「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




コングレスでは二人の偉人の素晴らしいお話を拝聴することができました。

まず、Spetzler先生ですが、言わずと知れた、世界一の脳神経外科医です。
2001年に岡山で脳神経外科総会を開催した時に来岡され、少しだけですが言葉を交わした、尊敬する偉大な先生です。
(当然,向こうは私のことなど憶えていない、2007年に彼のいるBarrowを見学に行った時にも会えなかった。)
講演タイトルは、
What true leader needs: Words to tell for the next generation of neurosurgeons
真のリーダーとは 次世代を担う脳神経外科医に伝えたいこと

コロナのせいで残念ながら来日が叶わず、webでのご講演でした。
ご自身の脳神経外科医人生を、多くのメンター・仲間との心の通った交流を素晴らしいエピソードを交えつつ振り返っていただき、
彼のドラマチックな人生=旅を堪能しました。

あまりに感動したので、
厚かましくも手を挙げて質問させていただきました!
「コロナで旅が自由にできない今の時代、私達はどう交流したらいいんですか?」
”ハッハッハ、必ず人類はウィルスに打ち勝って、また旅はできるようになるさ!”
「ありがとうございます!そうなるよう自分も願ってます、それにしても先生は今でも若々しいですね!」
”Thank you!"
本当に76歳か?!と思わせるほどの若々しさと太陽のような明るさでした!

そして、菊池晴彦先生、日本のマイクロサージェリーの父です。
手術の名人であり、血管内治療が不毛の時代からこの治療は必ず発展すると見抜かれ、応援してくださいました。
(2015年の脳神経血管内治療学会の際も、岡山に来ていただきました)
講演タイトルは、
日本脳神経外科の黎明期からmicroneurosurgery導入とその後の展開

菊池先生のことはある程度は存じ上げているつもりでしたが、多くの新しい「知」を知りました。
菊池先生の信念、「医師は、世のため,人のためにある」を改めて実感しました。
お話が終わって、座長の吉本高志先生が、一言だけ「この余韻を残して終わりたいと思います」
と言われた時には、ジーンと心に染み入っており、泣きそうになりました。
この「余韻」は会場に足を運んでいないと味わえなかったのではないでしょうか?
この時だけは、WEBの限界と「旅」の素晴らしさを感じました。

金沢にお邪魔してよかった!
本当に素晴らしい企画を組んで下さった中田光俊会長に感謝です。



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先週末の第19回岡山脳血管内治療研究会を何とか無事に終え、今週は脳神経外科コングレス@金沢に現地参加してきました。
コングレスは秋の脳神経外科総会と並んで、脳神経外科医にとっての最も大きな学会です。
本来は春に横浜で開催の予定でしたが、コロナ禍のせいで延期となり、今回、金沢で規模を縮小(web併催)しての開催となりました。
会を主催された金沢大学脳神経外科教授中田光俊先生と事務局長見崎孝一先生をはじめとするスタッフの皆さんは大変な御苦労だったと推察します。

今回、私に与えられたお役目は,学会主催のモーニングセミナーでの「脳腫瘍塞栓術」のお話と、ランチョンセミナーの座長です。
どちらも、webで、学会場ではなくホテルに準備されたスタジオ風の狭いお部屋からの配信です。
まずは、モーニングセミナー、
私の悪友の廣畑優先生が座長で、前半がこれまた私の盟友松本康史先生のお話、そして後半が私の出番でした。


前半進行中、アクリル板を挟んで二人が横並びで喋っています。
順番待ちの私は手前で待機ですが、大量の器材が発する熱で部屋が暑くて(この日北陸の気温は38°まで上昇した猛暑日でした!)、手前の扇風機のお世話になっておりました(汗)。


無事に一仕事終えて3人でパチリ!

それから、ランチョンの座長ですが、こちらのスタジオは・・・座長と演者がアクリル板挟んで対面式!
前半は東京医科歯科大・壽美田一貴先生、後半は残念ながら現地に来ることができずweb参加の兵庫医科大学・白川学先生。
お二人とも、「若手医師に伝えたい!脳血管内治療の極意」というテーマで存分に素晴らしい発表をしてくれました。


こちらも終了後、3人で記念写真、中央の白川先生はモニター画面内です!(笑)

学会場のように聴衆がいなくて、狭い部屋で身内同士のような会話になってしまい、良いレクチャーになったか不安です・・・


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当日になりましたが,本日はお昼から第19回岡山脳血管内治療研究会を開催します。
毎年、春の開催ですが,今年はコロナの影響でこの時期に延期しました。
しかし、第2波の襲来で、今年は現地岡山とwebの併用、ハイブリッド開催です。
テーマはdAVFとして下記のそうそうたるメンバーにお話していただきますが、
残念ながら一部の先生はwebないしvideo出演です、今年はやむを得ませんね。
九州医療センター脳神経外科 徳永聡先生
足利赤十字病院脳神経外科 水谷克洋先生
大阪市立総合医療センター脳血管内治療科 Web石黒友也先生
岩手県立中央病院脳神経外科 木村尚人先生
昭和大学藤が丘病院脳神経外科 Video津本智幸先生
国立循環器病センター脳神経外科 佐藤徹先生
富山大学脳神経外科 Web秋岡直樹先生
福岡大学筑紫病院脳神経外科 Video東登志夫先生
都立神経病院脳神経外科 Web高井敬介先生

主催する我々も,充分な社会的距離を取って、広〜い会場を、そして種々の感染対策を取っております。
今日一日が無事に終わりますように・・・

毎年恒例の懇親会は残念ですが,今年はなしです(涙)

来て下さる先生、そしてwebでの先生、皆様楽しみにしております!

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