山内芋の子の揚げ煮が始まりました

こんばんは。
秋田県横手市十文字町の宅配弁当、オードブル「紅玉」の『たかはしもとい』です。

昨日は旬のメニューとして「サンマの柔らか煮」をお知らせしましたが、そればかりではなく、地域ならではの旬の食材はまだまだあります。
私の住む秋田県横手市では秋といったら「山内芋の子」がなくては話になりません。

山内芋の子は、横手市山内地区で多く作られている里芋の一種ですが、それを買う際には、やれ「孫芋」だ「子芋」だ、山内のどこの誰が作ったのか、という事に横手の人は熱心になります。

地域では「鍋っこ」という風習があり、近所の野山に鍋を持ち込んで「芋の子汁」を作って楽しむのが秋の恒例行事です。
私の小学校時代は普通の遠足とは別に「鍋っこ遠足」という行事があり、子供たちが決められた予算内で食材を買い、自分たちで火を起こし、「芋の子汁」を作って、持参したおにぎりとともに食べるということをしました。

「芋の子汁」は鶏出汁ですが、味噌味なのか、醤油味なのか、意見が分かれるところです。
小学生の頃は何味にするかで言い争いまで勃発することもあり、いつまでも意見がまとまらず、班分けを組み替えたりすることさえありました。

この様に「芋の子汁」は秋に欠かせない郷土食ですが、当店では「山内芋の子の揚げ煮」が定番のメニューです。

▲あまからい「芋の子の揚げ煮」

エゴマをはらりとかけてクリスビーな風味も加わった芋の子の味わいは、秋田県南部の秋の味覚を当店なりに解釈したものです。

是非ご賞味下さいませ。


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