昨年11月から書きかけになっていた記事です・・・・年越ししてしまって、今更・・という話題ではありますが、尻切れトンボでは気持ちが悪いので、ちょっとだけ書かせてください。
3日目に、山中湖に移動してすぐ、ナナちゃん&ママさんと楽しいランチタイムを過ごすころまでは天気に恵まれていたのですが、お2人と別れて湖畔を散策していると、天気が少しずつ下り坂になっていき、結局山中湖での2日間は雨、雨、雨・・・
それで、前半2日間ほどは、詳しくレポートするほどの内容もありませんが、訪れたのは以下のところです。
忍野八海
http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/8lakes/main.html
クリスマスの森 (サンタクロースミュージアム)
http://www.cnm.co.jp/
天使の森 (エンジェルミュージアム)
http://www.mapple.net/spots/G01900208501.htm
ティディベアワールドミュージアム
http://www.teddyworld.info/
文学の森 (三島由紀夫記念館、徳富蘇峰記念館)
http://yamanakako.info/php/sisetsu.php?id=161
http://yamanakako.info/php/sisetsu.php?id=160
富士湧水の里 水族館
http://www.vill.oshino.yamanashi.jp/sakana/
山中湖写真ギャラリー
http://www4.ocn.ne.jp/~photo-ga/index.htm
この中でも、一番印象に残ったのは「忍野八海」です。「八海」と書いてありますが、つまり8つの池(泉)が群を成す地区で、上記リンク先にもある通り、富士山の雪解け水が、地下の不透水槽という溶岩の間で、約80年の歳月をかけてろ過され、透明度が高くなっているとのこと。
ちょっと離れた駐車場から歩いて入り、最初の出口池から回っていきましたが、最初のうちは、そんなにきれいだとも思わなかったのです。おみやげ物屋さんがいっぱい出ていて、呼び込みのおねーさんたちが結構賑やか。
炭火で草もちを焼いていたので、1個だけ買ってみましたが、なかなかおいしかったです。
ふうーん。。と思いながら中程の丸い池に来ました。「湧池」です。覗いてみて、思わず、感動。。。深さ10mと、8つの中では最も深く透明度が高いとのことで、どこまでも青く澄み切って底までよく見えます。
写真はこれしか撮れませんでしたが、実際はもっときれいです。

伝説によると・・・
昔、富士山が噴火したとき、人々は焼けつくような熱のため大変苦しみ、水を求めて叫ぶ声が天地の間に広がった。この時、天から、「私を信じなさい。そして、永久に私を敬うならば、私がみんなに水を与えよう。」との美しい声が響いた。この声の主は「木花開耶姫命」で、その後まもなく熔岩の間から水が湧き出して池になった。
ほかの池にもそれぞれに伝説があるそうですが、美しい娘がカエルに引きずり込まれて帰らなくなったとかなんとか、結構悲しく怖いのもありますね。ともかく、自然の深い神秘に触れる観光地でした。
山中湖でのお宿は、カーロフォレスタ。HPにもある通り、森の中に溶け込むようにひっそりと立ち、建物(内装)も木の温もり大切にするというコンセプトで、館内全体に空気が澄んでおり、とても気持ちのよいプチホテルでした。若いスタッフの皆さんが、しんからわんこが好きという感じで、恵にもいつも笑顔で話しかけてくれました。設備とスタッフの対応は申し分ないのですが、ただ、ここのお料理は、いまいちかなと。イタリアンの割には薄味なのはいいのですが、ただ味付けがもの浅いというか。。朝食は和食なのですが、これがまた、うーーん・・・スクランブルエッグとか、全く味がないよぉ・・
ここのお料理には特別期待していただけに、ちょっと満たされないものを感じてしまいました。

(レストラン自体はいい雰囲気。BGMも、Cantoresの 'Strawberries & Cream’にあったガーシュインの曲なんかが流れていて、嬉しくなったのです。。
ワインもおいしかったんだけどなぁ・・・)
河口湖の「湖のホテル」は、設備とスタッフの対応の点では、ごくスタンダードレベルだったかもしれませんが、ここのお料理は素晴らしいもので、素材の活かし方、味付けにきわめて洗練されたものを感じました(特別の期待はもっていなかったので余計驚いたというべきか・・・)。
旅の宿に何を求めるかというのは、まったくもって人それぞれですし、ましてや、料理の評価は好みの問題ですから、決して、今回の2つのお宿を比較して優劣をつけようというのではありません。ただ、総合的に考えて、どちらがもう一度行きたいかと言われれば、やはり湖のホテルかなと思いますね。
我が家は、皆さんほどの旅行通ではありませんから、そういう限られた体験の中から、ここはどうだったああだったと好き勝手に書くのも気が引けるのですが・・・ひどく期待していた点が思った通りでないと、やはりマイナスのイメージが残ってしまいます。
料理とはまた別の話なのですが、今までお世話になった宿の中で、ホテル業という仕事の模範ともいえるほどきわめてプロフェッショナルな対応を感じたのが、宮城県遠刈田(とおがった)温泉の「さんさ亭」のスタッフの方でした。
栗之介を連れてGWに一度だけ泊まったのですが、チェックアウト時のことです。栗のために持ち歩いていた大きなアイスボックスに目を留めたフロントの男性スタッフの1人が、「氷、解けてしまっているんじゃありませんか?新しいのをご用意させますからしばらくお待ちください。」たったこれだけのことですが、私はびっくりしてしまいました。だって、もう帰ろうとしている客ですよ。ただでさえ、これから入館しようという客の応対のほうで忙しいわけですから、さっさと会計済ませて出ていってほしいはずです。アイスボックスの中身がどうなっていようと、知ったことじゃないでしょう。なのに、これから先もよい旅が続くようにと気を配ってくれるなんて、なかなかできることではありません。名前を覚えておいて、帰ってからさっそく、「さりげない気配りに、ホテルマンとしてのハイレベルなお仕事ぶりを感じました」とお礼メールをしたら、嬉しそうな返事が来ました。
こちらは、わんこ料金も無料で(ちなみに、湖のホテルも無料)、気兼ねなく、広いお部屋でゆっくりできます。また行きたいと思っているのですが、なかなか予約がとれないんですよ。
富士五湖から話からすっかりそれてしまいましたが、以上、雑感ということで、リフレッシュ休暇の旅のまとめといたします。富士五湖はまたぜひ近いうちに訪れたいなとぱぱと話しています!
