「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




久し振りの更新となります。
色んな方から、元気ですか?とか大丈夫ですか?とかお声がけ(心配)いただき恐縮です。
単にサボっていただけなのでご心配なく、また楽しみにして下さる方には申し訳ありませんでした。

色々な方に吹聴しているのですが、今回の脳神経外科コングレス総会は私にとって特別なものと感じています。
コングレスは生涯教育を目的として、脳神経外科の大きな学会の中では唯一のプレナリーセッション(全員が一堂に会するセッション)ばかりの会です。モーニングとランチョンの企業セッションは複数ありますが、メインのプログラムは一つだけで、全国の脳神経外科学会会員の中から選ばれてそこで発表できることは非常に光栄で名誉なことです。
私自身はお陰様で2005年に初めて発表の機会を与えていただいて以来(その時の会長は鈴木倫保先生で一生忘れない恩人です)、毎年のようにチャンスをいただいて来ました。そして、今回は私(岡大血管グループ)の優秀な後輩トリプルH(菱川朋人・平松匡文・春間純先生)が3人揃って発表の機会をいただき、加えて若手の山岡陽子先生が「医学生・研修医をサポートする会」というWEBセッションで自身の女医としてのキャリアパスを紹介することになりました。私の方は,残念ながら(笑)最近は発表ではなく企業セミナーの座長をさせていただくばかりで、それでも本当に有り難いことです。と言う訳で、格別の想いをもって名古屋に行って参りました。4人とも素晴らしい発表をしてくれたと思います。
会員懇親会は会場の隣にあるJRのリニア・鉄道館にて行われました。学会の魅力の一つとして、全国の色々な先生と交流することがありますが、コロナ以降、最近の学会はWEBとのハイブリッド・スタイルが多くなっており、現地参加者が少ない傾向にあります。とは言え、現地参加の皆さんはやはり楽しみにして懇親会に出席し、交流を深めていました。私も,多くの先生とお話できて、楽しく過ごせました。


海外ゲストのカナダ・トロント大学のJames T. Rutka先生と岡大の後輩・浜松医科大学黒住和彦教授と
後方には新幹線が見えますねぇ・・・

以上、今回も楽しく有意義な学会参加でした。



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一昨年の福岡(廣畑優会長)に続き、昨年の京都(石井暁会長)をはさんで、JSNETは今年も福岡で開催されました。
会長の福岡大学筑紫病院脳神経外科教授東登志夫先生のご人徳で、日本全国コロナはちょうど底の時期、
それでも、ハイブリッド開催で感染対策を十分に行い、夜の懇親会は一切なしでした。

「スピリッツとサイエンス」という東会長の掲げた素晴らしいテーマに沿って
1100人の現地参会者は、熱いディスカッションを繰り広げ、我が国の血管内治療の隆盛を改めて感じました。
一方で、海外からのゲストはすべてwebでの発表で、deepなcommunicationが取れなかったのは仕方ないとは言え残念でした。

閉会式では学会旗が、東先生から次期会長の大阪医療センター藤中俊之先生に手渡されました。
私も、松丸祐司先生から受け継いで、吉村紳一先生にお渡ししたものですが、あれからもう6年です!

藤中先生、来年は大阪で盛大にやりましょう!

そしてそして、嬉しいことに・・・当科の佐藤悠先生がなんとっ学会優秀ポスター賞金賞を受賞しました!
この通り、webでの受賞スピーチも見事にこなしましたよ。

さて、賞金でパーっと行こうぜ!コロナで無理か?!

最後に、私も仕事した後の写真を出しておかなきゃ・・・

広南病院松本康史先生と兵庫医科大学吉村紳一先生のお話の座長をさせていただきました。
何の話だったかは、血管内治療医のわかる人にはわかりますよね?このポーズ・・・
お二人の素晴らしいお話で私も大変勉強になりました。



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先週、いやもう先々週になりますが、日本脳神経外科学会第80回学術総会が山梨大学脳神経外科木内博之会長のもと、横浜で開催されました。
コロナ禍でほとんどの学会がWEB開催となる中、ちょうど感染者数が激減した期間の開催となり、私も現地参加して参りました。
昨年の本会もコロナ禍にあって、感染者数がうまく激減した合間を縫って岡山で開催できました。
昨年の伊達勲会長、そして今年の木内博之会長ともに人格者ですので、神様が見てくれていたのでしょう。
とは言え、WEBと現地のハイブリッドで、これまでのように会場は熱気満々と言う訳には行かず、
昨年同様懇親会の類いもすべてなしという、ちょっとさびしい”今時”の学会となりました。

朝起きたら、天気が良かったのでホテルから横浜の大桟橋まで散歩がてら軽く走って来ました。
何と、途中でジョッギング中の伊達勲先生とすれ違い、
「杉さんも走ったりするんじゃあ?」と意外な顔をされました(笑)


横浜の大桟橋から学会会場のあるみなとみらい方面を望む

もちろん、仕事もちゃんとしてきました。
某メドトロニック社のセミナーで脳動脈瘤血管内治療ビデオライブのコメンテーターです。


セミナー終了後記念写真、JSNET会長東登志夫先生と次期会長藤中俊之先生という豪華なお二人に、
新潟大長谷川仁先生と地元横浜の増尾修先生が加わり、素晴らしいセミナーだったと自負しております。
10数秒息止めしてマスクを外してあっという間の記念撮影、”今時”のスタイルです。

それにしても、やっぱりface to faceの会はいいですねぇ・・・
次は東先生の福岡!

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いつの間にか秋もどんどん深まり、涼しくなってきました。
玄関のお花も秋らしく・・・


さて、明日からは岡山大学脳神経外科教授伊達勲会長のもと、第79回日本脳神経外科学会学術総会が岡山で開催されます。
本来であれば、5-6千人が集う、1年に1回毎年秋に開催される脳神経外科最大の学会ですが、コロナ禍のため会を縮小して現地参加1200人に絞って、WEBと併用開催となりました。WEB参会者は3-4千人程度になると思われます。
会場はいつもお世話になっている岡山コンベンションセンターママカリフォーラムがメインです。

現地に来て下さる先生のために・・・
岡山駅方面から2階廊下をコンベンションセンター(西方向)に向かうとANAクラウンホテルを過ぎてセンター入り口へ


入り口を入るとすぐ左手はクロークとなっており、
その先には・・・

検温、そしてマスク着用をどうぞよろしくお願いします!

そしてその先右手が、総合受付です。


左に行きますと、エスカレーターで3階へ、エスカレーターのデコレーションも派手!


3階が第1(メイン)会場、本来720席のところをゆったりと300席少々にセッティングしています。
演者の前にはアクリル板、会場内はマスク着用をお願いしていますが、座長・演者はマスクを外していただけるよう配慮しております。

あれっウチの達磨さんが講演???マスクは外しても良いですよ!

改めまして会の成功祈念の達磨さんです、会場中央で


それでは皆様、明日からどうぞよろしくお願いいたします。

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コングレスでは二人の偉人の素晴らしいお話を拝聴することができました。

まず、Spetzler先生ですが、言わずと知れた、世界一の脳神経外科医です。
2001年に岡山で脳神経外科総会を開催した時に来岡され、少しだけですが言葉を交わした、尊敬する偉大な先生です。
(当然,向こうは私のことなど憶えていない、2007年に彼のいるBarrowを見学に行った時にも会えなかった。)
講演タイトルは、
What true leader needs: Words to tell for the next generation of neurosurgeons
真のリーダーとは 次世代を担う脳神経外科医に伝えたいこと

コロナのせいで残念ながら来日が叶わず、webでのご講演でした。
ご自身の脳神経外科医人生を、多くのメンター・仲間との心の通った交流を素晴らしいエピソードを交えつつ振り返っていただき、
彼のドラマチックな人生=旅を堪能しました。

あまりに感動したので、
厚かましくも手を挙げて質問させていただきました!
「コロナで旅が自由にできない今の時代、私達はどう交流したらいいんですか?」
”ハッハッハ、必ず人類はウィルスに打ち勝って、また旅はできるようになるさ!”
「ありがとうございます!そうなるよう自分も願ってます、それにしても先生は今でも若々しいですね!」
”Thank you!"
本当に76歳か?!と思わせるほどの若々しさと太陽のような明るさでした!

そして、菊池晴彦先生、日本のマイクロサージェリーの父です。
手術の名人であり、血管内治療が不毛の時代からこの治療は必ず発展すると見抜かれ、応援してくださいました。
(2015年の脳神経血管内治療学会の際も、岡山に来ていただきました)
講演タイトルは、
日本脳神経外科の黎明期からmicroneurosurgery導入とその後の展開

菊池先生のことはある程度は存じ上げているつもりでしたが、多くの新しい「知」を知りました。
菊池先生の信念、「医師は、世のため,人のためにある」を改めて実感しました。
お話が終わって、座長の吉本高志先生が、一言だけ「この余韻を残して終わりたいと思います」
と言われた時には、ジーンと心に染み入っており、泣きそうになりました。
この「余韻」は会場に足を運んでいないと味わえなかったのではないでしょうか?
この時だけは、WEBの限界と「旅」の素晴らしさを感じました。

金沢にお邪魔してよかった!
本当に素晴らしい企画を組んで下さった中田光俊会長に感謝です。



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先週末の第19回岡山脳血管内治療研究会を何とか無事に終え、今週は脳神経外科コングレス@金沢に現地参加してきました。
コングレスは秋の脳神経外科総会と並んで、脳神経外科医にとっての最も大きな学会です。
本来は春に横浜で開催の予定でしたが、コロナ禍のせいで延期となり、今回、金沢で規模を縮小(web併催)しての開催となりました。
会を主催された金沢大学脳神経外科教授中田光俊先生と事務局長見崎孝一先生をはじめとするスタッフの皆さんは大変な御苦労だったと推察します。

今回、私に与えられたお役目は,学会主催のモーニングセミナーでの「脳腫瘍塞栓術」のお話と、ランチョンセミナーの座長です。
どちらも、webで、学会場ではなくホテルに準備されたスタジオ風の狭いお部屋からの配信です。
まずは、モーニングセミナー、
私の悪友の廣畑優先生が座長で、前半がこれまた私の盟友松本康史先生のお話、そして後半が私の出番でした。


前半進行中、アクリル板を挟んで二人が横並びで喋っています。
順番待ちの私は手前で待機ですが、大量の器材が発する熱で部屋が暑くて(この日北陸の気温は38°まで上昇した猛暑日でした!)、手前の扇風機のお世話になっておりました(汗)。


無事に一仕事終えて3人でパチリ!

それから、ランチョンの座長ですが、こちらのスタジオは・・・座長と演者がアクリル板挟んで対面式!
前半は東京医科歯科大・壽美田一貴先生、後半は残念ながら現地に来ることができずweb参加の兵庫医科大学・白川学先生。
お二人とも、「若手医師に伝えたい!脳血管内治療の極意」というテーマで存分に素晴らしい発表をしてくれました。


こちらも終了後、3人で記念写真、中央の白川先生はモニター画面内です!(笑)

学会場のように聴衆がいなくて、狭い部屋で身内同士のような会話になってしまい、良いレクチャーになったか不安です・・・


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名古屋で開催された第26回血管内治療学会総会から帰って来ました。
今回の会長は、藤田医科大学岡崎医療センター 循環器内科 尾崎行男教授です。
この岡崎医療センターは今回のコロナ禍の初期に横浜クルーズ船のCOVID-19患者を開院前と言うことで受け入れられた素晴らしい病院です。

さて、本会は、血管内治療に携わる、循環器内科・心臓血管外科・放射線科・脳神経外科らの医師が横断的に集まって討論する学際的な学会です。
異なるバックグラウンドを持つ各科の医師が、異文化交流できる貴重な会ですが、残念ながらコロナ禍のため、web開催となりました。
今回、私に与えられたテーマは「経動脈ステント留置術(CAS)の歴史と本邦の現状」でした。
Web開催であり、岡山からリモート発表しても良かったのですが、幸い愛知県も感染者が少ない状況でしたのでオンサイト(現地)参加にしました。
実は、私の次のスピーカーである大阪医療センターの藤中俊之先生が「CASの未来」について講演するので、事前に内容を打ち合わせた時に、「名古屋に行ってひつまぶしを食するべきだ」と諭されたのも、オンサイトにした理由です(笑)持つべきモノは良い友人(笑笑)

会場は,やはり先週のBSNETと同様、TVスタジオのようで、座長席には透明の仕切り板が用意されていました。
演者の方も、各発表後にアシスタントの方がマイクや壇上を消毒してくれていました。
withコロナ時代の学会のスタイルが定着してきたように思います。

アクリル板がなければ、壇上はいつもの学会の光景ですが、会場後方は・・・スタジオです、参加者(指定演者と座長のみ)よりもスタッフ・クルーの方が多い?!
先週神戸で会った馴染みの映像会社のスタッフさんもいらっしゃいました!

今回はweb開催となったため、一般演題の配信はなく、シンポジウムのみの発表・配信でした。
ざっと見た感じで、オンサイトの演者が半分、リモートの演者が半分と言ったところでしょうか?
この3ヶ月で、皆さん多くのリモート会議をこなしてきたはずなので、発表もスムーズでした。

吉村先生はリモート出演!お得意の血栓回収療法のお話でした。流石いつもわかりやすい!

これからも、このようなweb学会が続きますが、スムーズな運営をされていたと思います。
尾崎会長、そして脳血管分野をまとめられた中原一郎副会長、支えて下さったすべてのスタッフの皆様、ご苦労様でした!

そして・・・

お約束の、自分へのご褒美!自分に甘すぎる?いや、許してネ(笑笑)
学会場と同じビル内にこんな美味しい鰻屋さんがあるなんて!調べてくれた今村博敏先生、ありがとう!








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恒例のBSNET神戸で、神戸に来ています。
日本の血管内治療技術の向上に貢献すべく、ライブ症例を中心に皆でワイワイ討論して、発信する貴重な会ですが、今年はコロナ禍のためWEB開催となりました。
ファカルティのみ現地に集合して,十分なコロナ対策を取った上で、例年に劣らず活気ある議論を繰り広げています。

会場はちょっといつも違う、テレビのスタジオのような光景。

脳神経外科系の学会で初めての大きなWEB開催になりました。
坂井信幸先生はじめとするスタッフの皆さんのご尽力で、ここまでの二日間、素晴らしい会になっていると思います。
予想を超えて1300人超の視聴者が全国から接続してくれているそうです、皆様にも感謝です。
私は,いつのもおちゃらけ発言で悪友の廣畑優からたしなめられています・・・(笑)

さぁ、本日が最終日、もうひと頑張りします!


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さて、前回に続いてJSNET2019ですが、会期中には色々と集まる機会があります。
例年通り、岡山大学同門の血管内チームの集まりも某博多名物水炊き屋に集結。
今回の、特別ゲストは・・・

我が恩師Danielに加えて、
Danielのお師匠さんであるMerland先生最後の弟子(つまり私とほぼ兄弟弟子)にして、今世界で最もaggressiveな血管内治療医、ドイツ・エッセンのRene Chapot、
そして今年も勝手についてきた?!韓国の悪友Yong-Sam Shin、ほぼウチの固定メンバーと言うか俺の弟子にしてやる、特別に笑笑。
この3人を囲んでウチの若者達は多くのことを学び、そして感じ取ったことでしょう!


今年も楽しい会でした!

また、今年のJSNETには何と、元ジュネーブ大学の海外ゲストが3人!
1997-98年にDaniel、Philippe、Diego、そして私の4人は同時期にジュネーブで働いていました。
その後、田中法瑞先生&藤村直子先生の久留米組もジュネーブ留学されました。
と言う訳で、ジュネーブ組のre-union(同窓会)を田中先生行きつけの素敵なフレンチ・ジャパニーズレストランで開催しました。
英語・仏語・日本語が飛び交う同窓会?!

1997-98年はジュネーブ大学のglory daysだったとDiego
イヤイヤ今でも俺たちはglory daysだよとワタクシ




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先週はJSNET2019福岡でした。
今年の会長は、私の久留米大学サッカー部以来の悪友、廣畑優先生です。
同じ大学のサッカー部で、出来損ないの医学生だった二人が、この大きな学会の会長を務めさせていただけるなんて・・・
感慨無量であります!

しかし、厳かなはずの学会場には朝からロックミュージックのBGM、俺にはすぐわかる彼の趣味、はぁ・・・(ため息)
ただし、肝心の学会内容は彼らしく気取らずにシンプルに「社会に対する貢献と責任」
誰かの「文武両道」と大違いですな(笑)


前夜祭では、会長を囲んで記念写真、我が恩師Daniel Rufenachtもスイスから参加です

毎年のことですが、参会者は増え続け、今年は3200人!
4年前の岡山の時には2400人でしたから凄い勢いで増えています。
と言うことで、今年も学会は大成功裡に終えることができました、主管の久留米大学の皆さん、お疲れ様でした。
(ほとんどのメンバーが私の後輩に当たるので、大変頼もしく、嬉しく思った次第です)

最後に次回会長の石井暁先生に学会旗が手渡され、締めのご挨拶
毎年、私はここでウルウル来るのですが、廣畑が彼らしくあっさり終わったので、今年は全然大丈夫でした。
ところが・・・

アキラさん、自爆!なぜか一人でウルウル・・・おいおい、来年だぞ、本番は!
廣畑の「挨拶長ぇーンだよ、早く終われよ!」みたいな冷たい視線、楽しめました笑笑

来年も精一杯サポートしますよ!アキラさん!


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