診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

悪魔のP2002

2016-02-17 20:39:11 | 日野
どこかの誰かさんが名づけていましたので使わせてもらいました。



H20年 FD7系 J07エンジン
エンジンチェックとマフラー手動再生が出来なくなったとのことでお預かり。



このコード見ると探求の世界がグッと広がります、腹立つ意味で。



日野がよく入庫される工場ならデータを見つつ、勘と経験と決断力で
解決できるのでしょう。
昇温不良ですが自分の経験値ではどこかおかしい所があるのかわかりません。
5気筒なので6番目のインジェクターは無視、いたって正常なんですよ。





しかし、強い味方が居ます。
このダイアグモニターでP2002の詳細を引きづり出す。
点滅は「95」



デラさんなら問答無用で交換のお願いかな?
モニターのおかげでおおよその判断がついた。



検討がついたらリセットして強制再生









なっかなか温度が上がらん・・やはり劣化なのか?



かろうじて500度まで上がり、30分ほどかけて何とか完了。



燃焼したわりには差圧が高いと感じる。


気筒間補正も中々のバラツキ
時間が無いのでこの日はいったん納車。



そして昨日、再度入庫していただきDPRを外す。
この程度なら人力で。



慎重に外してたのにスタッドを1本折る・・



焼き入れたおかげでドリルの刃がまったく入らず、切断してボルトを溶接する。



洗浄したら焼き付き防止をたんまり塗って



組む。
ちなみに予想通りというか、アッシュ(灰)がしこたま溜まってました。







最終的に530度まで上がり、前回よりは少し安心できた再生作業でした。



差圧も最大9.0kpaあたりまでで合格点。
これで様子を見てもらいましょう。
悪魔もダイアグモニターがあれば撃退出来ます。



一度見たかった奴が来ました。



タチコマ、入庫されましたw
ま、冗談ですが年次点検とぶつけた油圧パイプの修理です。
5段ブーム、4tベースのブームで見た目よりすんげえゴツいです。



お世話になってるスタンドのアルバイト君から、クラッチ交換のヘルプ依頼。
ジャッキもエンジン支えも無しによくやるなw
若さゆえの無謀、いいねこういう奴好きですよ。
22時から始めてメドがついた3時に帰りましたが最終的に6時までやったようです。
ギャースカ言いたいのこらえて見守ってましたが、結局ミッション脱着
各シール類交換は見かねて手を出す。

完成した時は嬉しかったと思います。そんなLINEが来ました。
車はMR-Sでした、MRエンジンに触れていい経験させてもらいました。
がんばれ若造。