診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

イスズ DPDランプ 再再点灯

2012-11-29 21:44:35 | イスズ
何度も出させていただいているH18年 4HL1エンジンの車両ですが
またまた点滅したとのことで先日お預かりしました。

うっかりミスで掲載を迷ったのですが、おおよその原因がわかったのでうpします。

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このほかにDPDランプの早い点滅も含まれます。

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いつものように4JJ1で

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またP1454だけの入力だったので、アイドリングボリュームスイッチ等点検しましたが
今回はドライバーさんのミスでは無さそう・・・
ここで、どんな経緯で入力されたのか確認しようとしたところ・・・

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DPDモードやスロットル制御も効いてしまった状態で確認したかったのですが、うっかりフォルトコード消しちゃいました・・・
やっべ・・・

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あーあ、やっちゃった
この後、テスト走行するもコード入力されず、ひとまずライブを見てみます。

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あかん・・・インジェクター悪化しとる・・・
こいつのせいかと思いましたが、BZ-TRと併用してもうちっと見てみますと

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ふむふむ

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なるほど

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溜まってはいるので強制再生させます

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終わって差圧確認すると

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ほぉー

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よしキタ

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パイプの前側を外します。

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エルフは3箇所の曲がりでほんとよく詰まります。
全部、酸素で炙りますと黄色い煙が出てきます、吸ってはいけません、かなりキツい臭いですよ。
ディーラーさんでこの作業やると、DPDassy脱着、ガスケット、ボルト類全交換で2万以上しますよ
数回は再利用可能なので、こういう作業は下町の工場のほうが融通が利きやすいです。

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アイドリング

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たしか2000回転の状態。

多分、たぶん?差圧パイプのせいだと思いますが、つぎに点灯したときはインジェクター交換を視野に入れてと
進言させてもらい、納車しました。


衝突回避 デモンストレーション用の何か

2012-11-29 21:05:58 | 製作物
なんだか色々と忙しくてなかなか診断機がつなげられないでいます。

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社長が作っているのですが、某メーカーさんの車両衝突回避のデモ用に使うシロモノらしいです。
実用化に出遅れたようで、注文を受けた会社さんにかなり無理言ってるらしいです。
2個1対で50セット、全部で100個!これは中に組み込む一部の部品にすぎず
概観も覆われてしまうので直接目にするような部品ではないのですが、こういった安全装置のお手伝いができるのは
嬉しいですね。


毎晩遅くまで完成品を組み立てているようで大変ですが
この後、全国のディーラーさんに配達されるようです。


H15年 エルフWキャブ キャビン載せ替え準備

2012-11-27 23:22:15 | インポート
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なんとか見つかりましたが、現車はAT、載せ替えキャビンはMT・・・
ハーネスだけでも共通なら・・・と祈るように観察しましたが、AT用の配線がありません
ごっそり入れ替え決定です。
こういうこと滅多に無いので、正直最後まで出来るか心配です。

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まぁ色々ときったないです。

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ライトハーネスとかもう全部

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あーもう復元する自信無いっすわ・・・

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ブツクサ文句言いながらも

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なんとか取っ払ってATハーネス移植です。

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写真撮るほど余裕が無かったんで、とりあえずここまで!
途中ですが、作動テストしたいのでダッシュボードは最後に取り付けます。

この後、色入れで特定されてしまうのでブログではここまでです。



エルフ ユニックワイヤー交換

2012-11-24 23:29:21 | イスズ
色々たまわった作業のうちの一つ、ユニックのワイヤーがキンク(よじれ)、痩せてしまったので交換です。

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交換自体は赤丸のワイヤーズレ止めを外せば簡単にバラけます。
どこをどう通るかだけ覚えるかメモすれば簡単です。

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順繰り下げてピンを抜けばおk

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逆組みできればお願いとの事でしたが残念ながら使えません、半分くらいダメなので残りはうちで何かに使います。

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こういうのも安売りの時期があるんですよ。
突然出るものなのでストックは必須です。

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3段ブーム、ラジコンなしなので45m

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控えておかないと怒られます。

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また同じように組みます。
このまま適当に、とりあえずすべて巻き上げておきます。

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フックインローラー・・・
格納レバーでやれば絶対こんなことにはならないのですが、スイッチ切って勢いよく巻き上げちゃうんですね。
この損傷具合でドライバーさんの性格がわかってしまいます。

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プーリーからもゴリゴリ出てるので交換作業追加です。

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本当ならスッと抜けるんですよスッと・・・

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テンション掛けてプラハンでバッカバッカ叩いてようやく抜けました。
鋳物なので火は入れてはいけません。

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主要なベアリングは在庫しているのですが必要なときにたいがい無いんですよ、こういうの・・・
注文すればすぐに持ってきてくれるのですが、少量じゃ悪いので余分に注文してます。
こうやってベアリングが増えていくんだ。

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リング留めじゃなくカシメタイプですね。
最近こういうアッセンブリが増えましたね、これも純正ではベアリングだけは出ないはずです。

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無理やりプレスで抜きます。

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新品を組んだら

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カシメを叩いて潰します。
若干浮きますが、叩きシロが薄いのでムリはできません、圧入なのでこれでおk。
反対側も同じように交換します。

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フック側のシャフトも磨いてスコスコ通るようにしておきます。

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こんな感じで組み上げます。

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お次はローラーなのですが、在庫の補充注文を忘れて使い切ってました・・・

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お客さんには謝って、格納操作はしないようにと書置きしてひとまず完成。

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こんなんでわかるでしょうか?
過巻きスイッチ用の重り(注)は3-4の間に通します。
6番を通したら7番裏側の穴へ通しますです。

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こんな感じ
あらかじめ、ワイヤー止めを先に入れておきます、後からじゃ入りませんよ。

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表から裏へグッと回して

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ズレ止め装着

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ワイヤーの向きたい方向に素直に這わせると、このようにフックとブームに合わせて正面向いてくれます。

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最後に全出ししてワイヤーにヨジレが無いか、テンション掛けながらリールに綺麗に巻いていって完了です。



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H15年、エルフWキャブ車、事故
本来なら完全廃車なのですが、わけあって修理の方向です。
板金修理よりキャビン乗せ替えが妥当との判断、エンジン、ミッション前にズレてるんですがね・・・
さて、うまくいきますかな?



三菱 キャンター コンプレッサーロック

2012-11-21 20:23:08 | 三菱ふそう
H17年 FE73DEN

先日の燃料漏れのキャンターです。
走行中、何かが焼けた臭いに不安になってキャビンを上げたら・・・

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少し火も出たとの事、さいわい結構な雨が降っていて消えてくれたようです。ヨカッタ・・・

さて、通常はロックするとヒューズが切れてマグネクラッチはフリーになるはず?
点検の為、IGオン、エアコンスイッチ入れてないのにコンプレッサーまで常時24Vきてるのを確認

さては・・・

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A/Cリレーの接点が焼きついて導通してました。
だから常にマグネットクラッチが働いて、コンプ焼きつこうがお構い無しに回そうとしてたんですね。
先日コンデンサファンリレーを取り替えましたが、同時にA/Cリレーも点検しなければいけませんでしたね。
ほんと何なの?このクソリレー!今年はこれの不良が異常に多い!

幸いにも低圧側に粉は回っていなかったので、レシーバーまでの交換

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コンプレッサー取り付け面、ヘッド中まで貫通してます。

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中古の良いモンが手に入りましたので、ボルトにシーラー付けて装着。

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暖めながら充填し、納車しました。

今後は車検ごとのリレー点検を追加します、バラすの簡単ですしね。