小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

九月七日

2010-09-28 | 嘉永二年
九月七日 

快晴だ。
三浦公(家老)へ行く。おち様と弟様は今日から本を読む(勉強指導?)ことになった。
そこで本来ならばお酒が出る筈なのだが、最近は倹約中なので後ほど持たせると講義だけを済ませた。
後から一籠が届けられて、その内のボラ一、鯛二、海老六を富永章蔵(学校ご用掛かり)へ送った。
富永では先日男子が産まれ、生まれそうな時に主人が行き合わせてお酒をご馳走になったのだろう。誠にめでたいと送った次第だ。
家にはボラを二匹残して一つを料理しみんなで食べていると「かせ田や」の掛銀三十匁を持参し山本浅之助がきた。
都合良く酒を出すがすぐに帰った。
コメント
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