この六波羅蜜寺には、行ったことが無かったのですが、本を読んでいるうちに、ぜひ行きたいと思うようになりました。
この寺院自体が歴史のある、綺麗な寺院であるということもありますが、平家の「六波羅第(ろくはらてい)」や鎌倉幕府の「六波羅探題(ろくはらたんだい)」があったことにも興味がありました。
駅を降りると、いろいろな看板が案内をしてくれたので、すんなりと到着できました。
この寺院は、平安時代に都に疫病が流行った時に「空也(くうや)」という上人が起こしたと言われています。
空也は自ら仏像を彫って、台車に乗せて都を走り回ったと言われています。
その際、病人にお茶に梅干・昆布を入れて飲ませたとも伝えられます。
それが、現代でもお正月に梅昆布茶を飲む風習として、京都の家庭に伝わっていると書かれていました。
そうでしたか・・・。
私の家でも、昔からお正月には梅昆布茶を飲んでいました。
まさか、1000年前の空也上人の行動が、我が家に伝わっているとは思ってもみませんでした。
すごい人ですねー。。。
龍の絵が柱に描かれていました。
この寺院には、国宝や重要文化財の鎌倉時代の彫刻が多いと聞いて、有料の「令和館」に入りました。
教科書に載っているような平清盛の像、空也上人立像など、木造の彫刻がたくさんありました。
写真は撮れないので、ポスターを撮影しておきました。
この人が空也上人ですね。
教科書で見たことがあります。
良いものを見させていただきました。
後は、六波羅第や六波羅探題の痕跡を探さないと・・・。
これですかね・・・。
よく見えませんが、平氏六波羅・・・という文字と六波羅探題・・・という字が見えています。
きっと、この付近だったのでしょう。。。
平氏が滅ぼされたときに、平家の屋敷はみな燃やされたそうですし、鎌倉幕府が作った六波羅探題も足利尊氏によって、滅ぼされたと書かれていました。
この付近は、そういった戦乱をへて、今に至るということなんですね。。。
歴史の勉強はなかなか奥が深いものです。。。
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