六波羅蜜寺と建仁寺の間のあたり・・・。
六道の辻と書かれた石碑があります・・・。
このあたりは、古くから化野(あだしの)などと同じく風葬が行われていたらしく鳥辺野(とりべの)と呼ばれていました・・・。
そのため、このあたりはこの世とあの世の境界であると思われていました。
「六道珍皇子(ろくどうちんのうじ)」では、お盆の時期に「六道参り」と言われる先祖の霊を迎える行事が行われています。
このお寺には閻魔増が祀られ、その隣に小野篁(おののたかむら)の像が並んでいるそうです。
残念ながら、予約制らしくて、入ることはできませんでした。
小野篁は伝説の多い人で、昼間は朝廷に勤めながら、夜は地獄の閻魔様に仕える役人として、この世とあの世を行ったり来たりしていたそうです。
その入り口が、「冥途通いの井戸」とか「黄泉がえりの井戸」として残っています。
なんとも不思議な場所ですね。。。
この地の伝説として残っているのは、夜な夜な飴を買いに来る女性がいて、調べてみると、身重のまま死んだ人が死んだ後に出産し、幽霊となって子供に食べさせる飴を買いに来ていたのだという話でした。
なんとも、こわーいお話でした。
今でも営業されていて、六道参りの際に購入する方も多いとか・・・。
麦芽糖の風味が特徴だそうです・・・。
不思議な空間です・・・。
六道珍皇寺、
10年ほど前に、気心の知れた友達と
京都ミステリースポット巡りと
銘打ちご機嫌よく参拝しました。
閻魔大王像より、小野篁像のほうが
リアルで怖かったです(;゚Д゚)
百人一首にも載っている
小野篁のエピソードと
閻魔大王の補佐のエピソードと
興味深い人物です(*´艸`*)