お正月を迎えて4日目、遅ればせながら、ブログのデザインを変えた。
今年のお正月は、サラリーマンにとっては、元日が日曜日なので、今日から出勤。
あわただしい正月休み。
暮れに、太平洋戦争開戦について考えてみたが、改めてまとめてみた。
太平洋戦争を自衛のための戦争と考える人がいる。
アメリカによる、日本への石油の輸出禁止等を含む経済封鎖。日米交渉の経過の中で出された、アメリカ側の最後通牒ともいうべき「ハルノート」の内容は日本として到底受け入れることのできないものである。
そこで、日本は真珠湾奇襲攻撃を行い、自衛のための戦争に突入したと言う。
ハーグ条約に自衛の戦争であれば、宣戦布告は不要とある。
それを根拠に、真珠湾奇襲攻撃は合法であるという。
しかし、太平洋戦争が自衛のための戦争であったという理論には問題がある。
その根拠は様々あるが、開戦の経緯でもいくつかある。
その一つは、日本が到底受け入れることのできない、実質的宣戦布告である「ハルノート」を受けて戦いに入ったと言う。
しかし、日本が開戦の意志決定をしたのは、ハルノートが出される前に行われた、第3回の御前会議であり、ハルノートを受けて開かれた第4回の御前会議ではない。
もう1つの理由は、ハルノートはハル国務長官の私的文書であり、正式な米国政府の文書ではない。
太平洋戦争は、開戦の経緯を見ても自衛のための戦争とは言えない。