工房八重の部屋

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佐川美術館「歌川国芳展」は150年間今も最新の素晴らしい浮世絵!

2011年09月25日 | Weblog
守山に住む友人と、佐川美術館の駐車場で待ち合わせ、「歌川国芳展」の前期を

見に行きました。 「歌川国芳展」の様子は、以前にNHKの日曜美術館で、

放映されていて、関西で開催する際には、ぜひ見に行きたいと思っていました。

国芳が描く浮世絵は「浮世絵、江戸情緒」 という常識を打ち破り、破天荒な浮世絵

の数々で、国芳の時代は、幕末で、幕府の財政逼迫や、外国船による開国要求など

の内憂外患の、激動した社会情勢でした。  

遊女や芸者を描く禁止令には、猫の芸者遊女を描いたり、

役者を描く禁止令には、漫画風の似顔絵の役者顔を描き、贅沢禁止令の風刺画には、

恨めしく思う幽霊が登場といった具合で、今の時代に見ても、斬新で、素晴らしい!

構図、色使い、絵の発想が、ユニークで、「150年間今も最新」という、この展示会の

キャッチコピーに、納得の展示会でした。

前期は、10月2日までで、武者絵、妖怪図、役者絵、美人画などが、ジャンル別に

展示されていました。

後期は、10月6日から11月6日まで開催されますので、後期も見に行く予定です!

後期もきっと驚かされ、感動させられることでしょう!

佐川美術館 「歌川国芳展」の文字クリックすると、ホームページにリンク出来ます。

浮世絵の映像は、NHKからのものです。


水の上に浮かんでいるような、佐川美術館


お茶室にアシの風情あるたたずまい


ポスター


歌川国芳


構図、色使い、絵の発想が、ユニーク


武者絵


武者絵


不思議な雰囲気の、四十七士の討ち入りは、外国の絵の絵から構図を取り入れている


妖怪図


顔は裸の男達が絡まって構成


倹約令への風刺画


倹約令への風刺画


スイカの妖怪


遊女や芸者を描く禁止令には、猫の芸者遊女を描いた


猫の姿の芸者遊女!


役者を描く禁止令には、漫画風の似顔絵の役者顔を描く