工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

建仁寺で開催された「第7回桑マルベリーフォーラム」に行ってみました

2011年09月21日 | Weblog
9月18日に、建仁寺で開催された「第7回桑マルベリーフォーラム」に行ってみました

なぜ建仁寺かというと、建仁寺開祖の栄西(ようさい)禅師は、

「桑が 糖尿病や動脈硬化によく効く」と、 ”喫茶養生記”に記されたとのことで、

中国に、二回にわたり行き、禅を学び、お茶や桑を持ち帰りました。

建仁寺は、建仁2年(1202年)将軍源頼家が、寺域を寄進し、栄西禅師を開山として

建立されました。建仁2年に建立されたので、建仁寺という寺になったとのことです。

桑は、マルベリーともいわれ、蚕の食べる植物ですが、現在は、桑の葉を入れたお菓子

食べ物などは、健康食として、知られているとのことです。

境内にある桑の碑の前にて、法要が営まれた後に、方丈内の会場で、開催され、

方丈内の会場は、現在、屋根の葺き替え工事中で、暗くて、椅子席になっていました。


記念講演

●西陣織物職工業組合、理事長 渡邊 隆夫氏の講演は、西陣織が、明治

時代に、なぜ盛んになったか! 現在に至るまでの歴史で、興味深かった!

●建仁寺の庶務部長で、法観寺(八坂の塔」の住職でもある、浅野 全雄師の講演は

栄西禅師の生涯を、ユーモアを交え、説明してくださいました。

最後のイベントは、栄西禅師が生まれた津山からの方達による、日本舞踊の奉納が

ありました。フォーラム終了後は、拝観散策が出来、茶室の清涼軒で、桑の葉を

入れた抹茶の接待があり、参加者全員にお土産がありました。

お土産の内容は、桑の葉を入れたそばぼうろのようなお菓子と、ホルモンうどんの

タレでした。

先日津山に旅行に行った際、このタレが売っていたのを見ました。

袋にチラシが入っていて、京都で、津山ホルモンうどんや、桑餃子が、食べられる店は、

北大路通にある、府立大学前の「一玄」という店とのことです。

植物園に行った際に、どんな味! 食べてみよう! 

京都で桑を使った食品や、レストランを経営しているのは、「おのみやす本舗」という

会社です。  桑を使った健康食品があるのを、今回のフォーラムに参加して

始めて知りました。

お菓子は美味しかったので、今度、売っているの見つけたら、買ってみましょう!


看板


方丈内の会場は、現在、屋根の葺き替え工事中で、暗くて、椅子席になっていました。


最後のイベントは、栄西禅師が生まれた津山からの方達による、日本舞踊の奉納が
ありました。


茶室の清涼軒 


お茶の接待


中庭





金澤翔子さんは、ダウン症の方ですが、書の素晴らしい作家です。
その屏風が飾られていました。


国宝 「風神雷神図屏風」
俵屋宗達の貴重な国宝の複製が、畳敷の寺内に飾られていて、まじかに見られます。


浴室


境内  
明治時代になった時に、廃仏毀釈、神仏分離の法難により、塔頭の統廃合が行われ、
余った土地を政府に上納、境内が半分近くに縮小され、現在にいたります。