波佐見の狆

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ドリーマー、安らかに!

2019-04-20 12:22:54 | 乗馬

確か・・・4年前くらいに、馬場で撮ってもらった写真です。

この子は、ドリーマーと言いまして、平成8年生まれ。牝です。

私は、もう5年近く、この子と苦楽を共にしてきました。

乗馬の記事でよくマニフェストという子のことを書いてきましたが、実はマニフェストは、私が駈歩のクラスに進級してから乗っていますので、ドリーマーさんにはそれ以前からとってもお世話になってきたわけです。ここ4年くらいはずっと、マニフェスト(駈歩のレッスンのみ)と、ドリーマー(それ以外のレッスン)の二本立てでやってきました。

ドリーマーは、マニフェストのように気が強くなくて、おっとりして、後ろ足を跳ね上げたりすることなど滅多にありませんでしたから、マニフェストで怖い思いをした後、ドリーマーに乗ると、ほっとしたものです。

先々週も、「初級馬場」のレッスンに行きまして、元気に乗りました。なんら普段と変わったことはなかったのです。

昨日、ベーシック駈歩のレッスンがあり、マニフェストに乗ったあと、先生と話していたら・・・

「実は、昨日、ドリーマーが突然亡くなったんですよ。心臓発作でした・・・・馬房内はもう片付けられたけど、どうか手を合わせてあげてください。」

えっ!!!!!

23歳になったばかり・・・・人間の年齢に換算すると67歳くらいですが、馬としては現役バリバリの年代です。(マニフェストのほうが年上だったと思います。)

これからもずっと彼女と共にやっていくつもでいました。

明日も、初級馬場の予約を入れているのです。

呆然として、馬房に行ってみました。

にんじんとお花が、ひっそりと手向けられていました。もう会えないなんて、信じられない。。。

可愛いドリーマー、おつかれさまでした。

長い間本当にありがとうね。お空でも、元気にかっとばしてね。

私はね、長崎に引っ越すからね、今年いっぱいしかここには来れないけど、あなたの分までマニフェストといっしょに頑張るね。お空から見ていてね・・・

 

 

 

 

 


パートナーを信じるということ

2017-08-06 22:51:01 | 乗馬

乗馬クラブでのテストというのは、2通りありまして・・・

①「みきわめ」 クラブ内の、クラスの進級を決めるための、実技だけの簡単な判定。受験料はかからず、認定証もない。

②「ライセンス」 全国乗馬倶楽部振興協会という公益社団法人認定の、実技と筆記の試験。受験料がかかる。合格者には認定証(カード)が交付される。

どちらも、会員それぞれの上達度合いに応じて、先生が、受験をアドバイスするので、入会してどれくらいでどのテストを受けるかというのは、個人差が大きいわけです。上手な人は、短期間でどんどん進んでいく一方で、私のようにへたっぴい組は、いつまでも置いていかれるので、いくら運動目的で通っているとはいえ心が凹むというのは、以前の記事でもお話しましたねぇ。

で、この「ライセンス」は、5級から1級まであり、5級は、入会してまもなく誰でも取れるレベルで、私も3カ月目くらいで取りました。4級も実際、基礎レベルです。「常歩(なみあし)」「速歩(はやあし)」「駈歩(かけあし)」という、基本の三種の歩様(ほよう)を、一定の区画(ドーナツ型のサークルですが)内で自在にできれば合格で、早い人は、半年から1年くらいで取るみたいです。

基礎レベルではありますが・・・言い方を変えれば、4級イコール「一通りの基本はマスターしました」ということです。さらに広いところで、いろんな難しいレッスンに挑戦できるパスポートを得たという意味でもあります。「乗馬」を「馬術」にグレードアップさせる入り口に立ったとも言えるのかな?ちなみに、3級以上が「馬術」のレベルらしくて(特技として履歴書にも書けるそうな)、私も、Uターンするまでには3級を取得することを、次の目標にしようと思います。

さてさて・・・・

試験当日の様子についてちょっと振り返りますと・・・・案の定というか、簡単にはいかなかったのです。

パートナーは・・・もちろん、前の記事でお話しした「マニさま」であります。

試験は、普段のグループレッスン中に・・・つまり、ほかの馬たちと一緒に走りながら行われます。受験者だけ特別に、どこかに受けにいくとかではなく、普段のレッスン中にさりげなくテストされるといったほうがいいかな。レッスンの最後の10分くらいが試験本番タイムで、その前は練習タイムです。この練習タイムのうちに、馬も自分も最高のコンディションになるよう、整えなければなりません。

あいにく、その日は、練習タイムが最悪でした。ほかの馬の中に、ちょっとわがままな荒れ気味?の子がいて、それがほかの馬たちにも伝染してしまい、マニフェストもなんだか落ち着かず、例の必殺後肢蹴り上げを何回もするではありませんか! 駈歩も、スムーズに進みません。この期に及んで?!私があたふたしているものですから、先生の口調も、「ちゃんとコントロールしなきゃだめっ!」といつになく厳しくなり・・・ だんだん頭が真っ白になってきます。あーー今日はダメかも・・・ダメでもいいけどねっ・・・いやいや、あんなに練習したのに落ちたくない!

そして、ある先生の言葉を思い出したのです。

マニフェストは頭がいいから・・試験タイムになると、ちゃーーんとやってくれる。空気を読める馬なんですよ。」

そう、私のパートナーを信じよう。

そうこうするうちに、あっという間に本番タイムとなり、試験官の先生が採点ボードを持って、やってきました。

今回、私ともう1人、受験する人がいたので、ここで、この2人(2頭)だけ、ほかの馬と離れて別のサークルに入るように指示され、2頭で常歩から始めました。

すると。。。。荒れ気味の馬たちから離れたからということもあったと思いますが、マニフェストはすっかり落ち着きを取り戻し、常歩も速足も実に軽やかになって、最終的には、それは美しい駈歩をしてくれたのです!

やったあ~~~!

ありがとうね、マニフェスト。すばらしかったよ。あなたの本領を発揮したんだね・・・

パートナーを信じることの大切さを学びました。

栗恵兄ちゃんたちが、お空からいっぱいパワーを送ってくれたんですね。

(実は、ポケットのなかに、ちょっとした「お守り」を入れていたおかげもあったかな?これについては、また後日・・・)

筆記試験も、なんと100点で、無事合格!

ぱぱと光くんも、喜んでくれました~

賢く可愛いマニちゃん、これからも良きパートナーとして3級目指してよろしくお願いしますね~~~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


やっと認めてくれたね(4級ライセンス受験もうすぐ)・・・

2017-07-17 11:31:26 | 乗馬

クレイン龍ヶ崎では、誕生日月に、写真を撮ってプリントアウトしてプレゼントしてくれます。

先月、私も撮ってもらいました。

この馬は、マニフェストというサラブレッド(女の子)。

ベーシック駈歩(かけあし)クラスに上がってからほぼ1年が過ぎましたが、ずっと専用馬として予約して週2~3鞍乗っています。

とても反応がよく、駈歩が出やすい(乗り手の指示を理解しやすく、求められる走り方をさっとやってくれる、ということ)優秀な馬で、専用馬料金も一番高いグレード。「マニ様」と呼ばれて、クラブ内でも稼ぎ頭?らしいです。

要するに、上手な人は、どんな馬でも構わないので、専用馬を取らずに、いろんなタイプの馬に回数多く乗って、ぐんぐん上達していくわけですが、私のようなへたっぴいは、馬を選ばないといけないんですね・・・・ なので、出費は仕方ないと思い、その分、この1年間、一生懸命練習してきました。

マニさま、優秀なだけに、気位も高く、お気に召さないと、後肢を、バーンと蹴り上げて、柵を倒したりするので、そのたびに私もぐらっときて落とされそうになり、怖いと思う期間が長く続きました。「お気に召さない」と、書きましたが、マニフェストが気分屋という意味ではなく、やはり乗り手の乗り方に問題があるから、馬は、気に入らない、気持ちが悪い、という反応(意思表示)の意味で蹴る、ということなのです。

私の場合、姿勢が安定せず、体のバランスが悪いので、うまく指示が伝えられませんでした。高い専用馬料金を払って、とても怖い思いまでして、続ける意味があるのかと、しばらく悩みました。 あんまりへたっぴいなので、マニさまから嫌われているのかな・・と思ったし、馬を変えることも考えてみましたが、ここで、マニフェストから逃げてほかの子に変わって、果たしてそれでいいの?それで何も解決しないのではないの?という気もして、先生にも相談しました。

「今逃げたくない、もう少し辛抱してやってみよう、という気持ちが少しでも自分の中にあるなら、もう少しマニフェストでがんばってみませんか。こちらも、しっかりサポートしますから。」と励ましてくれたので、なんとか気を取り直して、続けることにしたのですそれが2月頃。

それから5カ月・・・こつこつ練習した甲斐がありまして、姿勢も安定してきて、一番の課題だった上半身のバランス維持も、ずいぶん向上し、その結果、マニフェストの必殺後肢蹴りも、ほとんどなくなりました。たまに蹴られても、気にしない!私の方が、以前のように怖いという気持ちがなくなり、ちょっとやそっとで落とされるもんか!という余裕もでてきたのです。 すると、その余裕、リラックスが、マニフェストにも伝わり、人馬一体感ができるというのでしょうか・・・ 人も馬も、互いに、「乗り心地がいい」「乗られ心地がいい」と、感じることがポイントなのですね。

駈歩も、1年前と比べると、ずいぶんと上達しましたし、「常歩」(なみあし)「速歩」(はやあし)」、「駈歩」という基本の三歩様を、指示通りに自在に馬に行わせ、コントロールすることができるようになったと思います。それはつまり、やっと私がマニフェストにパートナーとして「認めてもらえた」ということなのです。レッスンが楽しくなり、先生も、「あのとき、マニフェストを避けなくて、よかったですね。もうバッチリですよ!」とほめてくれます。

ということで、いよいよ、今月末(28日)は、「4級」(全国乗馬倶楽部振興協会認定4級ライセンス)という、私にとっては憧れの大きな試験を受けることになりました。今それに向けて、この炎天下も休まずがんばっているところです。次の記事では、合格をご報告できるといいのですが・・・

 

 

 


乗馬のお道具その1 「拍車」

2016-09-11 15:53:11 | 乗馬

「ベーシック駈歩」レッスンに出るようになって、1か月。

前の記事に書いたように、最初のレッスンは予想以上に上手くいき、何周もスイスイ駈歩できて、90分間ずっと満面の笑顔でした。先生からもほめられっぱなし。

しかし、やはりというか、毎回そういうわけにはいきません。。。。さっそく、いろんな課題が出てきて、あたふたしてしまい、満面笑顔する余裕なし。。。

ともかく練習を積むしかありません!

 

さて、今日は、お道具編といきますか。

拍車」について、お話ししましょう。

そうです、物事の進行をさらに加速させる、という意味で日常よく使われる、「拍車をかける」という慣用句の語源となった道具です。

私の拍車です。

この、金属の突起部分(矢印)がポイント。上の青い部分は皮のベルトです。

このように、ブーツに結び付け、突起がかかとに来るようしっかり取り付けます。

この突起を、馬の腹に押し当てることにより、馬に、「もっと速く走って!」とか「もっと歩幅を大きく!」などという、指示(「扶助」といいます)を出すことができるのです。

基本的に、止まっている馬を発進させるには、両足のふくらはぎを、馬の腹に押し当て圧迫します(「脚」を使う、と言います)。そしてそのまま、ふくらはぎを腹に密着させておくと、ある程度は進み続けますが、馬も、乗り手から何らかの更なる扶助がないと、すぐさぼろうとするので、まもなくペースが落ちて止まったりします。そこで、拍車を腹にクイッ、クイッと、当てることによって、馬に注意を促し(刺激を与え)「もっと!!」と命令するわけです。

あるいは、常歩(なみあし)、軽速歩(けいはやあし)、駈歩のいずれの歩様の場合においてもですが、進み続けてはいても、だらだらと続けているだけの場合もありますから、拍車を効果的に使うことにより、動きをさらに元気にし、スピードを上げることができます。

なお、比喩的な表現では、拍車を「かける」といいますが・・・「○○の発展に拍車がかかった」など、物事について言うからでしょうね。乗馬では、生き物が相手なので、拍車を「使う」とか「当てる」と言っています。

ランダムハウス英語辞典に、動詞 spurの例文として、spur a horse (on) to jump over the fenceとあり、その訳が「 馬に拍車をかけて塀を飛び越えさせる.」と書いてありますが、変です。馬術の現場で「拍車をかけて」とは言わないと思います。障害物を飛び越えるときは強い扶助が必要なので、当然拍車が必要なのですが、「拍車を当てて」とか「拍車を使って」でしょう。

さて、こんな突起を腹に押し当てられて、お馬さんは痛そう、、、と思われるかもしれませんが、痛みを与えるような道具ではありません。先は丸くなっていますし、基本的には、あまり強く押すものではなく、チョイチョイという感じですかね。。。(場合によっては、強めに使ったりもしますが。)

私は、「ベーシック馬場」クラスに上がったころ(つまり、1年前)にやっと、先生に勧められて使い始めたのですが、それまでの2年半、今考えてみれば、よくぞ拍車なしでやっていたなと自分で驚くくらい、拍車の導入によって、馬の操作がずいぶん楽になった感じがしました。というのは、拍車なしだと、何かを「もっと!!」と命令したいと思っても、かかとを強く押し付けなければ伝わらず、このかかとを押し付けるというのが、ものすごく脚力が要るので、疲れ果てるのです。拍車の突起は、「点」に力が集中するので、かかとだけを使うよりずっと小さい脚力で、馬に刺激が伝わりますから、足が疲れません。「ベーシック馬場」以前に拍車無しで乗っていた馬に今乗ってみると、別馬かというくらい動きがよく、上手になったような気分がします。

こんなに馬のコントロールがやりやすくなる道具なのに、なんでもっと速く先生は勧めてくれなかったのだろう・・・とずっとと思っていたのですが・・・実は、乗り手の上達の度合いにより、拍車を導入する時期が決まるらしいのです。

つまり、初心者のうちは(しかも、へたっぴいは)、拍車をつけても、正しく使えない。拍車を馬の腹に押し付ける。。というとごく簡単に聞こえるかもしれませんが、馬の腹と一口に言っても以外と広いので、当てる箇所とそして当てる角度が問題でして、効果的に当てるのは、簡単ではないのです。特に私は、最初の2年くらいは、いつも足がブラブラして、馬体から離れてしまい、まるで安定しなかったので、そんな状態で拍車を使おうとしても、変なところに当たってしまって、馬に指示が伝わらず、馬を怒らせてしまう恐れすらあったというわけです。それで、やっと2年半くらいの時点で、拍車を使うお許しが出たと・・・ハイ、もちろん、ものすごく遅かったです。

ここで、「拍車」という言葉そのもののについて考えてみます。

拍車は、英語では、名詞・動詞ともに、spur ( / spɚ́ / )と言います。

この単語を、なぜ「拍車」と訳したのだろうと私は不思議に思っていました。なぜ「車」なのか??

そこで思い出したのが、西部劇などで見られる、ブーツのかかとについている小さい歯車のようなもの。これが、ウエスタンスタイルの拍車です。ワイルドな乗り方が醍醐味のウエスタンスタイルの乗馬では、拍車もやっぱり派手??なのですね。これを初めて見た日本人が、「拍車」と訳したのではないでしょうか??

(・・・というのは、あくまで私見というか推論ですけどね。なお、乗馬には、「ブリティッシュ」「ウエスタン」の二つのスタイルがあり、私の乗馬クラブでやっているのはブリティッシュだということを、こちらの記事で説明しましたね。)

日本人が初めてウエスタンの馬術を見て「歯車」だ!という印象を強くして、英語のspurに「拍車」という日本語を当てたのでは、と仮定すると、それ以前、つまり江戸時代からさかのぼって、戦国時代などでは、拍車を何と呼んでいたのだろう、、、と、気になりました。検索の結果、やはり、戦国時代には拍車を使っていなかったという、ことがわかったのです!これは驚くべき。

コトバンク」のサイトに、このような記載が!

「・・・ヨーロッパの中世の騎士はかならず装着し、鉄、金、銀製のものがある。日本では明治以後用いられている。<中略>

安土(あづち)桃山時代に渡来したポルトガル人は、日本の乗馬具に拍車がないと記している。江戸時代には拍車の訳名はなく、仮名で「スポール」と記し、明治初期は「刺馬輪」と和訳してある。拍車という文字は明治中期に現れ、現在は馬具としてより、「拍車をかける」という表現のことばとして盛んに使われている。日本大百科全書(ニッポニカ)の解説」という部分より、転載しました。】

「拍車」という言葉は明治中期に現れ・・か!やっぱりねえ・・・戦国時代は、脚とムチだけで、あれほど馬を巧みにコントロールしていたということで、日本の武将は本当にすごかったですね。

最後に、とても分かりやすい動画をみつけました。ウエスタンの拍車の実物を見せながら話をしていますが、このように、遠目には鋭いギザギザのようでも、先端は角を丸めてあるので、決して馬体を傷つけることはありません(ギザギザをグサッとやるのだったら、単なる虐待ですからね!)。

 

 

 

 

 


悲願の、本格「駈歩」クラス進級!

2016-08-10 18:44:42 | 乗馬

まずは、、この動画をちらっとご覧ください。(乗馬スクールでの撮影ではないようですが・・・)

「調馬索」というのは、馬を調教するため、頭につける綱です。こんな感じで人間がひっぱり、歩かせたり走らせたりします。スクールでのレッスン中も、インストラクターがこの調馬索を使う場合があり、馬を動かしやすくするわけです。

(軽やかに駈歩していますね。ちなみに・・「策」は誤記で「索」が正しいです。)

さて、私の話ですが・・・

前回の記事(こちら)で、週1鞍の「駈歩体験」というおためしクラスで、駈歩(かけあし;canter)の練習を頑張っているとお話ししましたね。

あれを書いたのが、今年の2月で、もう間もなく本格的な駈歩のクラスに進級できそうだ、みたいなことも言いましたが・・・実は、やはりというか、そう簡単にはいかず。。駈歩クラスへの進級テスト(みきわめ)を受けるまで、さらに5カ月近くひたすら練習しなければなりませんでした。

そして、、ついに、、7月28日に、みきわめを受けて合格!「ベーシック駈歩」というクラスに進級です!

長かったぁ・・・「駈歩体験」クラスには去年の11月から出ていまして、もちろん、それと平行して「ベーシック馬場」クラスにも出ていました。その前の「ベーシックA」クラスから「ベーシック馬場」クラスに進級するまで2年近くかかったのですが、この「ベーシック馬場」プラス「駈歩体験」から、さらに「ベーシック駈歩」に進級するのに、さらにまた1年かかったことになります。入会から通してだと、3年4か月ほど続けています。平均的な進級度合いの3倍以上かかっているわけですが、それでも、私にしてはすごいことです。

「駈歩体験」と「ベーシック駈歩」は何が違うかというと・・「駈歩体験」では、駈歩の揺れやスピードがどんな感じかを体験してそれに慣れることが目的で、先生に補助してもらいながら、駈歩の発進ができるように練習します。補助してもらうというのは、調馬索で馬を引っ張ってもらい、お尻に調教用のムチ(追いムチ)を当ててもらったりして、馬が駈歩しやすいようにしてもらうのです。それでも、私は、上手く発進させられず、なんとか発進して駈歩で走り始めても1、2周で止まってしまったりばかりでした。発進も継続もうまくできないのは、単に駈歩の技術の問題ばかりではなく、もっと基本的なところ(姿勢とか脚の使い方とか・・)が下手だからなので、そのへんのところも時間をかけて必死で練習・・・その甲斐あって、ようやく体験卒業となりました。

そして、先週金曜日(5日)に、「ベーシック駈歩」の最初のレッスンに出ました。先生も変わります。すでに駈歩に慣れているほかの人たちに合流するので、私だけモタモタしたら迷惑をかけるし・・・ととても緊張していました。

先生が「体験では、調馬索を使ってたんですよね?」と聞くので、「ハイ」と言うと、「あ、そう」。最初だし、、私だけ調馬索を付けてくれるのかと思いきや・・・そのまま、「はい、歩かせて~~」と始まりました。引っ張ってくれない?! やっぱりなぁ・・・しょうがないので、恐る恐る、他の馬についていく感じで、進めていくと、だんだんペースがあがっていって、あっという間にスムーズに駈歩発進し、そのまま何周も駈歩が続くではありませんか 先生も、「上手くできてますよ!その調子で!」とニコニコ。他の人たちと変わらないペースでバンバン駈歩しっぱなしでした。ムチも自分で馬のお尻に当てながら、スピードをあげさせることもできて、むちゃくちゃ楽しい!駈歩独特のスピードと揺れも全然怖くありませんでした。

「駈歩体験」であんなにガチガチになって苦労していたのがウソのようです。やはり、「ベーシック馬場」を1年もやって、その間並行して「駈歩体験」を7か月もやっていたので、それなりに努力の成果かな。あと、先生の指導の仕方にもよると思いますね。「体験」の先生は、叱って育てるタイプで、それじゃだめだ、と、いつもマイナス面を細かく指摘してやかましく言うので、私の為に厳しく言ってくれているのはわかっていても、打たれ弱い私は委縮してしまい、気持ちも折れてばかりでしたが、今度の先生は、褒めて伸ばそうとするタイプのようです。最初から、調馬索をつけなかったのも、「なくてもきっと出来ますよ!」という、プラス思考なのですね。だから、肩の力が抜けてのびのびとできるのでしょう。

まあ、まだ、本格的には1日やっただけなので、たまたま馬の調子もよかっただけかもしれません。次は、お盆すぎて、19日に同じ先生のレッスンを予約しています。今度はまた別の馬になるし、どうなることやら。。今から19日が楽しみです。

この猛暑の炎天下でも、午前中なら、平気です。1レッスンは、基本的には1鞍(45分)ですが、2鞍続きで90分乗りっぱなしのレッスンだって、あっという間です。

ともかく、「ベーシック駈歩」へ進級という大きな目標をお盆の帰省前にクリアできて、安堵しています。 実は、練習しすぎて、ちょっと右足の甲が痛くて、昨日は整形外科へ行ってきました。7月半ばにお風呂場で滑って転び、右足をひねったこともありまして、ヒビでも入っていたら大変と思ったのでレントゲン撮ってもらいましたが、骨はまったく問題なくて、先生曰く「病的な状態ではないが、筋肉痛でしょう。乗馬中に痛むのでないなら、大丈夫。乗馬は続けて問題ないです。お盆休みの間、湿布して足を休めて。」ふう、よかった・・

明日(12日)から16日まで、わたしだけ帰省です。ぱぱと光くん、お留守番よろしくね。

皆様も、どうぞ有意義なお盆期間をお過ごしくださいませ。

 

 

 


駈歩(かけあし)のクラスまでもう少し~~

2016-02-14 13:20:41 | 乗馬

乗馬の基本歩様のひとつ「駈歩」(かけあし)です。

今ではプロの騎手になっておられる方の中学生のときの録画らしく、とても上手です。

駈歩発進のお手本

乗馬専門用語としては、「駆足」ではなく「駈歩」と書くわけですが・・・・漢字のことは、とりあえす置いといてと・・・

私も今、この「駈歩」のクラスに上がるのを目指して、「駈歩体験」という、いわゆるお試しレッスンで少しずつ練習中です。

これまで、主に、

常歩」(なみあし) トコトコ、トコトコ ・・・・という、徒歩 <4拍子> walk

「軽速歩」(けいはやあし) タッタッタッタッ・・・という、や速い歩き、小走り? <2拍子> trot

をひたすら練習してきました。3年半もずうーーっとです。

軽速歩が完璧OKと認められると、次のステップの

駈歩」 (かけあし) タッタカタン、タッタカタン・・・という、緩やかな速度の走り <3拍子>  canter

のクラスに進むわけですが、いきなり駈歩は難しい人のために、ベーシックAレベル以上の希望者であれば、「駈歩体験」のレッスンでお試しできるようになっています。「駈歩体験」は週1回だけですが、私はこれに積極的に出ています。そろそろ、常歩と軽速歩だけというのも飽きてきたし・・・駈歩は怖いといえば怖いのですが、早くできるようになりたいですしね。

駈歩のペースは・・・走るとはいえ、歴史ドラマの合戦場面や競馬で見るような全速力の走り方よりずーーっとゆっくりです。(競馬くらいのものすごいスピードの走り方のことを「襲歩」(しゅうほ: gallop)というのですが、これは、乗馬スクールではやりません。)

軽く走るとはいえ、常歩、軽速歩と比べると、更に速くなり、揺れも大きくなるので、「馬で走っている!!」という実感があって、とても爽快なのです。

・・・むろん、思い通りに馬をコントロールして走らせることができればですが・・・

馬に駈歩をしてもらうには、常歩や軽速歩とはまた違う足の使い方(合図)をしなければいけないのですが、そのやり方がへたっぴいだったり、またこちらは上手く合図していても、馬によって反応が鈍くて、なかなか言うことをきいてくれない子もいますから、一筋縄ではいきません。反応が良くて理解の早い馬だけを選んで乗れば、もちろん、やりやすいのですが、そういう扱いやすい馬を指名すると、「専用馬料金」(いわゆる指名料)が大変お高くついてしまうのです。

(私の通っているクラブでは、専用馬を指名すると、毎回、騎乗料とは別に専用馬料がかかります。これが最大の出費・・・

とはいえ、私のようなへたっぴいは、結局は、高い専用馬料に出費してでもお利口さん馬を確保しないと、練習にならないのですが、今月からまたこの料金が値上がりしてしまい、今後どうしようか、考えあぐねています・・・先生からは、「もう少しで、体験は卒業で、駈歩レッスンに進めますから、頑張りましょう」と言われて、嬉しくなっているわけですが・・・

ところで、「駈歩」は英語で、canterというのですが、イギリスの地名、カンタベリー(Canterbury)に由来する言葉だそうです。ランダムハウス英語辞典等によると、英国国教会総本山であるカンタベリーへの巡礼者の馬の速度が緩やかであったので、この程度の走り方を、「canterする」と言うようになったとのこと。なるほどねえ・・カンタベリーは私も大好きで、一人で1泊旅行をしたことがありまして、とっても懐かしいです。

「カンタベリー走り」というわけですね!がんばろうっと。

ちなみに・・・

光くんの、この走りは・・・当初、狆式canter と思っていたのですが、これは緩やかな走り方ではなく、彼にしてみれば、全速力のかっとびです!

ということは・・・gallopなんだね・・・!!

                            

                                

父一周忌のため、明後日から1週間ほど3人で帰省します(今日からの予定だったのが、悪天候で延期)。

ちょろちょろ仕事もあったりでなんとなく忙しく、にこちゃんや雪丸くんたちにあげると言っているおべべも、まるで進んでなくて、ごめんなさいね。ろくろ首さんになって待っててね。

花粉も襲ってきますね・・・ 天候不順の折柄、皆様もどうぞご自愛の程・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


苦節2年の進級に祝杯!

2015-08-29 11:52:25 | 乗馬

マリリンです。17歳になる雌のサラブレッド。

マイ鞍、マイ手綱、マイプロテクター(脚に巻きつけているもの)など装着させています。

やんちゃで、落とされたりもしましたが、長いこと私のへたっぴいな練習に辛抱強く付き合ってくれました

乗馬スクール通いも、早2年4か月・・・

その間いろいろありましたが、帰省で留守にする期間を除いては、週1~2回のペースで、レッスンを続けています。

炎天下でも雨でも(小雨程度なら大丈夫)めげずに頑張り、こつこつ練習したおかげで、昨日(28日)・・ついに、

進級テスト(「見極め」)に合格!!!

「ベーシックA」クラスから「ベーシック馬場」クラスにステップアップを果たしました!

ううう。。。感慨も一入です。

入門レベルの「ベーシックBC」クラスからは4か月(28鞍)で「ベーシックA」に上がったのですが、その後が本当に長かったぁ・・・。

同じくらいに入会した他の人たちが、どんどん上手になって次々「ベーシック馬場」に移っていき、後から入った「ベーシックBC」の人たちからは次々追い抜かれるので、正直、みじめな気持にもなりました。いくら、エクササイズが目的でやっているのだからマイペースでいい、とはいえ、このまま永遠にベーシックAのままだったら、やっぱりつまらないよ!下手っぴいなりに、進歩がないと楽しくない・・・!! そう思いつつ、私だって絶対進級するんだと自分を鼓舞しながら通うこと苦節2年(127鞍)での合格です。一概には言えませんが、おそらく、平均的な進級度合の3~4倍くらい遅いペースらしいのですけれど、私の中では大きな達成だと思います。

入学当時から見てもらってきた先生方やスタッフさんたちから、おめでとう!やりましたね!上手になりましたよ!と褒められまくりで、ぱぱもようやったな~~と大変喜んでくれて、すっかり良い気分です。

「ベーシックBC」と「ベーシックA」は、習う環境としては、実際あまり変わらないのですが、「べーシックA」と「ベーシック馬場」は、かなり違います。

「BC」・「A」クラスの練習場は、せいぜい15畳くらい?の広さで、馬が歩くところも、枠(柵)で区切られた1mくらいの幅の中ですから、乗り手が上手に操作できなくとも、馬があっちこち行ったりはしません。その幅のなかで、歩かせ走らせることができればOKです。

しかし、「馬場」クラスになると、その3倍くらいの広さになり、枠がありません。馬が勝手にあちこち動かないよう、乗り手が自分の思い通りに操作し誘導する技術が重要になります。

実は、去年の冬から春にかけて、「お試し馬場」というレッスンが何回かあり、私は積極的にこのレッスンにも出て、広い馬場を体験してみたところ、枠がなくとも平気でした。というか、そのくらい広い方が、馬ものびのびと走ってくれるので楽しく、なんだか上手になったような気分がして、1日も早くここで本格的に練習したいと思っていたのでした。

「ベーシック馬場」のレッスンは、来週水曜からです。

上記写真のマリリンは、ベーシックAまでの馬なので、馬場からは「ドリーマー」という子になります。マリリン、ありがとうね!

そして今日の夕方は、つくばのPENNY LANEで祝杯!

サーロインステーキ。美味しかったです~

土曜の夜なので混んでいるのではと思っていましたが、天気が悪いせいでしょうか、全然でした。

ドッグランを貸切状態の光くん(ちょっとシュールな写真になっちゃいました)。

「まま、よかったね!」お兄ちゃんたちの声がどこからか聞こえてきましたよ・・・・      

 

 

 

 

 

 


乗馬その後・・・・

2014-09-01 18:52:50 | 乗馬

厩舎でくつろぐシャイニングフォースくん。

私がいつも乗っている子です。16歳になる雄のサラブレッド。

恵がお空に逝って間もなく、乗馬スクールに通い始めたことをお話ししましたね(こちらの記事)。

あれから、1年4か月ですが、なんとか続けています。週1あるいは2鞍のペースで、合計で、現在79鞍乗っています。

先日までの炎天下も、昼間っから、私にしてはよくやってるわいと思いながらがんばっていましたよぉ・・

最初「ベーシックBC」という基礎の基礎クラスだったのが、ひとつだけ進級して「ベーシックA」というクラスになり、最低限の5級のライセンスも取れました。

ベーシックBCでは、乗馬の基本、すなわち「常歩(なみあし) 」といって、トコトコのゆっくり歩きと、「軽速歩(けいはやあし)」といって、タッタッタッタッの小走りを習いますが、まずは、いずれも、手綱といっしょに、鞍の前についているホルダーという持ち手を掴みながらです。ホルダーに両手でしっかりとつかまる・・・もっといえば、ホルダーにしがみつき、手綱は一応握っているだけみたいな感じですね。そして、だんだんと、ホルダーに頼らず手綱だけでもできるように練習し、手綱だけで一応できるようになった時点で、ベーシックAに進級となります

私は、ベーシックBCに長くとどまるだろうと覚悟していたので、思っていたより早く(28鞍目で)Aに上がれて喜んでいたのですが・・・この「一応手綱だけでどうにか」がクセモノでして、これが「良い姿勢で安定して手綱だけで」にならないといけません。そこまでがまた大変難しいです。

手綱だけで、、といっても、手綱を握りしめたり引っ張ったりすると、馬はブレーキをかけられたと解釈して止まってしまうので、手綱はあくまで軽やかに握り、馬の動きを妨げないようにしないといけません。手綱を軽やかに持ちながらも馬から滑り落ちずに走ったり歩いたりするわけですが、体をベルトとかで馬の背に固定するのではないのです。あくまで、正しい姿勢でまたがることにより、バランスを取り、馬の動きに自分の体を合わせるようにするのです。

両足のふくらはぎを馬の腹にぴったりとつけ、かかとを下げる。これがポイントかな。足でこのように踏ん張ることにより、自分の体をきちんと支えられるからですが、それと同時に、かかとで馬の腹を蹴ったりあるいは締め付けることで、馬に、「進め~!」とか「走れ~!」などど命じる合図になるからなのです。

特に、「軽速歩」の場合、やはり常歩より速いですから、正しい姿勢で乗っていないと、振り落とされそうになりますからね。

そして、「常歩」はただ座っていればいいですが、軽速歩では、タッタッ、タッタッという2拍子に合わせて、立つ、座る、立つ、座る、を繰り返すのですが(なので、英語ではrising trotといいます)、これを上手くできるかどうかが、ベーシックAから次に進級するポイントになります。もちろん、手綱だけを軽く持って、下半身を腰でしっかり支えて、立ち座りをしなければなりません。

もっとも、「立ち座りをしなければいけないのが軽速歩」ということではなくて・・・軽速歩の場合、2拍子で馬の脚が速く動くので、それにつれて馬の体が常歩よりは大きく揺れます。馬の肩がぐいぐい盛り上がるような感じもします。ですから、その上下の揺れ(反動)に体を自然に合わせて、馬の背から跳ね上げられるようにして反動を抜いた方が、人も馬も疲労が少なく長く乗れるということらしいです。

中古ですけど、最近ついに自分の鞍を買った(ぱぱに買ってもらった・・・)こともあり、馬上で座りやすくなり、だいぶ姿勢がしっかりしてきて、軽速歩の要領が分かってきたのですが、安定して上手く続けるのはまだまだです。

ともかく、この常歩と軽速歩は、おそらく、ピアノのレッスンの運指のようなものだと思うので、ひたすら練習するしかないようです。

鞍や手綱などを装着する「馬装」も、おおよそ自分ひとりでできるようになりましたが、まだ怪しいです。

これから、乗馬にちょうどいい季節になりますし、楽しんで続けたいと思います。

それにしても・・・痩せないなあ・・・・帰ってくるとすごくお腹がすくのでつい食べ過ぎちゃうからですかね。

ちなみに、冒頭のシャイニングフォースの写真は、お仕事が終わって厩舎でお食事中なので、ぽよんとしていますが、馬装してお仕事が始まると、きりっとしてもっとカッコいいんですよぉ~~(お仕事中の写真は撮れないので・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


乗馬スクール1年生

2013-09-24 22:04:30 | 乗馬

うちから車で10分ほどのところにある、乗馬スクール(クレイン竜ヶ崎の馬場です。

わたし、ここで、乗馬を習っています。だいたい週1回のペースです。

実は、恵を見送ってちょうど1か月たった頃(つまり4月上旬)、たまたま「無料体験レッスン」のチケットというのを入手しました。家で鬱々とばかりしていても辛いばかりだし、気晴らしにと思って、ぱぱと2人で行ってみたのですが、さっそくお馬さんに乗せてくれて、なかなか楽しかったので、夫婦で入会しました。

もともと、馬そのものや乗馬に興味はありました。なんてったって源平の時代は、馬でしょ!それから、、、2年くらい前のことですが、仕事で、競走馬の遺伝子や病気についての論文をしばらく訳していたことがありまして、馬の能力って凄いんだなと、興味を持った次第。乗馬は、水泳やジョギングなどと同じくらいの良い全身有酸素運動になるとのことだし、やってみたいなぁ、近くにあるのになぁ・・とずーっと思いつつ、やはり敷居が高すぎて・・・自分から電話したりなどとてもできませんでした。

4月4日・・・実はYukoさんがご一家でイギリスより帰省されていて、お食事会に呼んでいただき、都内まで行くために駅へ行き、駅ビルへの通路を歩いていました。そこで入会の勧誘をやっているスタッフに呼び止められ、くじを引くように勧められて引いたら・・・3等当たりです!無料体験レッスンチケットプレゼント~~~ご夫婦でどうぞ!体験レッスンの予約はいつにしますか?・・・と、あれよあれよという間に、引っ張って行かれたという感じでした。Yukoさんのお誘いがなければ、その日駅へ行くこともなかったので、敷居を飛び越えてスタートできたのもYukoさんのおかげですが、なにより、そのチケットは、栗と恵からのプレゼントだったのだろうと思います。

スクールには100頭もの馬がいますが、多くはサラブレッドで、引退した競走馬だそうで、人を乗せるのには大変慣れています。1回のレッスンは45分ですが、始まる前に、「馬装」といって、背中に鞍をつけたり頭部に皮具を装着したりなどの練習を、15~30分ほどやります。体験レッスンのときはマンツーマンですが、入学してからは、1クラス5名以内で、先生が1人。(ほかに助手の方が付きます)。

乗馬のスタイルには、ブリティッシュとウエスタンがあり、鞍などの用具も、そして乗り方も異なります。前者は、ヨーロッパの上流階級のたしなみから発展した上品なスタイルで、オリンピックなどの正式な馬術もブリティシュですね後者は、西部開拓時代のカウボーイ映画でお馴染みの、派手で野性的なスタイル。全国のクレイン乗馬クラブでもブリティッシュを教えています。

私はまだ、基礎コースなので、ともかく馬に慣れるだけでまだ精一杯なのですが・・・17鞍乗ったところで(乗馬は「1レッスン」と言わないで「1鞍」と数えます)、どうにか、トコトコと歩く「常歩」(なみあし:walk)と、タッタッタッタッと早歩きする「軽速歩」(けいはやあし: rising trot)で乗れるようになり、手綱で誘導して方向を変えるなどができるようになったところです。特に「軽速歩」は、すごく運動になり、よい汗をかけます。英語でrising trotという通り、馬の揺れに合わせて馬上で軽く立ちあがりすぐ座る・・という動作をリズミカルに繰り返すのですが、自分が立ち上がるというより、馬の背中からポーン、ポーンと放られ体が持ち上げられる感じで、面白いのです(自分はマリオネットになって、上から吊り下げられている感じ)。

人を乗せるのに慣れている大人しい子ばかりではあるのですが・・・実はわたし、一度、さっそく馬から放り投げられちゃいました。つまり落馬したのです! 突如、ひゅうと馬のお尻が大きく上がって、鞍が膨れ上がり、あっという間に地面にずどーーーん。ひい!と悲鳴を上げながらも、しっかり手綱を握っていたので、するすると落ちて、尻餅をついただけで、怪我もなく痛みもありませんでした(地面は柔らかい砂場です)。落されただけで、蹴りつけられたりしなかったから、よかったぁ・・・インストラクターさんたちのほうが青ざめて、慌てて寄ってきましたが、わたし、へらへらと苦笑い。ズボンが少々汚れたたけです。先生からも、同じクラスの人からも「落ち方が上手でしたね!」なーんて褒められ?!かえって、悦に入ったりなんかして。

たまたま、その子の機嫌が悪かったのか、、もしかしたら、乗るときわたしの靴の先がちょっとお尻に触れてしまったので、怒っていたのか、、、ともかく、ナメられたんですかね?!まあ、笑いごとで済んだからよかったものの・・・・怪我しなくても、馬さんのウンチの上に落っこちてたら、大変でしたよね!ともかく、それで怖くなったとかいうこともなく(もちろん、その時の馬は避けています)、以降は何事もなく乗れています。

もうすこし、レッスン料が安ければ・・・・週2回くらい行きたいところですが、乗馬はなにせすごくお金がかかります!(入会金、月会費、毎回の騎馬料と保険、その他ヘルメット、ブーツ等の装備)・・・でも、これで健康になれれば、出費も無駄にはならないでしょう。まあ、今は、動物病院や酸素ハウスの出費もありませんしね・・・

私のような運動神経ゼロでも楽しめますから、乗馬って、中高年のアクティビティとしてはなかなかよろしいかと思います! 

↓ 京都のクレインの紹介ビデオですが、だいたいこんな感じです~

追記です)

お馬さんで思い出しました・・・・・2010年のちょうど今ごろの那須お泊り会の記事(こちら)でも使ったこの写真。途中寄った観光牧場(千本松牧場)での一コマです。「ひゃっほう!ぱぱとお馬さんに乗ったんだよ~~!」って書きましたっけね。お空から、恵の「がんばってね~~まま、ぱぱ!」という声が聞こえるようです。