「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




今年の夏も、8月も終わろうとしています。
酷暑、各地の局所的な大雨(線状降水帯)、そして2回目となったコロナの夏。
そう言えば、オリンピックもありましたね?!

さて、先日悦子さんは2度目のコロナワクチン接種できました、モデルナでした。
翌日から、熱発し、3日間寝込んでしまいました。
私は、ファイザ—でしたが、2回目接種後にちょっと倦怠感はあったのですが、発熱はなく仕事も通常通り可能でした。
一般的に、若い人ほど副反応が強いため、どうも悦子さんは(同い年なんですが)私より若いと鼻高々のようです。

ワクチンと言う名は、ラテン語のVacca(ワッカ = 雌牛)に由来するそうです。
世界初のワクチンである天然痘ワクチンが雌牛から取られたため、この名がつけられたということです。
実は、
私のご先祖様が、江戸時代1841年に、総社の地で日本初の?人痘接種をしたという記録があります。
有名なジェンナーが1796年、牛痘を実子に行ったとされていますが、後にこれは使用人の8歳の子供であったと判明しております。
私のご先祖様は、3歳の長女に接種したらしいのですが、実子ではなく養女であった可能性があります(私にもわかりません)。
その後、連続して次女、三女と接種を行い、最後に四女に行ったものが失敗して、この子は死亡したと伝えられています。
それ以降、ご先祖様は人痘を諦め、より安全で効果の高い牛痘へと方向転換したそうです。
いずれにせよ、実験医学を家族ないしは近親者に対して行うのですから、相当の覚悟があったものと思われます。
私はとてもそのような実験医学はできませんが、患者さんを助けたいという想いはご先祖様に負けずに持ちたいと思います。

ワクチンの副反応を怖れて、打ちたくないという方もいらっしゃると思います。
ジェンナーの時代にも、ワクチンを打つと牛になるという妄言を唱えて治療に反対した輩が多数いたそうです。
しかし、ジェンナーの開発した天然痘ワクチンのお陰で死の病であった天然痘が根絶されたのは周知の通りです。
すべての薬物には作用と副作用があり、risk & benefit があります。
ワクチンも同じですが、トータルで考えると副反応よりその予防効果がはるかに大きいことは証明されています。


杉生家(本家)に伝わる神農(医薬の神様)の掛け軸





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