工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

「京の夏の旅」で特別公開中の鉾の形の祇園閣に行く!上からは絶景の景色!

2013年08月31日 | Weblog
大雲院 祇園閣(だいうんいん ぎおんかく)は京の町を一望する近代建築の傑作の建物と

いうことです。

近くに通った時に、祇園祭り鉾の形をした変わった建物で、大雲院の寺になんで

こんな建物があるのだろう?と 思っていました。

今回は5年ぶりに「京の夏の旅」で特別公開とのことです。

大雲院は天正15年(1587)、織田信長・信忠(のぶただ)父子の菩提を弔うために創建

された寺院で、のちに秀吉が寺町の今の高島屋の近くに、移したそうです。

今の大雲院の土地は、以前は大倉喜八郎(おおくらきはちろう)の別荘で、昭和3年、

90歳の時に建築家・伊東忠太の設計により、別荘の敷地内に祇園閣(ぎおんかく)を

建てました。

大倉喜八郎は大成建設、サッポロビール、ホテルオークラなどの大倉財閥の創始者です。

のちにこの別荘は、高島屋が所有し、高島屋を拡張するために、隣接する大雲院 の敷地と

交換し、大雲院は、繁華街よりも静かな土地に移転出来たので、昭和48年に移転して

鉄筋コンクリート建ての本堂も完成しました。

祇園閣は、昭和初期の名建築なので、修復して、敦煌の壁画を模写した壁画を作成し、

現在に至っているとのことでした。


高台寺公園の門  どんな公園か見ていくことにしました。


下に見える寺  茅葺の門があります


高台寺公園


階段があります。 高台寺や霊山観音に行く道のようです


高台寺公園の石碑


高台寺前の道を南に行くと、大雲院と祇園閣が見えてきました。


特別公開の案内看板


境内


祇園閣(ぎおんかく)は、建築家・伊東忠太(いとうちゅうた)の設計による昭和初期の
名建築で国の登録有形文化財となっています。


本堂回廊


涅槃像


祇園閣
高さ36mの三階建て、祇園祭の鉾(ほこ)をかたどった造りで、
内部天井の十二支の装飾や、階段部の鬼(魑魅魍魎(ちみもうりょう))の照明など、
独特の意匠が施されています。


祇園閣入口


閣上からは東山の山並みや京都の町を一望することができます。