波佐見の狆

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大河ドラマのセット・小道具を見学!

2014-05-28 16:08:46 | 平清盛ほか歴史関連

現在放送中の大河ドラマ『軍師官兵衛』。皆さんご覧になっていますか~?

いよいよ手に汗握る展開になってきましたね・・・・

黒田官兵衛は、織田信長に謀反を起こした荒木村重の説得に失敗し、有岡城地下の陰惨な土牢に、1年にわたって幽閉されます。

この土牢のセットが、今東京のNHKスタジオパークに於いて展示されていまして、私も先週の土曜日(24日)に見学してきました!

軍師官兵衛ドラマセットの世界

混雑しているかなと思っていたのですが・・・まったく空いていまして、スタッフさんがいろいろ説明してくれました。

これが、土牢です!縦方向から中を見られるだけでなく、このように自由に中に入って、撮影したり触れたりすることができます。

まさにここで、岡田準一さんが迫真の演技をしたのだなあーーと、感激し恐れ多くなりながら、遠慮なく写してもらいました。

幽閉時代の着物は3着あるそうで、これが一番汚くなったときのもの。

木の格子の側からも写してもらいました。ちょっとブレブレですが、雰囲気は伝わるでしょうか・・・

光くん、助けてぇ~~~~

ところで、この格子、十字になっていますね。。。

それから、官兵衛を励まし続けるように美しく咲く藤の花が見える小さな明かり窓がありますが・・・

この枠も十字になっているのがよくわかりますね~。

これは、辛い幽閉時代を経て、官兵衛がキリシタンになることを示唆する伏線の意味があるのだそうです

25日の放送では、この窓がキーポイントみたいにいっぱい出てきましたから、前日にこの説明を聞いてきてよかったな~~!とほくそ笑みながら見ちゃいましたね。

窓の外から見るとこうなっています。

この土牢のデザインについて、軍師官兵衛の美術チーフデザイナーさんの詳しい解説があります(こちら)。< 注へ>

高さ×奥行×幅が、1.35 × 1 × 1.35mとのことですが、その中に岩がごつごつと張り出しているため、岡田さんが足をのばして寝ることすらできない狭さになっています。

こんな、劣悪、凄惨な地獄の環境に1年も閉じ込められるなんて、肉体的・生理的・精神的拷問ですよね・・・・(史実は、もしかしたらもっともっと恐ろしいものだったかもしれませんよ・・・・)

村重の妻だしや、心優しい牢番の支えがあったとはいえ、ここから復活するなんて、官兵衛の精神・肉体両面の強靭さはいかばかりだったろうと、驚かされます。

ただ一言、村重に味方する(織田を裏切る)と言いさえすれば、この地獄から解放されたでしょうに、「どんなに裏切られても絶対に裏切らない」という高潔な信念が彼を支えたのでしょうか!

こちらは、合戦場の本陣。

あと、姫路城の広間などありまして、展示物の数としては予想より少なかったですが、土牢だけでも見応え十分ですっかりテンションが上がりました~。

この「スタジオパーク」という建物には、他にも沢山見学できるところがありまして・・・歴代の大河ドラマと朝ドラの小道具や衣装なども展示されています。

朝ドラ「花子とアン」の特別展。

タイトルバックでアンがかぶっていて花子に渡る可愛い麦わら帽子ですね!こんなの欲しい~~

そしてそして・・・・・官兵衛展以上に私が興奮したのは・・・・

ドラマライブラリーというフロアにある、『平清盛』の小道具3点!

(ドラマライブラリーは、歴代の大河ドラマと朝ドラの小道具、衣装、資料などを展示するコーナーです。)

1.【清盛のサイコロ】

『平清盛』の全話を通して、最も重要な小道具のひとつであった、清盛のサイコロです!

2.【鹿の角で作った髪飾り】

魔除けでもある鹿の角は、清盛の生母舞子と忠盛との絆を表す小道具でした。

舞子を大切に想い始めた忠盛が、舞子に鹿の角をプレゼントし、彼女が嬉しそうに髪に飾るシーン(『平清盛』1回DVDより)。

この直後に舞子は捕われ、白河院の手にかかって、忠盛と赤子清盛の目前で殺されます。

.【清盛の指輪(こちらも鹿の角でつくったもの)】

清盛の指輪とは、皆さん気付いておられたでしょうか。

「平清盛を引き続き楽しむ集い」掲示板でも話題になっていまして、sswさんが「小道具インデックス」でこのように紹介してくださいました。

清盛の右手親指にはめられていたもの。弓の矢を引くための取っ掛かりで松ケンの発案だそうです。鳥羽院とのエア弓の時、「神輿を射たは、わざとか?手違いか?」と問われた時、清盛は手のひらのサイコロを握り締める。キリキリと。緊張感の中、この白い指輪が目立ってました。そして「嵐の中の一門」いわゆる血曼荼羅の回では、大日如来に筆を入れる直前、逆光の中で右手からそっと指輪を抜き取り盛国に渡す。こんな細かい演出も。また後白河と対峙する場面でも見られました。」

弓をひっかけるための指輪・・・松ケンさん自身のアイディアで、清盛は最初の頃、この指輪を常につけていました。つまり、あの宋剣と並んで、清盛の武士としての自覚と誇りの象徴だったのです。ですから、「平氏」が「平家」(公卿)になり、武門としての心を忘れていくと、清盛はこの指輪を外してしまいます。

このように、本当にちっちゃいながらも、見過ごしてはならない大切な小道具でした。

サイコロを握りしめる清盛の右手(DVD13回)。

神輿めがけてわざと矢を射たのか、単なる手違いか、という鳥羽院の問いに、どう答えるかでその後の平氏の運命が決まる、といってもいいほどの重要な瞬間でした。

賭けに出た清盛は、「わざとにござります!」とはっきりと答えます。

この返答を待っていましたとばかりに、鳥羽院は、「朕を射てみよ!」と清盛に挑むのです。三上博史さんのシュールな鳥羽院も素晴らしかったですね!

なお、こちらは宋剣のデッサンだそうです。絵ではなくて、実物見せてくれよ・・・と思いましたけどね。

あああ~~~~この記事を書くためにまた『平清盛』のDVDを見返していたのですが、放送から2年が経過してなお、心捉えて離さないドラマです!

官兵衛も面白いし、八重もよかったけど・・・、やっぱり私にとって『平清盛』は別格なのです。

ほかにも、『義経』で、松平健さん演じる弁慶が履いていた下駄だとか、こまごまとありましたが、『平清盛』の3点を見られただけでも、来た甲斐があったと大満足。

ちなみに、、ランチは、館内のスタジオカフェに行ってみました。

官兵衛にちなんだ「軍師官兵衛御膳」、花アンにちなんだ「甲州ほうとう」、そして「ごちそうさん」にちなんだ「昔ながらの洋食セット」、という、ドラマがらみのミーハーなメニューがあって、もちろん

官兵衛御膳にしました! 

官兵衛が築城して初代藩主となった中津城にちなんで、大分の食材でつくった膳だそうですが、鯛のゴマたれあえをご飯のにのっけて、だしをかけるお茶漬け、ふわふわのてんぷらなど、大変美味しく頂きました。

この官兵衛ドラマセットの世界は、6月22日まで。花アン特別展は、6月8日まで。ドラマライブラリーは常時展示。月曜は休館です。

アクセスも良いです。渋谷のマークシティ前の2番バス乗り場から、NHKスタジオパーク行き直行バスが出ていて、このバスがNHKの敷地内まで入っていきスタジオパークの建物のすぐそばで止まります(10分ほどです。スイカで206円)。

なお、スタジオパークに入るのに入場料が要るので最初びっくりしたのですが・・わずか200円。展示物の見応えを考えれば安いものだと思いました。

大河ドラマや朝ドラのセットや小道具って、どうなんでしょう・・・使い回しできるものは使ってはいるでしょうが、大半が、1回限りで終わったらさっさと破棄しているのでは?

もったいない話です。入館料がもっと高くてもいいので、展示物の数をもっと増やしてほしいものだと思いました。 

さて、『軍師官兵衛』、次回は早くも?!有岡城落城で、官兵衛救出です。逃亡する村重に見捨てられ、処刑される運命にあるだしのことも大変気がかり・・・今後の展開が楽しみですね。

 注>

土牢の解説は、3ページあります!

「有岡城 土牢①」と「有岡城・土牢②」、さらに、②を一番下までスクロールすると「写真で見る、有岡城・土牢ができるまで」をクリックして開けるようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 


お留守番、100点でしたぁ

2014-05-20 16:13:05 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

 

おじぃちゃんの急病で、ままは長崎に行っちゃった。

日曜日の夜遅くにならないと、帰ってこないと言ってた・・・・

そして、日曜日は、ぱぱも朝からゴルフだっていうの!

8時頃、ぱぱはお散歩に連れていってくれた後、

「光、留守番頼むな!」って言って出てった・・・

ケージに入らなくていいんだぁ。

お外は暑そうだけど、お部屋は涼しい・・エアコン入ってるね。

ねんね、ねんね、、ずっとねんね。。。

お水。

またねんね・・・ぱぱ、いつ帰ってくるのかなぁ・・・

夢を見た。

栗恵兄ちゃんたちが、にこにこして

「光、えらいな。いきなりまる1日お留守番なんだね。きっと上手にできるよ!」って

励ましてくれた。

うん、ありがとう、お兄ちゃんたち、ぼく、大丈夫。がんばるよ。

ねんね、ねんね、うろうろ・・・ちょっとカミカミ。お水。

ご飯食べたくない・・・・

ふ~~~たいくつ~~

おしっこ。

でも、 シーツバリバリなんて・・・・ぜぇったいしないもん・・・!

(だって、ぱぱもままもいないのにバリバリしても、盛り上がらないからつまんない

ふ~~~ふぅ~~~~

・・・・・・・

ガチャ!

ぱぱあああ!!!!

6時17分に、ぱぱがままに送信したメールです:

「何も問題なし。オシッコちゃんとしてた。

留守番100点。顔面飛びつき。ペロペロ。出迎え200点。散歩100点。安堵した。」

このとき、ままはまだ飛行機の中だった。

到着し、焦ってスマホに電源を入れ、これを読んだとき、どんな顔してたんだろうね?!

えへん、えへん、どや~~~~~~!!!!

でぇ。。。。これ、ままのお土産。すりこぎ棒! 噛みごたえ十分だよ!

どこで買ったの??って思うでしょ~~~

おばぁちゃんちは、佐世保市早岐(はいき)というところなんだけど、

そこでちょうど、400年前から続いている有名な市(「早岐茶市」)が開催されていて、

おばぁちゃんと買い物に行ったんだって。

ありがとーーーぼく、とっても気に入ったよ。

えっ???

ままがぱぱに何か相談してるよ・・・・

なになに?? ぼくに、もっとでっかいご褒美あるの?

来月はお誕生日だし、、、どこかにお泊りかも??!!!

きゃっほ~~~~~~~楽しみいぃ!!!

ちなみに・・・おじぃちゃんは、予想より早く回復し、もうすぐ特養に戻れるそうです。

よかったね!

みなさん、なにかとご心配、お気遣いありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ぱぱっ子度うなぎ上り?!

2014-05-15 11:02:28 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

・・・というのは、タツママさんの言葉ですが・・・確かに、私が明日からまたいないので、光くんとぱぱのまったり濃度は上がりっぱなしでしょうね。

実は、月曜日の朝、父が突然脳梗塞で倒れまして、ICUに入っていて母も参っているので、ちょっと行ってきます。

ピカピカの特養に入所してちょうど1年。認知症が最重度の段階まで進んでいるわりには、ずっと体は元気だったので安心していたのですが、突然来ますねぇ・・・

2週間後納期の仕事を受けたばかりだったのですが、、、うろたえて会社に電話して代わりの方を探してもらいました。一旦請けたものを放り出すのは、この仕事15年以上やっていて初めてだったのですが・・・仕事は代わりは誰でもいるけれど、両親にとっては私しかいないのだから、これでよかったんだよね、って自分に言い聞かせて。 (幸い、代わりはすぐ手配できたし、会社のスタッフの方も大変理解があるので、甘えてしまいました。)

ブログもいっぱい書きたいことがあり、皆さんに見ていただきたい写真もいっぱいあるのですが、またぼちぼち。。

とりいそぎ、以下、先週土曜日のプチおでかけの様子をちょっとばかり。

つくばに、もうひとつ、店内までわんこOKの可愛いお店をみつけました。

カフェ・バーディ」 

2年前にオープンだそうで、住宅街の中にひっそりと建っています。

バーディとはゴルフ用語のBirdieですが(看板犬のダックスくんの名前)、オーナーさんはもとゴルフ場のコックさんだったそうで、ぱぱが喜んでいました。

店内明るく可愛くて、トイレのドアノブもこんな感じ!

きれいなミニドッグランもあり、光くんは、いっしょになったチワワのきょうだいと、かけっこしたのですが・・・5か月のチワワちゃんのスピードについていけず・・すでにおぢさんです。

帰りに、「つくば牡丹園」に寄りました。

550種の牡丹や215種の芍薬が美しく植えられた民間植物園ですが、あまり作り込み過ぎない程度に自然のままの感じに手入れされ、歩いているだけでほっとするオープンな空間です。

わんこもOKです!地面は、アスファルトではなく土で、なだらかな坂道や池があるうえに、お城の名残(遺跡?)のような面白い石などもあって、地元の歴史のお勉強もできるんですよ。わんこも親も楽しめます!

つくば牡丹園は、初めて寄りましたが、我が家からは20分くらいのところなので、またちょくちょく行けるね、いいところを見つけたね~~と嬉しくなって帰ったのでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


光くん、初節句~~!

2014-05-05 11:49:40 | 狆 (栗之介・恵之介・光之介・十兵衛)

昨日遅く長崎から戻りまして、今日はこどもの日です。

まずはこちらをご覧ください!光之介のために、特別に作っていただいた初節句の幟のセットです。

左右は、図柄も文字も手描き。中央は、タペストリー生地に子供大将の絵柄がプリントされたものです(裏地にわんこがいっぱい)。

(この3点全体で、90cm × 135cm という大作です。)

手描きって、、、誰の?って思われましたか?

そりゃあーーもちろん、、、、この、龍麻呂くんの幟の作り手と同じ方です(こちらの記事)。

タツママさん、ほんとに絵がお上手で、素晴らしいセンスの持ち主ですよねーーーー!

でもそれはご自分のお子のためであって、光之介のためにわざわざオリジナルを作ってくださるなんて、予想だにしていませんでしたから、もうびっくり感激です!

当初、家紋と光之介の字体のことだけ、お尋ねメールがありました。

家紋ねえ、、ぱぱにしろ私にしろ、実家の家紋なんて覚えてませんし、せっかくなら、親好みのかっこいいのがいい!ということで、平家の代表的な家紋である揚羽紋をお願いしました

(お、恐れ多いですけどね・・・・)

形といい、色合いといい、気品がありますね・・・・

(ちなみに、生地が黄色なのは、光の元気なイメージであるとともに、黄色は魔除けの色だからだそうです。)

タピストリーの子供大将も、まさに平家の公達の雰囲気ですし、よくマッチしています。

あと、左の幟について、タツママさんご自身の説明文を拝借しながら、細部をもう少しお見せしましょう。

一番上は・・

五島のばらもん凧の 虹の両側のハナマルの中から お兄ちゃんたちが 見守ってくれてます

僕たちと同じように 可愛がってもらえよな 健やかに大きくなってね ってね

届いて、箱を開けて、まずこの「栗」「恵」と描きいれてくださっているのが目に入り、タツママさんのお心づかいに思わず涙ぐんでしまった私でした。。

(なお、ばらもん凧というのは、長崎県五島列島の伝統工芸で、初節句などの縁起物。鬼が真正面から兜をくわえこんだ姿を表し、敵に後姿を見せぬ勇者を意味するそうです

五島民芸」さんのサイトに詳しい説明があります。)

その下は、富士山と宝舟です。

宝船は こうちゃんかもね お家に 新しい生活を 運び込んだでしょう

まま 筋トレと乗馬 がんばってね」 → えへへ・・乗馬ね・・一応続けてはいるんだけどぉ・・・・

そして一番下には、厳島神社の大鳥居と金太郎さん。

宮島の大鳥居は ひすい色の海に浮かんでいます

こちらにも 平家にちなんだものを 描きたかったので 

そして 悪縁を断つ大マサカリを手にした 金太郎です

この金太郎さんのほっこり可愛いお顔・・・この絵の描き手のお人柄そのものです。

ところで、、、突き出て開いたお手々には、最強の運を掴み取る手相と言われる「マスカケ線」が入っています!!

 

先日の展覧会で、にわか初出場ながら1席のおリボンをいただけたのも、この金太郎さんのおかげですね!

お母ちゃんから頂いたおべべとあぶかけを着せて、マットの上で写してあげましたが、、、おべべもあぶかけも見えなくてすみません・・(毛が伸びてきたので、とりわけあぶかけは見えません)

千代紙でかぶとを作ってあげましたが・・・・なかなか、しんみょうにかぶってはくれず・・・

(「ままが紙のかぶとを見せたら・・・飛びついて 噛みたくって 踏んづけて 振り回して 破くもんです。決して おとなしく なすがままに かぶせられては いけません」 ← お空のたっちゃん~~ご指南ありがとっ。)

 

 あとから別の部屋でしつこくかぶせる母・・・。

幟にしろ、 この息子にしろ、被写体そのもののクオリティに対して、カメラマンの腕がお粗末で、申し訳なかったですが・・・

おかげさまで、素晴らしい初節句となりました。

これで、光くんは、心身ともに健やかな成長、間違いなし!

タツママさん、そして、たっちゃん、本当にありがとうございました~~~~!!!>光

 (出何処は違えど、こちらにも併せて感謝です)