ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

今年の猛暑の贈り物?、でもそんなには美味しくはないんだけど

2010-09-23 10:55:09 | 信州日記
 犬の散歩で山荘周辺を歩いていたら、毎年はほとんど実が育たない野生の栗が、今年に限って小ぶりながら丸々とした実を包んでいるイガがいくつかあるのを見つけた。この夏が猛暑だったから実の入りが良くなったんだろうか、大き目のイガにはかなりの確率で食べられそうな実が入っている。
 野生の栗だから、道路に落ちているのは車のタイヤで潰され、草むらに落ちたものは見つけ難いしで、そんなには拾えないけれど、駐車場などに落ちて間もないイガから30個ぐらいを拾ってきた。当然無農薬だから虫に食われているものがあり、家に持ち帰り水に浸けて浮くものははねる。早速にも茹でて食べてみたら、確かに栗の味はするのだが、栽培物のような甘さはほとんどなくて、まぁこんなものかと。野生の栗は実も小さいし、味もいまいち、でも縄文時代の集落遺跡では近くに栗の木があったらしいということで、食糧として栽培していたのではと言われているそうだが、おそらくその当時の栗はこんなだったんだろう。その時代だったらこれでも貴重な食糧になったはずだ。
              茹で栗   
 それと今年みたいに猛暑という偶然だけでなく、彼らは手を入れて毎年稔るようにしていたんじゃないかと思われる。まだ栽培種になっていなかっただろう野生の栗を、毎年収穫できるものに育てる智恵があったんだろうと考えると、我ながら何も知らずのお粗末なもんだと。変なことで、昨日の焼畑の話にも連なる思いを新たにしてしまった。
 話代わって、昨日に続いて秋の花では、山野草ではなくて山荘の庭に植えたものを、一つはオバケみたいに大きくなったシュウメイギクが今盛んに花を咲かしている。もう一つは一株だけあるヒガンバナがやっと咲いた、いつもならこのお彼岸時期には畦などで沢山見かけるのに、今年はまだこの辺りで咲いているのを見ないので我が山荘の一輪がお初。やっぱりこれまでの猛暑が影響しているんだね、今日からは秋めくらしいが一気に季節が進むかな。
              
        シュウメイギクはまだ蕾がいっぱい      一輪だけ咲いた  
 別所温泉付近の松茸も今年はまだ僅かと昨夜のTVでやっていたが、この日の雨で出てくるかどうか、でも我々庶民には国産松茸は縁が無いだろうからどうでもいいことかな。松茸も僕が小学校の頃は営林署の松茸狩りに毎年参加して、イヤッというほど採ったんだけれど、これも里山の手入れをしなくなって激減したもの、ここにも失ったものがあるね。

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