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私立中高一貫校の罠 参考用

2023-10-16 07:41:38 | 日記

土曜日、人権教育参観で学校訪問。

クラス参観は、わずか3組。

2組とも割と話す保護者さんなので、

子どもの近況報告をしました。

中学の時から、ずっと上位のAちゃん。

毎年顔合わせの時も、

「一番家族で計画的に行動し、

勉強計画も立て、

親から見ても模範的に過ごしています」

とおっしゃっていたので、

常に最下位争いのわが子を持つ私にとって、

まぶしい存在な女の子。

進路指導の先生も、

他校の同級生にお子さんがいらっしゃり、

「国語はAがライバルだと、子どもに話しています」

と言われるぐらい、国語は特に優秀な女の子です。

そのAちゃんは、勉強に行き詰まり、軽くノイローゼ状態に。

恐らく担任とは事前に話されていたのでしょう。

少しの間、話されていました。

 

また、E君は中学まで不登校だったので、

親としては、優秀な兄姉と比較せず、

のんびり進路を決めてほしいと言われていました。

 

今回は3組しかいないせいか、

珍しく担任と副担が、

感想を求められました。

わが子は男子が嫌いと言っていましたが、

こういうグループ討議は、

きちんと男子とも話すので、

ホッとしました。

 

罠と言うのは、すべて終わった後、

担任と10分ぐらいわが子の状況を話しました。

「化学と物理は、独学での勉強は難しいと言うのは本当ですか?」

と質問したところ、

「本当です」

と言われました。

学校で指導できないなら、こちらも何かしら外部を探すのに、

どうして教えてくれないのか?

Aちゃんのお母さんは、盛んに

わが子と仲の良かったZちゃんのことを聞かれました。

もしかしたら、Zちゃんの進学先に進学希望なのか?

と思うぐらい、かなり聞かれました。

「社会2教科が担当教員がいないと

言われ、もうどうしていいのか…」

と、ため息をつかれていました。

Zちゃんは、問題集と参考書で乗り切っています。

でも、彼女は、吞気なようで、

かなり賢い女の子でした。

恐らく7月に文転しても合格できたのは、

彼女は勉強のやり方を知っていたからでしょう。

 

罠と言うのは、このあたりです。

よく私立中学・高校進学と聞くと、

親の年収が注目されます。

もちろんある程度の年収がなければ、

通わすことは出来ないでしょう。

でも、以前書きましたが、

年収よりも、

「いくら教育費に回せるのか?」

ここもかなり大事です。

わが家は、かなり田舎の私立中高一貫校で、

補助もあるので、実質支払は、何もなければ、

そんなに高くはありません。

でも、親は考えたくはないと思いますが、

「勉強に苦労した時」

塾などの費用が出せるか?

もかなり大事になってくるのでしょう。

 

センター時代は、わが子の通学する私立中高一貫校も、

「塾無しで進学させます」

みたいなことを謳ってしました。

わが子が中1の時、最後のセンターは高3でした。

この時点では、「共通テスト」は、

かなり未知の世界でした。

全科目記述にするとか、

英語は検定試験で決めるとか、

かなり二転三転しました。

センター試験は、実は30年以上実施されていた

大学入試で、

友人の子は、繰り返し模試を受けて、

パターン化し、暗記で乗り切った

と言っていました。

これはその学生だけでなく、

全国的にその傾向でした。

開始されて10年ぐらいの時は、

古文は、とにかく源氏物語を勉強しておけばいいと

言われていたそうです。

ある程度対策もしやすかった入試だった

と、先生方も言われていました。

だからこそ、

「思考の共通試験」「暗記のセンター試験」

と言われています。

 

文系が優秀なAちゃんでさえ、

かなり疲労する共通テスト。

お母さんは、かなり不安そうでした。

Aちゃんは、実は3つ上にお姉さんがいます。

開始2年目の共通テスト。

そう、数学がめちゃくちゃ難しい年で、

しかも英語を段違いに解答を書き、

一浪することになったそうです。

お姉さんのことがあるので、

共通テストは、楽観視できないと言うこともあります。

 

進学させる学校の選択に、

偏差値、進学先はかなりウェートを占めると思います。

でも、その学校に在籍していただけで、

実は、その生徒は、塾に通って

合格していたと言う可能性はかなり高い。

担当教員がいないのに、

合格できるのは、かなり厳しい道のりと言えます。

私もこのブログによく書いていますが、

物理を計算でしか教えない教員、

※物理は画を描かないと解けません

社会は教科書だけで副教材がない、

また教える教員が毎回のように変わる、

生徒の出来の良しあしで

熱意の違う教員。

※補習はおろか、自分の担当授業も忘れていた

一番は教員のパワハラで教員の異動が多い。

など、かなり入学してから驚いたことがあります。

ひゅうさんをはじめ、

こちらに訪問される方は、

ご自分やお子さんの学校との違いに、

かなり驚かれていると思います。

でも、こんな学校もあるのが現実です。

センターの頃はよくても、

共通テストになり、対応できなくなった

学校もあり、

推薦入学はかなり増加傾向。

でも、それは、全国がそうなっているので、

推薦=合格というわけではありません。

また、昔は、推薦は、小論文と面接だけでよかったのに、

現在は共通テストや検定の成績で決める

大学もかなり増えました。

わが子が入学したころ、

いいなと思っていた大学の検定基準が、

英語準2→2級に変更と

この5年で変わった大学もあります。

ですから、最新の情報を入手し、

罠にはまらないようにご注意ください。

 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ひゅう)
2023-10-17 09:25:08
確かに驚きしかないです。
ここまで違うとあきれますね
でも、現状を見ながら克服しかない。
実質 あと1年 親も子も目標に向けて
がんばるしかないです。
この時期はみんな辛いです・・・
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Unknown (korokoro1485)
2023-10-17 10:28:37
まさかこんな学校とは思いもしませんでした。
わが子の苦労を目の当たりにし、切ない日々です。
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