わが子は私立中高一貫校の高2
つまり、もうあと数日で受験生の
高3となります。
わが子が中学受験したころは、
まだ一部の小学生が
チャレンジするみたいな位置づけでした。
※東京なら全体で2割程度がしても、
私の住む県は3%程度でした
でも、「2月の勝者」などの受験漫画や
共通テストの問題が
中学受験の特殊算の発展形が出されるなど、
中学受験しておいた方が有利
みたいな流れになってきたこともあり、
数年前と比較すれば、
ずいぶん増えたイメージがあります。
中学受験に向く子は、
一般的に言われているのは、
学校のテストで100点は当たり前ということ。
それは経験上感じます。
実際わが子もそんな小学生でした。
6年間で、プリントや宿題、テストを含めて、
間違ったことは片手程度です。
※100点や花丸が当たり前の子どもでした
確か社会のテストが95点だったことが記憶にあるぐらいで、
あとは思い出せないぐらいです。
「勉強しなさい」とは、小学校時代
一度も口にしたことはありませんでした。
そんな子どもでも、
中堅レベルの私立中高一貫校では、
全然授業についていけれません。
私はこれにかなり悩み、
一時は精神的におかしくなるぐらいでした。
そもそも中学受験は、
一生使うことはない算数の特殊算を
受験のためだけに使うような世界です。
中学生なら当たり前に使える
方程式を使わず、
つるかめ算で解いていきます。
わが子など、つるかめ算のほうが早いからと言って、
方程式の文章問題を、
つるかめ算で解いて、学校で注意されていました。
それぐらい体に染みつくぐらい勉強するのです。
わが家は、通信教育で中学受験をした家庭でしたが、
元々算数が得意だったので、
小5の担任から、
「算数を活かした進路で学ばせてあげてください」
と言われたり、
塾で模試だけは受験していたので、
模試の申し込みをした時、
塾長先生から、
「ああ、算数の得意な〇〇ちゃんのお母さんですね」
と言われていました。
実際開示をした時、
算数は受験校ではトップでした。
塾には、再三誘われていました。
今考えれば、実績が欲しかったのでしょう。
理科も大好きで、よく図鑑や
映像を眺めていましたし、
「この子は、理数系で困ることはないだろう」
と思っていました。
ところが、成績がよかったのは、
中1の2学期まででした。
そこから、どんどん落ちていき、
中3の時、担任の先生に励まされ、
何とか平均より上まで浮上したものの、
高1から、またドーンと下がりました。
今思えば、わが子は通信教育をしていましたが、
中学受験用なので、かなり苦労して勉強していました。
親もネットや参考書を買って、
わが子に教えていましたが、
やはり親子なので、親子喧嘩になります。
毎週末のように親子喧嘩をし、
「中学受験を塾無しはかなり大変だった」
というのが実感です。
その時、よくわが子が言っていたのが、
「習っていないから、わからない」
でした。
わが子は復習型の子どもだったのです。
実際中堅どころと言っても、
入学してしまえば、上位の子どもは、
中学1年や2年で、
英語検定2級や理科検定2級を取得する
子どももいます。
※両方高2レベル相当
経験者として実感したのは、ここです。
「先取をどんどんしていく」
そういう子どもは向いていると思います。
一貫校は、かなり授業速度が速いので、
ある程度予復習をし、
自分からどんどん勉強する生徒でなければ、
上位どころか、平均にも届きません。
わが子が異常かと思っていましたが、
中学受験をした8割が
「授業についていけれていない」
というデータがあります。
東大をはじめとする旧帝大・医学部出身者が、
中高一貫校や中学受験出身者が多いので、
「中学受験が有利」みたいな流れはあります。
でも、昨夏に元県立高校の先生に言われたのは、
わが子のように、「上位でこそ頑張れる子ども」は、
中学受験には向いていません。
実際、30年以上教師をして、
最下位クラスが上位になった生徒は、
片手程度らしいです。
※1万人以上教えて5人程度
それぐらい稀、不可能に近いと言われました。
こういう生徒は、かなり自己肯定感が高く、
「自分なら出来る」と信じ、やり抜く。
希少だからこそ、褒めたたえられるのでしょう。
実際偏差値40そこそこで、
1年で東大合格なんて、誰にでもできるとは思えません…
授業についていくことが出来なければ、
塾代などの費用もかさみます。
学校の学費でアップアップの家庭は、
かなり厳しいと言わざるを得ません。
あくまでも私の見解ですが
①小学校のテストで満点が当たり前
②先取りの勉強が苦ではない
③成績が落ちても自己肯定感が高い
④塾など通わすことが出来る、親の資金力がある
これが中学受験に向く子どもだと思います。
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