「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




ちょっとだけ勉強しました。
「スペイン風邪」は1918-1920年にかけて世界中で大流行しました。
大正7年から8年にかけて、岡山でも大流行し、患者数は52万人超、これは当時の岡山県人口の何と4割、そして死者は4528人!
終息までに約2年を要し、後になって病原体はウィルスで、今のA型インフルエンザであると判明しました。(以上山陽新聞から)
ちなみに「スペイン風邪」はスペインから流行が伝播した訳ではなく、スペイン王室の罹患が大きく報じられて、その名になったとのこと。
今朝、ふと岡大臨床研究棟の入り口にかかっている岡山医学のあゆみ(年表)を見ると、
明治12年、岡山でコレラが大流行と書かれていました!
周期的に大きな感染症が岡山の地にも襲来していたようです。

人類の歴史は感染症との闘いでもあります。
ペスト、天然痘、コレラ、日本では結核、そしてインフルエンザ・・・
最近の日本のデータでは、1年間に約3000人の方がインフルエンザで死亡されています。
ちなみに米国は1万人超とされています。
このデータも死亡診断書からの算出であり、インフルエンザにより他の病気が悪化し間接的に亡くなられた方は反映されていないので、この数よりもっと多いことが予想されます。(以上プレジデントオンライン記事から)
「スペイン風邪」の際には多くの若者も命を落としたらしいのですが(この原因は不明)、最近のインフルの死亡者は高齢者に多いとされています。

と言う訳で、新型コロナは大きな脅威ですが、これまでにもインフルエンザは多くの犠牲者を出し続けています。
一方で、インフルエンザにはワクチンも治療薬も開発されており、すでに集団免疫もある程度できている状況です。
新型コロナはその点では、現時点で診断まではたどり着けても、明確な治療薬はありません。
そこが人々を不安にさせる所以であり、早期のワクチン開発が望まれるところです。

遂に岡山県でも、新型コロナの感染者が確認されました、スペイン旅行からの帰国者だそうです。
パンデミックの影響で東京オリンピックの延期も決定されました。
現時点では、不要不急の外出は避け、手洗い・うがいの徹底、体力・免疫力を高める!ことに注力し、過度に萎縮することなく、粛々と生活するしかなさそうです。

急に思いついて昔の写真を引っ張り出してきました。
ウィーン旧市街の目抜き通りにある、ペスト記念柱です。
悪夢のようなペスト流行の終息を記念して17世紀頃に立てられたモノだそうです。
ヨーロッパに行くと各地にこのようなペスト記念柱がありますが、それだけ大変だったと言うことの証。

今回のパンデミックが早く終息しますように!



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前回、インフルと一緒で暖かくなってきたら新型コロナも弱っていくと思っているんですけどねぇ・・・
と記したのですが、WHOによればそうではないとのことです(涙)
素人が適当なことを言ってはダメですね、しかしそうあって欲しい・・・

連日、新型コロナの報道、それに伴う経済の縮小、スポーツや集会の自粛・・・世の中全体で気分が落ち込んで行くばかりです。
私自身も出張はなくなりましたが、粛々と大学で仕事をこなす毎日で、明るいことが見当たりません。
ファジアーノもJリーグ中断がいつまで続くのか見通せず、岡大学内では恒例のサッカー大会も中止になりました。
大相撲の無観客試合TVで見ましたが、味気ないですねぇ・・・

幸い、岡山県は本日まで感染者の確認がされていないのですが、今後どうなることやら・・・
明るい話題を探さなきゃ・・・


前回掲載を自粛した、我が家のおひな祭り、カワイイ!遅ればせながら・・・

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1ヶ月ぶりの更新ですが、この1ヶ月間このニュースを中心に世界が回っており、何だかウツになりそうな空気です。
サッカーJリーグの延期にはじまって、各種学会・講演会はすべて延期・中止、経済も急降下という有様です。

今月は福井、ソウル〜秋田〜北九州、横浜、そして来月のドイツ・・・出張が次々になくなりました。
逆手にとって少しゆっくりしよう!

皆様、手洗い・うがいの励行、そしてむやみに人が多く集まる場所へはなるべく行かないように・・・

基本的にはインフルエンザと一緒で、暖かくなってきたらウィルスは弱っていくと思っているんですけどねぇ・・・

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