくれた。ずっとずっと昔のことだけど、ゴーンさんだけはカリスマ経営者として活躍されてきたが、やはり権力を長く持ち過ぎたようだ。それとも、もともと根（性）がお金への執着心が強かったのかしら。

　今日の夕食は、
















　◆お刺身（鮪とサーモン）　◆炊きあわせ　◆えのきの肉巻き　◆キャベツと蟹の甘酢　◆胡瓜の辛子味噌かけ　◆ご飯
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屋根

　最近のお家の屋根はシンプルである。それに比べわが家の屋根は２階に主屋根があって張り出した副屋根があって、北側は１階にも屋根があって、庇にも瓦が載っている。北隣の家には南側に大きなお庭があるのにわが家の北側は日照権の問題で１階になっている。また北隣との境も境界線からセットバックして塀を設置させられている。後から家を建てる弱みにつけこまれて言いたい放題の要求を飲まされた。このことを少し（？）恨んでいる。話は屋根である。日本的な瓦屋根の家が少なくなった気がする。この近くでも堂々とした高棟式の瓦屋根のお宅がこの前の地震と台風で屋根の瓦が崩れ、スレート葺の屋根に変わった。わが家も瓦屋根をどうするかを考えた。今年の災害ではまったく問題がなかったが、今後のことを考えてケイミュー製ROOGA雅の軽い瓦にすることにした。この屋根の葺き替えで職人さんは複雑な造りだったので大変だったろうなと思う。メンテナンスを考えるとき、出来るだけシンプルが良いが、初めに家を建てるときにいろいろな希望と制約があり、そこまで考えることはしない。でも、この歳ではもう家を建てることはない。

　今日の夕食は、
















　◆鱈のグラタン　◆リンゴサラダ　◆ピクルス　◆昆布佃煮　◆生パスタ・ジェノベ―ゼ
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埃〔ほこり〕っぽくて

　瓦屋根を葺き替えて、瓦下の土を取り払ったのでその粉のような乾いた土が家の周りに散ったようだ。職人さんとしては綺麗に取り払ったつもりでも、１００％完全に集塵することが出来ない。残った土は埃となって空中に舞い、家の周りに落ちていったものが、また風で舞い、あるいは靴や服に付いて家の中にまで入り込み、どうも埃っぽい。拭き掃除や掃除機で家の中は土埃を集塵するものの、その格闘に負けてしまう。家の周りは家人がマスクを掛け担当し昨日も今日もやってくれるが、次から次にどこからか土埃が出、箒と塵取りではやはり格闘に負けている。まだ、リフォームは壁の塗装と雨樋の敷設等が残っている。早く塗装前の水洗いをして土埃を家の周りから無くして欲しいが、それまで土埃との格闘が続きそうだ。

　今日の夕食は、
















　◆焼き鶏　◆鯵の南蛮漬け　◆大根のきのこあんかけ　　◆ラデッシュの浅漬け　◆ご飯
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山茶花

　小さな庭の雑然とした中に山茶花が一輪だけ咲いていた。寒さも日増しに厳しくなっていく中で健気に存在感を醸し出している。そして優しい色が心を穏やかにしてくれた。変化の無い日であったがこれが幸せなのかも知れない。毎日、食べていけれるお金があればそれで満足だと思えば、健康と少しのお金があれば幸せだと何かに書いていたがそうかもしれない。不満は不満を呼び、満足は満足を呼ぶ。そこに感謝の心があるか、ないかで変わってくる。人は生を受けてから感謝の連続で大きくなってきた。それをことさら感謝という言葉で表すことができないほどの感謝の中で生きてきた。だから、感謝を当然と思ってしまう。でも、ふと立ち止まって感謝の気持ちをあらためて思うことは自分が人であることを認識させてくれる。

　今日の夕食は、
















　◆鮪カツ　◆さつま芋、紅生姜、茗荷の天ぷら　◆白菜の煮物　◆ほろふき大根　◆すまし汁　◆ご飯
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効果は

　効果は直ぐ現れない。現れないから努力を止めてしまうから効果が出てこない。家人は今年度からテニスクラブを週２回から１回に減らして代わりにコミュニティーセンターで一人練習を始めた。暑い夏も黙々と週１回行っていた。最近、その結果が出てきたように思うと言う。結果が出てくると面白くなり、努力が続けられる。そうしていい方向に回って行く。だから、如何に辛抱して結果が出なくても効果はきっと現れると自分を信じて努力を続けられるかが試されている。仏教に「精進〔しょうじん〕」という言葉があります。自分自身と向き合い、自分自身を見つめ、自分自身を高めようとすることを精進と言う。他と比較して優劣をつけたり、勝ち負けに一喜一憂したりする成果主義一辺倒ではなく、弛〔たゆ〕まず、自分自身で考えてやるべきことをやる。才能なんて当てにはできない。「己に克つは他の人々に勝つに優〔まさ〕る」です。努力とはそういうものではないかと思いました。

　今日の夕食は、
















　◆牛すじ肉のワイン煮　◆キッシュ　◆南瓜のヨーグルトサラダ　◆洋梨の生ハム巻き　◆野菜スープ　◆ご飯
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