診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

見えないモノの特定は難しい

2015-12-28 22:27:17 | スズキ
MH21S ワゴンR 
オーバーヒートの警告、ラジエターファン回りっぱなし
冷感時の始動不良、こんなかたちでお預かりしました。





オーバーヒートだとやっかいだなぁ、なんて思いながらTaScanをつなぐと水温計の断線警告。
MAX120度だからファン回りっぱなしなのね。



さっそく水温センサーの抵抗値を測定していくも





水温の上昇とともに整備書通りの抵抗推移でおかしな所は無い。
まさかよくあるというECUのパンクですかいな・・と代車からECU剥ぐ予定を考えてたら



おそらく90度当たりを境にいきなり短絡。



今までの正常な推移はなんなの?常時120℃ってなに?
元から壊れてるって事でいいのかな?
と見えない敵と戦いながら、半信半疑で交換を決断する。







やはり気になるので確実に確認できる方法で・・



ダメだこりゃ。



あらぁ、対策品ですねこれ。



ステーとか意外に邪魔でイライラする。



おお、最初から正常表示!このバカセンサーが悩ませやがって
基礎が無いからこんな事で悩むんだ・・・



水温計が付いてない車両のエア抜きは神経質になります。
だから便利グッズ買いました。



ヒータの効き具合、温度の推移、診断機が無ければ冷却水の交換なんかしたくないです。
そんなこんなで本年の作業最終日、ようやく納車できました。