かんりにんのひとりごと

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信じられないけど「立秋」

2024-08-07 | 季節にまつわる話

 

毎日暑い日が続いているので、にわかには信じがたいのですが、今日は『立秋』です。

 

太陽の動きを基準にして、単純に春夏秋冬の四つに割ってあるのですから、考えてみれば、暑くても寒くても、秋には違いが無いのかもしれません。

 

 

 

少しでも、秋の気配を探そうと、愛犬と散歩に出かけましたが、二週間くらい前と比べると、やや暑さがましかなと感じました。

 

毎年のことなので、何となく感じる感想ですが、昼間の暑さは変わらなくても、朝夕がだんだんと涼しくなってくるのが、この『立秋』の頃です。

 

 

『立秋』になると、毎年同じ和歌を思い出します。

 

「秋来ぬと 目にはさやかに見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」という歌です。

 

平安時代の初期の宮廷歌人である藤原敏行さんの和歌で、古今和歌集にも掲載されているそうです。

 

 

「秋来ぬ」というのは、「あきこぬ」ではなくて、「あききぬ」と読むそうです。

 

「あききぬ」と読むと、完了形になって、秋がまさにやってきたといういみになります。

 

「さやかに」というのは、はっきりとという意味なので、「はっきりとはわからない」ということになります。

 

そこで、「かぜのおとにぞ おどろかれぬる」と来るんですね。

 

「ぞ」という強調の助詞がきいていますね。

 

「風の音にこそ」という意味になって、「おどろかれぬる」ははっと気が付くといういみだそうです。

 

毎年、いい歌だなあと感心しています。

 

秋が来たとははっきりとは、わからないけれども、風の音を聞いて ああ秋が来たんだなあと はっと気が付いたという歌なんでしょうね。

 

 

そんな涼しい秋の風を早く感じてみたいものです。

 

もうそこまで来ているような気がしますが・・・。

 

 

今日はお休みなので、家内とコメダ珈琲に行って、のんびりしました。

 

オリンピックの卓球もいよいよ準決勝を迎えます。

 

男女そろっての決勝進出を期待しています。

 

私のいちおしは、張本兄妹です・・・。

 

中国とは決勝戦まであたらないので、決勝までは負けずに勝ち上がってほしいです。

 

中国に勝つのは、なかなか難しいですが、スポーツの方は「暑い試合」を期待しています。

 

【秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど

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