<「その1」の続きです>
さて、この「立木観音」というお寺は、中禅寺湖のフェリー乗り場から道を挟んですぐ向かい側にあるんですが、境内の一番高い建物(五大堂「ごだいどう」)まで登ると、とても見晴らしがよく、中禅寺湖と男体山が一望できるんだよ。HPにも五大堂から望む中禅寺湖の大パノラマ」という写真がありますねー。日光東照宮とかと違って、こここでは、わんこもお堂の内部まで連れて入れるしね、意外な穴場かもしれません!
ちょっと不思議な写真になっちゃいましたね・・・まさに、ぼくとままは一心同体!?(ちょっと意味違うかな・・
)

ところで、このあたり一帯は、「歌が浜」という地区なんだ。じつはね、戦場ヶ原での戦いに勝利した男体山の神様が、勝利を祝ったところなんだって~!
立木観音で意外とゆっくりしてしまったので、もう2時近くになっちゃいました。ランチにしないと、ままもぱぱもホテルの夕食までにお腹すかないよーー
ままは、ランチするお店を二箇所考えていた・・・ひとつは「カフェ・アドニス」食事は軽食程度みたいだけど、中禅寺湖に面した広いテラスがあるというので、これが第一希望、もう1つは、「シェ・ホシノ」というフレンチレストラン。結局アドニスのほうがなかなかみつけられず、ホシノの方がすぐわかったので、こちらに入りました。
わんこ連れですが、といってテラス席に案内してもらいましたが、、、、ここの「テラス席」は率直に言ってちょっとしょぼかった。正面玄関の脇の軒下って感じのところに、普通の家の庭においてあるような黒い椅子と小さなテーブルが、1セットだけ・・・。
えっ?ここで食べる?ってぱぱがびびっていましたが、腹ペコだし、しょうがないよね~目の前は車道で、車と人通りを眺めながらのランチでした。でも、「料理はおいしい」と、ままは言ってたし、車と人の往来もほどほどで、まっ、いいかー
「湯ノ湖」へ向かいます。中禅寺湖と比べるとこぢんまりした小さい湖なので、手こぎボートを借りてのーんびりしました。

ままが着ている赤いジャケットは、救命胴衣だよ。福島の五色沼など、手こぎボートに乗れるところにいくつか行ったけど、救命胴衣を貸してくれるところは、初めてだったね。でもわんこ用はなかったよ。
水はやや濁った深緑(カーキ色?)で、中禅寺湖ほど美しい紺碧ではなかったけど、優しく抱かれるような、落着く雰囲気は、中禅寺湖と同じです。とりわけ、こちらは鳥たちのさえずりが心地よく、時間を忘れてしまいそうな平穏がありました。ままもぱぱも、年末からいろいろ続いて疲れた心がすごく癒されたね・・・
湯ノ湖を過ぎてちょっと上ると日光湯元温泉。硫黄の香りがぷーんとしてきます。湯元温泉はね、1200年も昔(奈良時代)に発見され、日本で最初の国民保養温泉地のひとつに指定された、歴史ある温泉郷なんだよ。ぼくたちは、5時ちょっと前に、おまちかねのホテルにチェックインしました。「実はGWに当日キャンセルしてご迷惑をおかけした者です」というと、ちゃんと覚えていて、お姉さんが「もう大丈夫ですか?よくなってよかったですねー」とか言いながらお部屋まで案内してくれた。

結構大きいホテルで、わんこ同伴部屋はね、3階の端っこに位置しているので、フロントからはちょっと遠いの。位置関係に弱いままは、たちまち「なんか迷路みたいだ」と不安になっていた。案の定、ぼくをおしっこに連れて行ったあと、お部屋までの帰り道がわからなくなって、随分うろうろしてしまい、またもやどっと疲れていた。。
夕食は、部屋出しじゃないので、ぼくはひとりでお部屋にいなくちゃいけないね。さびしいけど、大丈夫だよ。ぼく、おりこうさんにしてねんねして待ってられるよ。行ってらっしゃーい。
(チェックイン時に既にお部屋にお布団が敷いてあるので、部屋に仲居さんとか誰も入ってきません。これはいいねー)
日光ゆばのお料理。

このホテルオリジナルの「オイルフォンデュ」っていうやつだって。要するに、テーブル上で串カツして食べるんだね。お肉類には少し小麦粉をつけてあるけど、お野菜は素揚げだから、あっさりしているんだね・・・でも、ままは、「やっぱ、衣がついた普通の天ぷらのほうがいいかな・・」と思ったんだって。

夕飯終わって一息ついたら、お風呂行ってらっしゃーい。 「源泉湧出の純度100%の本物の温泉」!!ぱぱもままも、これを一番楽しみにしていたんだもんね。
「いいお湯だったーー肌すべすべになるなー」「極楽極楽ーーもうちょっと広かったらもっとよかったけどな~」とか言いながら戻ってきたよ。
上げ膳据え膳の楽狆な夜は更けて・・・ままはいつものごとく熟睡モードに違いない。。。ぼくも、8時半に最後のおしっこをしたら爆睡。お咳も殆ど出なくて、気づいたらもう朝でした。
ところが、ままの表情がいまひとつ冴えない・・・「どうかした?」「あんまり寝れなかった。布団が薄くて体が痛くて・・」 えっ・・・・
うーーん・・そういえば、ネットの口コミにもそういうコメントをしてる人がいて、押入れからもう1枚布団を出して重ねて寝たとか書いていたっけね。ままはそこまで思いつかなかったから、一晩中なんども寝返り打っていたらしい・・・

ここは、全体的に見れば、わんこ宿としてはなかなか良いと思います。なんたって、安いもの。。土曜日でも13800円(わんこ料金2100円)、平日なら1万円以下なんだ。本物温泉で、これだけで泊まれるところはなかなかないんじゃないでしょうか。建物・設備はかなり古くなってきている感じだけど清潔だし。スタッフの接客態度も、きちんと教育が行き届いている感じだしね。
でもね、、、ままを安眠させなかった超せんべい布団は、大幅減点ですっ・・!
ちなみに、平日料金を狙って、修学旅行の団体さんが利用するので(きちママさんが学生時代に利用されたことがあるんでしたね!)、そういうときは、お風呂や食事処に貸切の時間帯が設定されるらしい。予約するときは、団体さんが入っていないかどうか確認したほうがいいと思います。
ホテルの前の道の向こう側には、自然いっぱいの散歩コースが広がっていて、少し足を伸ばせば、湯之湖の湖畔に出られるようになっています。

遠くに白根山が見えるよ。
朝のお散歩のときまでは曇りだったお空が、、、、チェックアウトする頃には、まさに予報どおりに泣き出し、だんだん本降りになってきました。
それでも、光徳牧場と、さかなと森の観察園に寄ったんだけど・・・11℃(体感温度はきっともっと低かったでしょう)という、冬並みの寒さにやられて、テンション下がりっぱなしで、ままは写真どころではなかったね・・この「さかなと森の観察園」は、なかなか見ごたえがあり、ちょっとした、イギリスと長崎と奥日光との接点を発見したりして、興味深かったんですけどね・・・そのお話は、ぜひまた近いうちに、もう一度天気のよいときに来て、旅行記第二弾を書きたいと思います!
ぱぱ、いつもながら運転ご苦労さんでした~~
ここまでぼくのおしゃべりにお付き合いいただき、みなさん、ありがとうございました!
