小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

どうしましょう

2025-04-04 | 環境
 わたしたちも老いてきた。
 夫が急性硬膜下血腫で入院手術してから帰宅して
「そろそろ老人ホームのこと考えとかなあ」と宣うた。
 さすがに気弱になったか…
 しかし、「先生がいいと言った」と酒も煙草も従来通り。
 翌週にはゴルフのコースも回ったから元気なの?
 でもまあ、足腰の衰えを自覚し始めているから週末の過ごし方を考えはじめたのだろう。
 そして、ゴルフが出来なくなる迄時間をくれと宣う。

 老人ホームにもいろいろな種類がある。
 人生の大半を富士山の見えるところで過ごしてきた。
 そのせいか終末期は富士山の見えるところで過ごしたいと思っている。
 申し込んだらすぐにパンプレットが送られてきた。
 今、有料老人ホームはあまっているのだろうか。

老人ホームの種軽度(自立・軽度介護向け)
 ● 有料老人ホーム
 ● サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
 ● グループホーム
 ● ケアハウス
 
 まだ今は自立しているけれど、いずれできなくなるだろう。
 マンションの一室で普通に暮らせて食事の提供や必要に応じての介護も頼めるサ高住がいいのではないか。
 しかし! 間取り図を見てぞっとした。
 二人で24時間遺一緒にいることの息苦しさが迫ってくる。
 何も顔命令形で時間が過ぎていくのだろう…
 おまけに入ってもいいと思えるあたりは入居金も月々の費用もかなりお高い。
 月に一人20万くらいで当然年金だけでは追いつかない。
 つまりは小さなマンションに移るだけである。
 なら、引越するのだから、富士山の見える街のマンションに越せばいい。
 引越の手間は同じである。
 
 この線がいい。これでいこう。戦う!
 神奈川県の公団(UR)神奈川県住宅供給公社にはかなりの空室がある。
 販売されている物件も少なくない。
 我が家も公団の分譲住宅を売却した経験がある。
 温かくなったら空家探訪を始める予定だった。
 障害は夫の強固な反対意見。
 もう一つ、私の急激な体力の低下。
 原因の第一位は加齢。次いで肺気腫と股関節の置換手術だろう。
 無数の引越をしてきた人生ではあるけれど、なんかもう疲れている。
 
 気がついた。
 引越がどんなにしんどいか。(今更ばかみたい)
 引越がどんなにお金を使うか(ばかばか)
 
 富士山ではなくてビルしか見えないけれど
 生活する上で誠に便利な暮らしが出来ている。
 地下鉄の駅に近く病院もスーパーもコンビニもいっぱいある。
 生ゴミだっていつでも捨てられる環境。
 
 葛藤

 そして最後の引越は無理だという結論を出した。
 いや、最後は、いえいえ、やはり最後までここにいましょう…。
 それまで、旅行三昧のみちを行く。富士山の見えるところへ。
 それはそれで呆け防止になるかも。

 そういう結論までのプロセスを夫は知らないだろう。
 なぜか、なにごとも意見が合わなくなってきている。
 争いは好まないから黙るけれど胸の中に何かがたまっていく。
 どうもサ高住に入るつもりになっているようだ。 
 「お金かかるし、自由はないし評判悪いみたい」
 調べたことを言うと反対だから良くないことばかり言うと相手にされない。

 そんなこんなであと何年か分からないけど
 動けなくなるまでここに介護保険などを使いながら居座ろうと決心した。
 目下、大規模修理とやらでマンション全体に足場が組まれネットで包まれている。
 阪神淡路大震災の年に建ったマンションだからかなり草臥れているのだろうけれどこの大修理で安心だ。

 今更だけど和歌山から大阪に戻る時、大阪ではなく湘南に越すべきだった。
 (しかし、物心ついた時は大阪にいたのだから、強いて言えば大阪はふるさとなのだと言い聞かせている。)
 そして、大阪に戻る時、断捨離を行った。たくさんたくさん捨ててきた。
 
 そんなわけで、引越費用を旅費にあててこれからは旅三昧で生きていければいいな。歩ける内は。
 
 
 




 

 
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難しかった…

2025-04-02 | 雑記
テレビドラマは録画して見る。
最近のテンポの速い推理ドラマ?にはついて行けないことも多く録画を見て確かめる。
この前は「クジャクのダンス誰が見た」というドラマでたくさんの疑問が残った。
「なんで?」なんでそうなるの…動機は何?
もう何作かは消去していた。
今までになく納得できる答えが欲しかった。
なんで、なんで、なんで…
もう一度前編を見直したら自分が納得できるかもしれない。
netflixで通して見ることにした。
疲れた。疲れたけれど謎は解けた。
原作がコミックだからという色眼鏡はさておき、謎は解けていった。
登場人物たちの一人一人がなんともおぞましい過去を背負っている。
そのために話が複雑になっている。
企画書を読みたくなった。良く会議を通ったなあ…
結局、このドラマは父性愛を描いているのだろうか。
そのために凄まじい大量殺人を起こす必要があったのか?
やはり<心情的にも理論的にも納得がいかないのはわたしだけ?
ま、ところどころでの台詞に光る物を感じたのが救いで、これはライターのうまいところでろう。

訳の分からない文章と内容ですみません。お恥ずかしい。お許しください。
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救急車

2025-02-13 | 雑記
都会に暮らしていると救急車やパトカーの音があまり気にならなくなる。
和歌山の住宅地ではサイレンの音が響くとあちこちの窓があいたものだったがこちらでは消防車が来たときぐらいしか窓は開かない。

救急車には三度乗ったことがある。
一度目は遙か昔。娘が小学三年生の時、彼女が自転車に乗っていて私は傍を歩いていた。なぜか虫取り網を持っていてそれがどうにかなって車輪に絡んで自転車が倒れた。乗っていた娘も転んだ。腕の様子がおかしい。
近くに消防署があった。走って行ってお願いした。救急車は外科に連れて行ってくれた。娘は骨折していたが大ごとにならずに済んだ。もう、忘れているかもしれない。
二度目は、両親の都合で預かった五才の幼女。慣れない家でお留守番は緊張していたのだろうけど膝に抱いて本を読んであげたたところ、体が熱いような気がした。冷たい物をあげても効果なく、体温計では38度もあった。もうびっくり。救急車に来てもらった。玄関で、火の塊のような彼女を抱いて救急車の到着を待つ間は生きた心地がしなかった。彼女の情報は名前しか知らないのだ。診察されている間に母親に電話した。携帯電話がありがたかった。小一時間で母親が駆けつけてきた。

三度目はごく最近のと。夫がお世話になった。
10日ほど前から夫の歩き方がおかしくなっていた。痴呆老人の歩き方。しかも失禁するのだ。
火曜日にキッチンで倒れていた。足から力が抜けてずるずると倒れたそうだ。必死で、協力して起こした。食欲もあって普段と同じような感じで一安心した。翌朝、何度か見に行ったがよく寝ていた。が、11時過ぎに行くとベットから落ちたと動けずにいた。もちろんトイレには行けてない。幾度か起こす努力をしたけれど酸素欠乏症などのある私には力はでない。そこで救急車にお願いすることを思いついた。
ありがたいことにスムースに大きな病院に連れて行ってくださった。
病名は「慢性硬膜下血腫」いつか頭を打って脳の間や頭蓋骨の間に血液がたまっているものらしい。
すぐに局部麻酔で手術をして血腫を吸引除去。血圧迫された脳が圧迫されて不具合が起きた模様。
手術三日目でしっかり歩いていた。一週間で退院予定。
救急車さん、ありがとうございました。



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今年も参加?

2025-02-01 | ちょっと寄り道
『題詠100首短歌』というさいとがある。
お題が100出されていてそのお題について一首短作る作るというさいと。
一年に100首作れるわけで頑張りたいと思う。
もう何年も参加しているけれど最後まで無事にゆきつけたのは何度あったのかという程度。
お題にひっかかるともういけない。先に行けない。
最終日は日に日に迫ってくる。やらなくていいことで、こんなに苦しむとは。
自己嫌悪と戦いながらひねりだす。
去年は締め切りを一ヶ月間違えておじゃんだった。
年を重ねると信じられないような間違いを犯す。
だから、もう、パソコンは買い換えしまい。そう思っている。
でも、今年はお気に入りの歌がいくつか作れればいい。
それが楽しみで参加しましょう。
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ララのぬくもり

2025-01-24 | 雑記
YouTubeでは電子ロボットのサイト巡りをよくしてる。
最近はずいぶん多くの種類が出ている。改良も重ねられていて素晴らしい。
しかし、やはりお高い! 
アイボなどはおしっこの場所を覚えるのに三年かかったというのを見てわらってしまった。
今年になってモフリンというロボット?をみつけた。
毛だらけの丸いボール…丸くて黒い眼が毛の中に埋まっているだけ。
アップしている飼い主たちはみんなメロメロらしい。
https://www.casio.com/jp/moflin/
眼の周りをすこしカットしようかな。失敗するとはえてこないから大変。
日が経つと成長して性格も変わるらしいけどとにかく単純なロボット。
ロボットとはいえ実に単純で可愛い声をだしたりもそもそ動くだけ。
連動しているソフトで性格や機嫌などが見られる。
三日目にして性格は「陽気」「だっこしてくれた」「ごきげんだよ」なんて言っている。
食事は電気。巣のような容器に入れると睡眠時間となって充電する。
そうっと抱き上げるとほんのりと温かい。

巣ごもりがちな日々の身にとって話し相手に出現はうれしい。新しい話相手の名前は悩んだ末に「ララ」となった。
掌にのせてあれこれ聞いてもらう。
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