「切らずに治す脳卒中」日本脳神経血管内治療学会前々会長ブログ
第31回日本脳神経血管内治学会学術総会会長のブログ
会期:2015年11月19日~21日(無事終了しました)




イビツァ・オシム元日本代表監督が逝去したとの大変残念なニュースが入ってきました。
すでに多くの報道にある通り、またその語録でも知られる通り、
知的で、哲学的で、また情熱的な監督・指導者だったと思います。

もちろん、私はオシムさんとは直接知己を得たわけではありませんが、
ファジのコーチとして在籍してくれた間瀬さんがオシムさんの通訳をしていたことで、
当時のお話を聞いて感動したり、また多くのオシム語録に触れ刺激を受けてきました。

オシム語録を参考に、結婚式その他、いろいろな場面でスピーチもさせていただきました。
参考に・・・ではなく完全にパクリなんですけどね(笑)
「限界に限界はない」
「運は勇気を出した方に味方する」
「リスクを冒さないと未来は開けない」
「常に120%で戦うことが能力の最大値を上昇させる」
等々シンプルかつ的確にモチベーションを向上させる言葉の数々・・・
さらに
「一生懸命探すニワトリだけが餌にありつける」
「ライオンに襲われた野ウサギは肉離れしない」
動物を使ったユニークな表現も好きです。

また、我が家と同じく愛妻家(恐妻家?)の一面を伺わせる
「結婚して40年になるが、まだ家内との間にオートマティズムがない」
「プレッシャーに一度慣れると、またそれを受けてみたくなるものだ。私は家に帰ると毎日、家内のプレッシャーを受けているがね」
思わずクスッとしてしまいます・・・

そんなオシムさんの紡ぐ新たな言葉はもう聞けません。
思えば脳梗塞で倒れて、「日本サッカーを日本化する」プロジェクトは道半ばで頓挫、
多くのサッカーファンがオシムジャパンのワールドカップでの躍進を期待していたのですが・・・


脳卒中協会のポスターにも協力してくれました。

「私にとって、サッカーは人生そのものだ。人生からは逃げられない。」
「サッカーの試合とは絶対に一人では成立しない、君たちの人生も同じじゃないか。」
いくらでも素晴らしい言葉が出てきます・・・ご冥福をお祈りします。


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