工房八重の部屋

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近江商人屋敷の外村宇兵衛邸は敷地6000平方の豪壮な屋敷!

2010年09月27日 | Weblog
五個荘にある、いくつかの近江商人屋敷地帯は、歴史的景観が保たれていて、国の

重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。

車で、最初におとずれたのは、近江商人歴史館。

近江商人歴史館で、近江商人が全国へ行商し、やがて豪商へと出世していく商人達の

歴史がわかります。

次に訪れたのは、外村宇兵衛邸。 現在は市が所有し管理していますが、建坪550㎡、

敷地6000㎡あまりの、近江商人の財力が見てとれる屋敷です。

近江商人に、ちなんだイベント「ぶらっと五個荘まち歩き」が、開かれている期間に、

訪ねました。

東京、横浜、京都、福井などに支店を有し、呉服商として、明治時代には、全国長者

番付けにも名を連ねた、豪商でした。 現在の京都室町にある、外村、外与は、其の

系列の会社として、存続しています。


近江商人歴史館


天秤棒を担いで、近江商人が全国へ行商し、やがて豪商へと出世していく商人達の
歴史がわかります。


近江商人屋敷が建ち並ぶ地区は、国の重要伝統的建造物郡保存地区に選定されています。


廃船になった舟の板を焼いて、外壁の腰板に使う 「舟板塀」が多く見られる。
物を無駄にせず、板を焼くことで、燃えにくくするための、合理的な知恵!


「川戸」は外堀の水を引き込み、野菜や鍋釜を洗う場所で、防火用水の役目を果たしていた


土間    店は都会に展開しても、本宅は五個荘に住宅専用として、置いている。


炊事場


帳場


座敷   見た感じは質素なつくりになっているが、柱や板は高価な材料を使用している。


イベントの開催された時期だったので、屋敷内には、草月流の生け花が、飾られていた。
2階にあがる階段は、階段箪笥になっている。


現存する母屋は、2代目が1860年(万延元)に建築した。
1896年(明治29)年の平面図によると、書院、大蔵2蔵、米倉、雑蔵など、
十数棟が建ち並び、敷地は6600㎡あった、豪壮な屋敷であった。


蔵の1階


蔵の2階に上る階段! 1枚板の床など、豪商らしい蔵です。


蔵の2階  蔵そのものが見学できるのは、珍しいとの事です。


2階建ての蔵


近江商人は、それぞれの家が家憲、店訓を持ち、商法、教育、精神を持って、
成功していきました。


作庭当時は、神崎郡一と言われた庭園!


母屋の前の庭は広くはないのですが、横手に広大な庭があります。