波佐見の狆

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仙台・石巻一人旅♪ <後編>

2017-11-26 12:14:39 | 平清盛ほか歴史関連

翌朝(11/12 日曜日)です。

本日も天気は上々。帰りの新幹線は5:30なので、それまで、たっぷり一人旅を満喫することにしました。

テーマは・・・宮城県が産んだ偉人「支倉常長」(はせくらつねなが)へ、想いを馳せる1日です。

支倉常長さん。伊達藩の武士だったのですが、政宗の命により、慶長14年(1609年)、宣教師ルイス・ソテロらとともに、慶長遣欧使節を率いて渡欧。7年を費やし、キリシタンとなりながらスペインとの通商交渉を行うものの、目的は果たせず、帰国後失意のうちに没しました。私が、長崎の天正遣欧少年使節(天正10年;1582年)に大変興味があるのは、以前よりお話ししていますが、この、みちのくの遣欧使節にも、同様に心引かれ、ぜひ支倉常長ゆかりの地を訪れたいと以前から思っていました。

まずは、仙台駅から、仙石線、路線バスと乗り継いで、2時間かけて、石巻へとやってきました。

月の浦という入り江に建つ「サン・ファン館」です。

ここ月の浦こそ、まさに、慶長遣欧使節団が旅立ち、戻ってきた港で、支倉らが乗ったガレオン船「サン・ファン・バウチスタ号」を復元した実物大の船が係留展示されています。

「ガレオン船」とは、大航海時代にヨーロッパで活躍した大型の帆船で、日本にもその技術が持ち込まれ、徳川藩や伊達藩で建造されたのです。

(伊達藩の家紋が前面に)

この復元船、みゆきさんも、おっしゃっていたのですが、、現代の感覚で見ると、意外に小さい。しかし、確かに、この規模の船が総勢180人もの乗組員を乗せてヨーロッパ往復を成し遂げたのですから(実は2往復もしたそうな)、すごい性能だったのですね。なお、震災時の大津波で、流失こそしなかったものの、大きく破損。その後いったん修復されたのですが、やはり傷みが激しく腐食も進んでいるため、現在は外から眺められるだけで、船内の見学は禁止となっています。スタッフの方に尋ねてみたのですが、今後さらに修復して船内へ入れるようになる見込みはないそうです。船内は、蝋人形などによる展示説明があり、当時の人々が、長い航海を船内でどのように過ごしていたのかが、よくわかるようになっているとのことだったので、とても見たかったです!

しかし、この係留場所から、長いエスカレーターを上ったところにも、展示館があって、この慶長使節についてはもちろんのこと、大航海時代の世界情勢、航海技術について、ジオラマやパネルで詳しく学べるよう、いろいろと工夫されています。

また、「サンファンシアター」という、ミニ映画館みたいな立派な大型ハイビジョンルームがあって、「2つの大津波とサンファンバウチスタ」と「地の果てまでも」というプログラム(各20分)を上映しています。どちらも、素晴らしい作品で、特に後者は、大勢の俳優さんたちによる本格的なドラマ仕立てになっていて、太平洋のど真ん中で嵐に遭い悪戦苦闘する常長らの姿が、大迫力で伝わってきます。こんな映画まで見られて、入場料たったの350円は安すぎません?!(サンファン号の船内見学禁止になっていることで、料金を引き下げたそうです。)

晴天の日曜なのに、見学者は、まばらでした・・・・経営は大丈夫なのかなと気になったのですが・・・・実は、復元船は、オリンピックの年以降に、取り壊す方針だそうで、シンボルであるこの船がなくなれば、ますます、こんなアクセスの悪い施設を訪れる人は減るのでは、と心配になります。老朽化するいっぽうのこんな特殊な船は、修復に莫大な資金がかかり、もし資金面がなんとか工面できたとしても、船大工さんたちが高齢となり修復の技術自体が確保できないとのことで、解体しか選択肢はないのでしょうが・・・大変残念なことです。

遠かったけど、来てよかったなあとしみじみ思いつつ、仙台駅へ戻りました。 

4時すぎに、 「仙台市博物館」に到着。

ちょうど、「伊達政宗生誕450年記念特別展」をやっていました。

わたしのお目当ては、もちろん、慶長遣欧使節関連資料です。

とりわけ、日本史の教科書にも載っている有名な常長の肖像画を見たかったのです!

 <国宝・ユネスコ記憶遺産登録資料>

敬虔なキリシタンとしての常長の姿。17世紀にローマで制作されたとみられ、日本人を描いた油絵としては最古のものだそうです。使節団帰国後も支倉家に保管されていたのですが、支倉家は嫡男常頼の代にいったん断絶となったため(キリシタンの家臣がいたという理由で常頼は処刑)、この絵は仙台藩に没収されていました。

安らかな目をしています。南蛮との通商交渉を上手く運ぶため、状況的に仕方なく洗礼を受けざるをえず、そのことで深く苦悩したが、最終的には真の信仰を見出した、という、遠藤周作の小説における解釈(「侍」)に、あらためて頷けるものがありましたよ・・・。

もっと語りたいのですが、字数制限のため、ここで旅行記終わりといたします。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


仙台・石巻一人旅~♪(前編)

2017-11-15 12:16:46 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

先週の土曜日(11/11)です。

そう・・・・

青ちゃんが、「おいでよ!新しい弟たちとゆっくり遊んでよ!」って呼んでくれたのです。

1人で、新幹線「こまち」に乗って、びゅーーーんと行っちゃいました。

天気は上々。上野から、1時間半弱で仙台駅へ到着。あっという間です。

(東海道・山陽以外の新幹線は初めて。可愛い列車ですね。)

仙台駅から、さらに東北本線に乗り換えて、東仙台駅まで行きます。そこで、とむとむさん、えんちゃんと待ち合わせ。

えんちゃんの愛車「紅子」に乗せていただき、3人で、みゆき家へGO!!!

まずは・・・青ちゃんお参り。(祭壇の写真撮らなくてごめんね。)

3年前に、1歳になったばかりの光くんをつれて伺ったとき、青ちゃんは、今の光くんと同じ、元気いっぱいの4歳でしたね。もういちど、抱っこしたかったな。

さっそく、やんちゃ弟くんたちとごたいめ~~~ん!

緑ちゃん、2か月ぶりだね。つぶらな瞳がますます美しくなって。。

「ぼくね、ギプス、やっと明後日はずしてもらえるんだよ。」って、言ってましたよ。わーよかったねーーーー。今頃は、軽くなったお腕で、ぴょんすか、かな!

(でも、ギプス姿も可愛くて、なんだかお名残惜しいような気もしちゃいました・・・)

そして、、、ついに、虹ちゃんと、おめもじ~~!!

Bお兄ちゃんのお膝で。。。2人とも、とってもいいお顔。

むっちゃ弾けてるよ~~~~!!

 

 とむとむさん~~好きっ!

おかーーちゃーーん!今日は、いろんなお膝があって賑やかだね~~!

虹ちゃん、最初、私が近づこうとすると、ぴょーーーんと遠のき、警戒されているのかな??と思ったんですが・・・・私のことを念入りに観察している模様でした。

「こうくんのおばちゃんだよーーーーこうちゃん、仲良くしようね~~」と必死こいてお願いしたところ、まもなく、わたしの膝にもやってきてくれまして、あとは、とむとむさんやえんちゃんと同じように、ちゅーーしまくり、まったり、もみくちゃ。嬉しかったなーーー!(その写真は、「しっぽのかぁちゃん」で。)

惇兄ちゃん、玄兄ちゃんも、「光くんのままが、また来てくれたよ!」って、温かい歓迎どうもありがとうね!今回は光くん一緒じゃなくてごめんね。

玄ちゃん、私のお膝にも、何度も来てくれて、全身で熱くおもてなししてくれましたよ。

美味しい手料理をご馳走になりました。

Bさまは、お部屋でお仕事へ。そのあと4人での親密女子会盛り上がりました!気心の知れすぎた?!仲間どうし、話は尽きません。

あっというまに、3時半過ぎになり、おいとますることに。とむとむさんとえんちゃんは、山形旅行へ。

私は、みゆきさんに送っていただいて仙台駅へ戻り、近くのホテルにチェックイン(リッチモンドホテルプレミア仙台駅前)したあと、今夜のビッグなお楽しみに向かいました。

仙台在住の旧友、Sさんとのディナーです。彼女とは、イギリスへの語学留学時代に知り合って、帰国して、東京で一度会う機会はあったものの、それ以来郵便とメールのみで、再会はなんと30数年ぶりで、懐かしさに心震えました。みゆきさんお勧めの、「菜時季大原」というステキな割烹料理店にゆっくりと個室を取り、3時間半もこころゆくまで語り合いました。

(ちなみに、Sさんもワンコが大好きで、豆柴のAnneちゃんがご家族のアイドルです。)

「愛姫御膳」。まことに良いお味で、お腹減ってないといいながら、完食。なお、「愛姫」は「めごひめ」と読むのですが、伊達政宗の正室の名ですね。

みゆきさん、とむとむさん、えんちゃん、そして、Sさん。この日お会いした大切な友人たち。

お互い、いろいろありますが、これからも励ましあって良い年輪を重ねたいものです。

実は、晴天とはいえ、強風で、電車の運行が乱れた日でした。私は仙台駅から東北本線への乗換えを、予定よりひとつ早い電車にして東仙台駅にスムーズに着き、ゆっくりととむとむさんたちを待ったわけですが、東北本線は、私が乗ったその便の直後から運転見合わせとなり、午後までずっと動いていなかった模様です。それで、帰りは、みゆきさんにわざわざ仙台駅まで送っていただくことになったのです。おかげで、思いがけなく、みゆきさん・玄ちゃんと、楽しいドライブデートとなりました。青ちゃんが、守ってくれたんですね・・・ありがとうね。

<おまけ>

にこちゃんへのぷれぜんと~~♪ ニット生地でつくりました。赤頭巾ちゃん可愛いでしょ。さっそく着てくれているそうですよ。

長くなりますので、ここまでで前編といたします。引き続き、後編の記事も読んでやってくださいね

 

 

 


ホームドクターは、近く?

2017-11-07 19:09:27 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

突然ですが、皆さんのお子のかかりつけの動物病院は、おうちからどのくらいのところにありますか?

近いですか? 遠くて緊急のとき困るという方いますか?

なぜいきなりそういう質問をするかというとですね・・・。

我が家は、オリンピックの年の春には長崎にUターン予定ですが、住まい探しをするにあたって、「動物病院が近いところ」という条件を必須にすると、なかなか難しいということがわかってきて、いろいろ悩んでしまうのです。

現在のかかりつけ病院は、車で15分もかからないところです。道も混まずスムーズに行けるので、私の運転でもスイスイです。恵兄ちゃんの時代からかかっていて、恵くんの症状が重くなってからは2、3日おきに通っていたし、緊急搬送も何度かありましたので、さっと行ける感じが本当に助かりました。

佐世保には、一応18件ほど動物病院があり、私たちが住みたいと思っている南部地域にも3つほどあります。私の実家は、南部地域のなかでも生活の便のよいところにありますから、その界隈に住めれば、母の近くにいられるし、光くんのホームドクターさんも近くに持てるので、安心だろうと思います。

ところが・・・佐世保市内は、もともと土地が少ないうえに価格も高いため、佐世保南部に限定してしまうと、あまりなさそうなのです。。。北道路とか西道路とか、急な雛壇とか、線路そばとか、立地条件の好ましくないところは、やはり嫌ですしね。それで、物件を探す範囲を、隣接する郡部にも広げる必要がありそうなのです。その郡部というのは、超田舎なので土地は安いし、買い物などの便もよく、人間の医療施設なども整っていて、それなりに住みやすいところなのですけれど、ただ、実家からはどんどん遠くなりますし、しかも、その地区には動物病院は皆無で、佐世保まで行かなくてはなりません。

今は、光くんも元気で、病院は時々行けばいいですが、Uターンするころは彼もシニアになり、何かと不調になるころですからね・・・。病院が30分以上かかり、道が混めばもっとかかる、なんてのでは、住むところとしてはどうなのかと・・・。1時間以内だったら、許容範囲なのかなあ??

私は、距離のことばかり書いていますが、仮に佐世保南部に3つもあるから安心と思って、行ってみたところ、意外と良くなくて、結局中央部とか遠くまでよい先生を求めて通わなくてはならなくなる・・なんていう可能性だってあるかもしれないなぁ。今から思い悩んでいたって、なるようにしかならないかなぁ。。。

ただ、光くんのためを思うと、最初から、動物病院がひとつもない地区に住むというのは、どうなのかなと、親の責任として考えてしまいます。

皆さんだったら、どうしますか?そりゃやっぱり近くにある地区がいいよとか、、、1時間以内だったら、運転がんばりなよ!!とか、なにか、コメントいただけると有難いです。

まあ、物件探しは始まったばかりですから、動物病院も、実家も、人間の生活施設もすべて近く、という条件を譲らず、諦めずに辛抱強く待てば、2020年の年明けくらいまでには、佐世保南部に掘り出し物??が出るかもしれないのですが、オリンピックまであと何日とか鳴り物入りでカウントダウンをやってるので、気ばかり焦ってしまいまして、今度の年末年始の帰省時にも、いくつか物件を見て、地元の工務店に相談するつもりでいます。

写真は、記事とは全然関係ないのですが、先週つくばの洞峰公園にて。銀杏並木、紅葉にはまだ早かったね。

茨城も今週末くらいからは冬の気配かな・・・そろそろコタツ開き。