堤保有つれづれ日記

つれづれに感じること

正月と食

2012年01月05日 | 日記

 昨晩、今年になって初めて日本酒を飲んだ。

 酒も以前は365日、寝る直前に飲んでいた。
 年を考え、健康も考え、飲酒の習慣も改めた。
 酒を飲まないと寝つきが悪い、そんな理由も毎晩飲んだ理由の一つだが。
 酒を飲まなくとも、直ぐ寝られるようになった。
 2日だったり、3日だったりするが 間隔をあけるようになった。

 健康を考え、焼酎中心である。
 本来は日本酒党である。
 私の持論は、酒は醸造酒。醸造酒は銘柄や産地で味が異なる。
 持論に従い、日本酒とワインは、本当に酒を飲みたいときには飲む。
 今年の正月はワインにした。

 今年は、間隔をもう少しあけて、日本酒党に戻ろうと思う。酔うために飲むのではないので。

 正月の職も、依然と様変わりした。
 典型的なのが餅である。
 子どもの頃は、暮れになると、あちらこちらで、餅つきの音が聞こえた。
 その音が聞こえると、正月が近いことを実感した。
 餅つきは大事である、一家総出で朝から準備して行う。
 餅こそ正月を象徴する食べ物であった。
 ところが、今は、一年中、スーパーで売っている。
 我が家では、非常食として、常備してある。災害発生時にも役に立つと思う。
 従って、お雑煮を食べても、正月が来たとは感じない。

 おせち料理も一年中あるし、食べてもいる。
 おせちを食べて、年の初めを感じると言う事はなくなった。
 お正月だけではなく、お祭りなどの年中行事も、昔は、御馳走があった。
 国が貧しかったので、日常は我慢し、物日(ものび)-今は死語かもしれない―にだけちょっと贅沢をした。
 良いことなのか悪いことなのか。
 生活のアクセントが無くなってしまった。